ぬれおはぎとは
「ぬれおはぎ」という言葉をあなたがこれを初めて聞いたら、どんなものか想像がつかないかもしれません。しかし、そのシンプルな美味しさは一度味わうと忘れられないものです。そこで今回は、この魅力的な和菓子、ぬれおはぎについて語っていきましょう。
ぬれおはぎとは
ぬれおはぎは、通常のおはぎ生地にあんこを包むのではなく、トロトロのあんこをたっぷりと上からかけたものです。あんこがしっかりと絡むことで、濃厚でしっとりとした食感が楽しめます。
『ぬれおはぎ』は商標登録されている
「ぬれおはぎ」という名称は、広島の河岡食品が考案し、商標登録されました。この名前は、あんこ好きのために開発された美味しいあんこを使ったおはぎを、より魅力的に伝えるためのものです。現在では全国の多くの店で販売されていますが、商標登録の関係で、一般的には「おはぎ」や「ぼた餅」として販売されていることが多いです。
「マツコの知らない世界」で紹介されたぬれおはぎの名店
テレビ番組「マツコの知らない世界」で紹介された「ぬれおはぎ」を提供するお店をご紹介します。
河岡食品(広島県)
「ぬれおはぎ」の名称が商標登録されたのは2020年11月です。直売所(営業日:月曜日定休)やスーパー(販売日は限定的)で購入可能です。
珈琲工房山ぼうし(千葉県)
喫茶店で提供されるおはぎで、きなことあんこが組み合わせられたおはぎが楽しめます。コーヒーとの相性も良いと評判です。
道の駅かつらぎ(奈良県)
里芋を混ぜた「葛城名物芋ぼたもち」が特徴の道の駅です。地域特有の味わいが楽しめます。
原信ナルス(新潟・長野・富山)
新潟・長野・富山に店舗があるスーパーで、釜炊きあんこの手作りおはぎが販売されています。おはぎの名店「さいち」で作り方を学んだそうで、甘さ控えめのあんこが特徴です。
道の駅おおうち(秋田県)
こしあんのおはぎが楽しめる道の駅です。シンプルながらも美味しいと評判です。
高野菓子店(茨城県)
茨城の伝統的なぼた餅で、主産後の滋養食として食べられていた歴史があります。現在も伝統的な習慣として続いています。
スーパーフレスコ(京都・大阪・兵庫)
京都・大阪・兵庫に展開するスーパーで販売されているこぼれおはぎです。100店舗以上で販売されており、地域で人気です。
シャトレーゼ(全国)
全国に店舗を展開するシャトレーゼの「十勝小豆おはぎ」は絶品です。あんこがたっぷりかかっており、しばらく入手困難でしたが、現在は購入可能です。
まとめ
ぬれおはぎは、自然の恵みを活かした素朴な和菓子です。一見、地味な外観かもしれませんが、モチモチとした食感とあっさりとした甘さが、美味しさの秘訣。それは食べる人を選ばず、様々な世代に愛されています。長い歴史を経てもその人気は衰えることなく、まさに日本人の心を映し出す和菓子とも言えるでしょう。