おはぎ 作り方 もち 米
おはぎは日本の伝統的な和菓子の一つで、もち米から作られた素朴でありながら味わい深い和菓子です。おはぎは、簡単な材料と手順で作ることができますが、本格的な味を楽しむためには、適切な材料の選び方や調理のコツがあります。今回は、おいしいおはぎを作るための基本的な作り方と、おすすめのレシピをご紹介します。
失敗なし!固くならないおはぎの作り方・レシピ
調理時間:30分(もち米の浸水時間は含まれていません)
もち米100%で作るおはぎは、もちもちとした食感と独特の甘さが特徴ですが、冷めると硬くなりやすいのが難点です。そこで、もち米に砂糖を加えて炊き、保水力を高めることで、冷めてもやわらかい食感をキープします。食べるタイミングに応じた最適な保存方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
材料(8個分)
もち米:1合
砂糖:大さじ1
塩:小さじ1/6(約1g)
水:160~180cc
つぶあん:約300g
トッピング用
きな粉:大さじ2
砂糖:大さじ1
塩:少々
作り方
もち米を洗って水に浸す
もち米を3~4回水を替えながら洗い、たっぷりの水に1時間以上浸します。
もち米、水、砂糖、塩を混ぜる
炊飯釜または鍋にもち米を入れ、白米用の目盛りに合わせて水を加えます。塩と砂糖を加えて、スプーンで混ぜます。目盛りがない場合は、水160~180ccを目安にしてください。
通常通り炊飯し、軽く潰す
白米と同様に炊飯します。炊き上がったら20分間、蓋をしたまま蒸らします。蒸らし終えたら、ヘラで軽く練るように潰します。ヘラで5~10回ほど練れば十分です。粒感を残したい方は、潰さなくても大丈夫です。
おこわを8分割する
おこわをつぶあん用に小さめ4個、きな粉用に大きめ4個に分けます。つぶあん用は約30g、きな粉用は約45gが目安です。スプーンやヘラを濡らしながら作業するとくっつきません。
つぶあんを8分割する
つぶあんを約45gずつ4個、きな粉用に約30gずつ4個に分けます。計量が面倒な場合は、つぶあん用は多め、きな粉用は少なめに分けて調整してください。甘いつぶあんを使用する場合は、10gほど減らして調整します。
つぶあんのおはぎを作る
多めのつぶあん(約45g)をラップで挟み、平らに伸ばします。その上に、小さめのおこわ(約30g)をのせて丸めます。ラップごと包んで形を整えます。全体をつぶあんで包まなくても問題ありません。おこわが出ている部分は底にしてください。
きな粉のおはぎを作る
きな粉用の大きめおこわ(約45g)をラップで挟み、平らに伸ばします。その上に、少なめのつぶあん(約30g)をのせます。ラップごと包んで形を整えます。つぶあんが完全に隠れなくても大丈夫です。あんこが見えている面を底にしてください。当日中に食べる分だけきな粉をまぶして完成です。翌日以降に食べる場合は、きな粉をまぶす前に保存し、食べる直前にきな粉をまぶします。
おはぎの柔らかさを持続させるポイント
おはぎのもちもち食感を持続させるには、もち米100%を使うことが重要です。もち米と砂糖を一緒に炊くことで、おはぎの保水力が高まり、乾燥を防ぎます。当日中に食べる場合は、常温で保存すれば作りたての絶品の柔らかさを堪能できます。もち米の旨味と上質な食感を損なうことなく、伝統の味わいをお楽しみいただけます。
2日以上保存する場合のおはぎの保存方法
おはぎは風味とおいしさを長く楽しむには、保存方法に注意が必要です。当日中に食べる場合は常温で問題ありませんが、翌日以降は品質劣化を防ぐため、適切な保存が肝心です。
翌日中に食べる場合は、野菜室に入れておくと乾燥を防ぎ、やわらかさを保つことができます。2日以上経過すると、冷凍保存に切り替えましょう。冷凍すれば長期保存が可能ですが、食べる直前に自然解凍するのがおすすめです。
賞味期限が近づいたおはぎは、おかずとして活用するなど工夫が必要です。見た目が少し悪くなっていても、早めに食べきれば無駄にすることなく美味しくいただけます。保存期間に合わせて、適切な方法を選ぶことで、おはぎの風味を長く楽しめるでしょう。
よくある質問
「硬くなったおはぎをやわらかくする方法はありますか?」
電子レンジで加熱すると良いでしょう。おはぎを耐熱皿に載せ、500Wで30秒、600Wで20秒程度様子を見ながら加熱します。箸やつまようじで刺して、やわらかくなっているか確認しましょう。
「手作りおはぎは冷凍保存できますか?」
3~4週間ほど冷凍保存が可能です。ラップでひとつずつ包み、フリーザーバッグに入れて冷凍します。きな粉は解凍後にまぶります。解凍は500~600Wで30秒ずつ様子を見ながら電子レンジで加熱してください。
まとめ
おはぎ作りには色々なコツがありますが、適切な材料選びと丁寧な手作業が一番大切です。もち米は良質な粘り気があるものを選び、あんこは素材の風味を生かした手作りのものがおすすめです。一手間かけて作ると、ほんのりと優しい甘みと滑らかな食感が楽しめます。日本の伝統的な味わいを是非ご自宅でお楽しみください。