マカロン乾燥しない

マカロンの表面が乾燥しない…なぜ?
マカロンの唯一無二の魅力である、「ふっくらとした中にパリっとした外側」を作り上げるためには、乾燥が欠かせない一工程です。しかしそのための時間や見極め方、さらにはなぜ乾燥しないのかについての問題に直面することも多いでしょう。そこで本文では、マカロンの乾燥にかかる時間の目安や確認方法、そして乾燥が失敗してしまう理由について解説します。
マカロンをきちんと乾燥させるためには、30分から1時間半ほどの時間が必要となりますが、気候や部屋の湿度により、その時間は変動する可能性があります。
乾燥がうまく進んでいるかどうかの見分け方は、マカロンの表面に薄い膜が形成されているかどうかという確認方法があります。さらに、指で軽く触れたときに生地が付きにくく、かつ少しの固さを感じられるなら、よい状態と認識して大丈夫です。
でも、それでもマカロンが乾燥しないという場合、その理由は主に「室温や湿度」と「生地作り」の二点に分けられます。
特に湿度の高い環境では、マカロンの表面が湿ってしまい、乾燥が進まない事例が多いです。その他、エアコンで部屋が冷えすぎたり、天候の影響も受けますので、自宅の状況にあわせて環境を調整していくことが重要です。
また、生地作りにおいても、卵白の泡立て不足や砂糖の分量不足が原因となることもあります。力強く、しかし丁寧に泡立て、砂糖は適量を確認しましょう。
マカロン作りは細部にまで気を配らなければならず、その難易度は思う以上ですが、その分、完成したときの喜びも大きいものです。何度失敗しても諦めず、挑み続けて、自分だけのパーフェクトなマカロンを作り上げてみてはいかがでしょうか。
マカロンが乾燥しない場合の原因と対処法は?

マカロンが中々乾燥しない時はそのまま焼いてもいい?
マカロンづくりでは、乾燥の問題は避けられません。なかなか生地が乾燥しなくて困っている方もいるのではないでしょうか?
実は、マカロンは乾燥させずに焼いても大丈夫です。ただし、その際はデメリットも生じます。まず、乾燥が不十分なマカロンには、フッテがなかなかできません。また、規則正しく膨らまない焼きムラが生じる可能性もあります。
味の面からは問題ないため、食べるだけであれば問題なく楽しめます。しかし、見た目や食感を求める方や、しっかりとマカロンを作りたい方には乾燥時間をしっかりととることをおすすめします。乾燥が難しいなら、乾燥時間を長めにとる、または乾燥をサポートする器具を使用することも一つの手段となります。
湿度やマカロン作りのテクニックなど、マカロンの乾燥に影響する要素はたくさんあります。しかし、どうしても乾燥しきれないときはそのまま焼いてしまっても大丈夫なのでご安心ください。押さえておきたいのは、十分に乾燥させないと起こる可能性のあるデメリットを把握することです。その情報をもとに、美味しくマカロンを作るための対策を講じることができます。
マカロンの乾燥が面倒な人におすすめなレシピ
マカロンはその美味しさと見た目の魅力が評価されていますが、自宅で作る場合、長時間の乾燥が必要となるため、手間がかかると言われることが多くあります。しかし、今回ご紹介するレシピでは、このような乾燥時間を省略し、むしろ高湿度や雨天時でも作りやすい製法を取り入れています。また、一度に数のマカロンを作ることが可能な方法も採用し、一つ一つ丁寧に作っていく手間も解消できます。この結果、美味しさと華やかさを兼ね備えたマカロンが、お家で手軽に作れるようになります。忙しい日々の中でも、美味しいマカロンを楽しむことができるという強い味方になることでしょう。
以下に、その具体的な手順をご紹介いたします。
【材料】
ガナッシュ:スイートチョコレート(40g)、乳脂肪分35%の生クリーム(40g)、グランマルニエ(5ml)
マカロン生地:卵白(50g)、グラニュー糖(55g)、粉砂糖(70g)、アーモンドパウダー(55g)、ココアパウダー(8g)、オレンジピール(お好みで)
【作り方・手順】
まずはガナッシュとマカロン生地の作り方をご説明します。
【ガナッシュ】
1. チョコレートを耐熱容器に入れて電子レンジで溶かし、別の耐熱容器に生クリームを入れて40秒ほど加熱します。
2. 生クリームを分けてチョコレートに加えて混ぜ、最後にグランマルニエを入れます。
3. 全体が混ざったらラップをかけて常温で冷ます。
【マカロン生地】
1. アーモンドパウダー、粉砂糖、ココアを混ぜ、ふるいにかけておきます。
2. 卵白を泡立て、グラニュー糖を加えながらメレンゲを作ります。
3. 作ったメレンゲに前述のふるった材料を混ぜます。
4. 混ざったら絞り袋に入れ、直径3cmの円形に絞り出します。
5. 予熱した170℃のオーブンで5分焼き、その後140℃に下げて15分さらに焼きます。
6. ケーキクーラーに移し、生地の中央を指で押して底を作ります。
【仕上げ】
1. ガナッシュがしっかりと冷下したことを確認した後、絞り袋に詰めます。
2. マカロンの内側にガナッシュを絞り、その上にオレンジピールを乗せます。
3. もう一度ガナッシュを絞り、上からもう一つのマカロンをのせて完成です。
なお、卵白は冷蔵庫で冷やしておくと、メレンゲがより滑らかになります。シェフの秘訣を活用したこのレシピで、お手軽に美味しいマカロンを作ってみてください。
まとめ
適切に保存されたマカロンは、食感だけでなく風味も長持ちします。保存容器は密閉性のあるものを、場所は日光の当たらない冷暗所を選びましょう。また、乾燥を防ぐため湿度を保つポイントも大切です。具体的には、米などの水分を吸収する食材を一緒に保存すると良いでしょう。これらのポイントを押さえ、美味しさを長く保つマカロンの保存方法を試してみてください。