ラテマキアートとは ラテアートの描き方

ラテマキアートとは ラテアートの描き方

ラテマキアートとは

豊かな香りのコーヒー、微細な泡が細工されたクリーミーなミルク、そしてその二つが組み合わさることで生まれる、一杯の芸術作品。それがラテアートです。誰もが一度はその美しい装飾に目を奪われたことがあるでしょう。しかし、ラテアートはただ見た目が美しいだけでなく、その製作過程にも贅沢な時間と技術がかけられています。今回は、その魅力に焦点を当ててラテアートの世界を深く探っていきます。

ラテマキアートとは?

ラテマキアートとは、エスプレッソに温めたミルクと泡立てたミルクを注ぎ、その表面に絵や模様を描く技法のことを指します。このデザインは、スプーンでミルクの泡を扱うか、特別なツールを用いて制作されます。コーヒーのプロフェッショナルであるバリスタの中には、自らのこの技術力を競い合うぐらい熱心に挑む者もいます。

ラテマキアートは、カフェやレストランの提供するドリンクの質や店主の意気込みを伝える手段ともなります。美麗なラテマキアートが施された一杯のコーヒーを前にすると、その店の雰囲気やこだわりが伝わり、特別感を感じることがよくあります。

器具を用いずに直接注ぎながら模様を作り出すフリーポアと、器具を使って泡にデザインを描くエッチング、この二つが主なラテマキアートの方法です。それぞれが個々に独自の美しさと技術力を必要とし、バリスタの技量や表現力を引き立てます。

ミルクフォームに描かれた小花や幾何学模様、さらには動物やキャラクターまで、ラテマキアートの創造性は無限です。これらは単なるコーヒーを豊かな芸術体験へと昇華し、日々の生活に小さな喜びをもたらします。そのため、ラテマキアートは世界中のカフェで人気であり、多くのコンテストやイベントでも評価されています。

そもそもマキアートとは?

「マキアート」とは何かというと、エスプレッソとミルクの絶妙なコンビネーションから生まれたコーヒーベースの一杯のことをさします。この名前は、イタリア語の「macchiato」から派生しており、日本語で「斑点」あるいは「シミ」を意味します。
そこには、その特有の見た目から名付けられた要素があります。一杯のエスプレッソの上に注がれた少量のミルクが、まるでコーヒー色の斑点やシミのように現れるからです。なお、イタリア本場のスタイルでは、エスプレッソ3に対してミルクが1の割合で調合されます。
このミルクはただのミルクではありません。蒸気で丁寧に泡立てられたフォームドミルクが使用されるのが特長です。エスプレッソの濃厚なフレーバーに対し、ミルクはその強さをやわらげ、深みを加える役割を果たします。
全体として見ると、エスプレッソとミルクのコントラストがマーブル模様のようになることから、マキアートは見た目だけでなく、風味もアート的な要素を備えています。毎回飲むたびに、その緻密なレイヤーからは異なるフレーバーが味わえるでしょう。
マキアート作りは、バリスタの技術を問われる一面もあります。この美味しく、美しいマキアートは、豊かなカフェ文化の一部であり、コーヒーがいかに芸術作品として昇華できるかを示す象徴なのです。

「マキアート」と「ラテマキアート」の違い

マキアートとラテマキアートは、どちらもエスプレッソとミルクを使用したコーヒー飲料ですが、その特徴と作り方に違いがあります。


マキアート:

イタリア語で「染み」や「斑点」を意味します。

1ショット(30ml)のエスプレッソにスプーン1杯ほどのフォームミルクを加えます。

エスプレッソの濃厚な風味を保ちつつ、わずかにマイルドにした飲み物です。

通常、デミタスカップで提供されます。

エスプレッソとフォームミルクの比率は約3:1です。


ラテマキアート:

「スポット付きのミルク」という意味を持ちます。

エスプレッソに大量のスチームミルクを加え、その上に少量のミルクフォームを飾ります。

ミルクの比率が高く、甘くマイルドな味わいが特徴です。

表面にラテアートを描くことが多く、視覚的な楽しみも提供します。

エスプレッソとミルクの比率は、マキアートよりもミルクが多くなります。


主な違いは、ミルクの量と提供方法にあります。マキアートはエスプレッソの風味を重視し、ラテマキアートはミルクの滑らかさと視覚的な美しさを重視しています。また、マキアートはエスプレッソにミルクを加えますが、ラテマキアートは逆にミルクにエスプレッソを加えることもあります。

ラテマキアートとは

「カプチーノ」と「ラテマキアート」の違い

エスプレッソをベースにした人気のコーヒードリンク、それが「カプチーノ」と「ラテマキアート」です。しかし、どちらもエスプレッソとミルクを用いながらも、調理法と特性に違いが見られます。

「カプチーノ」は、エスプレッソ、スチームミルク、そしてフォームミルクを等量使用し、三層に分けて作ります。その美味しさはバリスタの技が試されるもので、特にフォームミルクの口溶けが滑らかなため、香り高く味わい深い一杯を楽しめます。

一方、「ラテマキアート」は、エスプレッソに大量のスチームミルクを加え、その上には少量のミルクフォームを飾ることから、“スポット付きのミルク”という意味を持つ名前がついています。ミルク比率が高いことから、甘くマイルドな味わいが特徴で、その表面にラテアートを描くことで、見た目にも楽しみを与えてくれます。

まとめると、「カプチーノ」はエスプレッソの割合が1/3と多く、深みのある味わい、一方で「ラテマキアート」はエスプレッソの割合が1割程度と少なく、優しい味わいが特徴のコーヒードリンクです。その日の気分や時間帯に合わせて「カプチーノ」か「ラテマキアート」、あなたはどちらを選びますか?このような選択がコーヒーライフの醍醐味と言えるでしょう。

ラテアートの描き方 

ラテアートは、エスプレッソとスチームミルクを使って作るコーヒーの表面に描く装飾技法です。美しいデザインは見た目だけでなく、飲む人の気分も高めてくれます。以下に、基本的なラテアートの描き方を紹介します。

【準備するもの】

エスプレッソマシ

スチームワンド付きのミルクピッチャー

新鮮な全乳(または代替乳)

エスプレッソ用のカップ

【手順】

●エスプレッソを抽出する

適切な量のコーヒー豆を挽き、エスプレッソマシンで抽出します。

クレマ(表面の泡)がしっかりとしたエスプレッソを用意します。

●ミルクを泡立てる

ピッチャーに冷たい牛乳を入れます(ピッチャーの1/3程度)。

スチームワンドを使って、ミルクを65-70℃程度まで温めながら泡立てます。

適切な泡の状態は、なめらかでシルキーな質感です。

【注ぐ技術・コツを習得する】

エスプレッソの入ったカップを少し傾けます。

ピッチャーを高い位置から始め、液面にゆっくりとミルクを注ぎます。

カップが半分程度埋まったら、ピッチャーを低くし、より速くミルクを注ぎます。

【デザインを作る】

基本的な「ハート」から始めるのがおすすめです。

ピッチャーを左右に小さく揺らしながら、中心に向かって注ぎます。

最後に、ピッチャーを素早く引き上げながらカップを貫くように動かし、ハートの先端を作ります。

3Dラテアートとは?

3Dラテアートは、ミルクフォームを使ってコーヒーの表面に立体的な彫刻を作る技法です。動物、キャラクター、建物など、様々なモチーフを3次元で表現します。日本でもSNSで話題となっています。


【特徴と魅力】

立体感: 通常のラテアートとは異なり、高さと奥行きを持つデザインが可能です。

驚きの要素: 見る人に「わっ!」と驚きの声を上げさせる視覚的インパクトがあります。

アーティスティックな表現: より複雑で詳細なデザインが可能となり、アーティストの創造性を存分に発揮できます。

SNS映え: ユニークな見た目は、写真映えし、SNSで話題を呼びやすいです。


【主な技法】

スカルプティング: ミルクフォームを彫刻のように成形する技法。

レイヤリング: 異なる濃度のミルクフォームを重ねて立体感を出す方法。

カラーリング: 食用色素を使って色彩を加える技法。

コンビネーション: 従来のラテアートと3D技法を組み合わせる方法。

まとめ

まさにコーヒーと芸術の融合、ラテアート。その鑑賞のたびに、一瞬一瞬が唯一無二の美しさに溢れ、実に様々な表現が可能なことに驚くでしょう。作る過程から味わう瞬間まで、一杯のラテがもたらす豊かな体験は、まさに日常に彩りを添えるアートの一端。ラテアートの世界を深く探ることで、その奥深さと多面性を再発見し、新たな視点からコーヒーを楽しむきっかけとなります。


よくある質問

マキアートとラテの違いは何ですか?

マキアートとラテは、どちらもエスプレッソをベースにしたコーヒー飲料ですが、その特徴や味わいに大きな違いがあります。マキアートはイタリア語で「染み」を意味し、エスプレッソに少量のフォームドミルクを加えた飲み物です。一方、ラテはエスプレッソにたっぷりのスチームミルクとフォームミルクを加えたものです。

マキアートの特徴は、エスプレッソの強い風味を楽しめることです。エスプレッソの上に少量の泡立てたミルクを注ぐことで、コーヒーの味わいを損なわずにミルクの柔らかさを加えています。通常、マキアートはエスプレッソとミルクの比率が3:1程度で、ミルクの量が非常に少ないのが特徴です。

一方、ラテはミルクの量が多く、エスプレッソとミルクの比率が約1:3から1:5程度です。これにより、マイルドでクリーミーな味わいが特徴となっています。ラテはミルクの甘みとコーヒーの風味のバランスが取れた飲み物で、コーヒーが苦手な人でも飲みやすいとされています。

マキアートとラテの作り方も異なります。マキアートはエスプレッソを抽出した後、少量のフォームドミルクを上から注ぎます。ラテは、エスプレッソにスチームミルクを注ぎ、最後にフォームミルクを加えます。

また、カプチーノとの違いも重要です。カプチーノはエスプレッソ、スチームミルク、フォームミルクを1:1:1の割合で混ぜた飲み物で、マキアートとラテの中間的な存在と言えます。

近年では、キャラメルマキアートのようなアレンジメニューも人気です。これは通常のマキアートにキャラメルシロップを加えたもので、甘さと苦みのコントラストを楽しめる飲み物です。

このように、マキアートとラテは同じエスプレッソをベースにしていますが、ミルクの量や使い方、そして最終的な味わいに大きな違いがあります。好みや気分に合わせて選ぶことで、コーヒーの多様な楽しみ方を体験できるでしょう。


カフェオレとマキアートの違いとは?

カフェオレとマキアートは、どちらもコーヒーとミルクを組み合わせた飲み物ですが、その作り方や味わいに大きな違いがあります。

カフェオレは、ドリップコーヒーを基本とし、それに温めたミルクを加えて作ります。一方、マキアートはエスプレッソマシンで抽出したエスプレッソを使用し、少量のフォームミルクを加えて作ります。この違いが、両者の味わいや見た目に大きく影響しています。

マキアートの特徴は、エスプレッソの濃厚な味わいを楽しめることです。イタリア語で「シミ」を意味するマキアートは、エスプレッソの表面に少量のフォームミルクを加えることで、白いシミのような模様ができることから名付けられました。エスプレッソの強い風味を保ちつつ、ミルクの柔らかさが加わることで、わずかにマイルドな味わいになります。

一方、カフェオレは、ドリップコーヒーとミルクをほぼ同量で混ぜるため、よりマイルドで飲みやすい味わいになります。カフェオレは、コーヒーの風味を楽しみつつ、ミルクのまろやかさも十分に感じられる飲み物です。

また、マキアートはカプチーノやカフェラテとも異なります。これらの飲み物はエスプレッソをベースにしていますが、ミルクの量や泡の状態が異なります。例えば、カフェモカはカプチーノにチョコレートシロップを加えたものです。

このように、使用するコーヒーの種類、ミルクの量と状態、そして最終的な味わいにおいて大きく異なります。それぞれの特徴を理解することで、自分の好みや気分に合わせてコーヒーを楽しむことができるでしょう。


マキ アート の 作り方は?

マキアートの作り方

エスプレッソの準備 まず、エスプレッソマシンを使ってエスプレッソを抽出します。深煎りの細挽きコーヒー粉を使用し、約30mlのエスプレッソを用意します。上手く抽出できたエスプレッソには「クレマ」という泡のようなものが浮かんでいます。クレマがあるとフォームドミルクを綺麗にのせることができます。

フォームドミルクの準備 次にフォームドミルクを作ります。エスプレッソマシンに付属しているスチーマーを使うと、ミルクを温めながらきめ細かい泡を作ることができます。スチーマーがない場合は、ピッチャーまたはボウルに牛乳を入れて、ハンディタイプのミルクフォーマーやミニ泡立て器で泡立てる方法もあります。ミニ泡立て器を使う時は、先にミルクを電子レンジで温めましょう。

仕上げ カップにエスプレッソを30ml入れ、エスプレッソに染みをつけるようなイメージでフォームドミルク10mlを静かに注いだら完成です。

必要な材料

エスプレッソ用のコーヒー豆(または挽いたコーヒー粉)

牛乳

必要な器具

エスプレッソマシン(またはモカポットやエアロプレスなどの代替器具)

ミルクピッチャー

スチームワンドやミルクフォーマー(またはミニ泡立て器)

カップ

ポイント

本場イタリアのマキアートは「エスプレッソ3:フォームドミルク1」の割合で作られています。

マキアートは、エスプレッソに少量のミルクを加えるだけなので、デミタスカップでも収まる量です。

アレンジメニュー

キャラメルマキアート カップにキャラメルソースを注ぎ、エスプレッソを淹れて軽く混ぜます。泡多めのスチーミングミルクを注ぎ、ホイップクリームやキャラメルソースでデコレーションすれば完成です。アイスで作る場合は、エスプレッソにキャラメルソースを入れて軽く混ぜ、氷と冷たいミルクを注ぎ、泡立てたミルクをトッピングしてキャラメルソースでデコレーションします。

アイスキャラメルマキアート バニラシロップと冷たいミルクをカップに注ぎ、氷をたっぷり入れます。エスプレッソを静かに注ぎ、キャラメルソースをかければ完成です。