ハイビスカスティー 効能
ハイビスカスティーは、その色鮮やかな花びらから抽出された美味しく、香り高い飲み物で、世界中で愛されています。しかしながら、このティーがただ香ばしいだけではなく、さまざまな健康に良い効果も持っていることをご存知だったでしょうか?ハイビスカスティーの効能についてまとめましたので、ぜひあなたの健康ライフに役立ててみてください。
ハイビスカスティーについて
ハイビスカスティーの効能
ハイビスカスティーの作り方
ハイビスカスの鮮やかな赤い花から作られた、その名もハイビスカスティー。一体どのように作っているのか想像してみてください。市販のハイビスカスティーを見ると、細かく散らばった花びらが目に入るはずです。さて、そのハイビスカスティーの製造法を知れば、きっと驚かれることでしょう。
まず、原料として取り上げるべきなのが、その花びら。一般的にハイビスカスと名付けられるような花の花びらのことを想像している人が多いかもしれません。しかし、実際にハイビスカスティーに使用されるのは、ベニアオイ(別名ロゼリ草やローゼル)のガクを乾燥させたものです。
幸いにも、ハイビスカスもベニアオイも同じアオイ科の植物のため、厳密には全く異なる物ではありません。しかし、見た目通りのハイビスカスの花は、乾燥させてもティーには使用されません。つまり、目で見るハイビスカスと飲料として楽しむハイビスカスティーは、実は種類が違うのです。
さて、商業的に販売されているハーブティーの代わりに、ローゼルからハイビスカスティーを自宅で手作りする方法をお教えしましょう。
原材料は以下の通りです。 ローゼル3個、熱湯150ミリリットル、お好みで蜂蜜を適量用意してください。
作り方は次の通りです。 1. ローゼルの種を取り除きます。 2. 取り除いたローゼルを細かく刻みます。 3. 刻んだローゼルをカップに移し、熱湯を注いで蓋をして3~5分蒸らし、ハイビスカスティーの完成です。
お試しあれ!
ハイビスカスティーの上手な飲み方
ハイビスカスティーは、独特の酸味が特徴のハーブティーで、世界的に愛されています。それだけに、酸味が味わいの魅力と感じる人もいれば、逆に苦手と感じる人も。そこで今回は、ハイビスカスティーの酸味を緩和して、さらに美味しく飲むための方法をお伝えします。
まず一つ目は、ハチミツの加え方です。ハイビスカスティーには自然の酸味が特徴ですが、それを中和するための方法として甘味を加える手法が有効です。例えば、コーヒーの苦味や酸味を緩和するために砂糖やミルクを加えるのと同様、ハイビスカスティーにもハチミツを加えてみてください。特に同じ花から採れるハチミツなら、相性も抜群でしょう。
二つ目は、アイスハイビスカスティーにカルピスを混ぜる方法です。これは特にアイスにしたハイビスカスティーを飲む際におすすめです。冷えたハイビスカスティーにカルピスの原液を10ml、ハイビスカスティーを150mlの割合で加えて混ぜてみてください。カルピスの微妙な甘さとハイビスカスティーの酸味が良いバランスで結びつき、そこには新たな美味しさが生まれます。
さらなる美味しさを引き出すためにも、お湯の温度を70度程度に設定するなどの工夫もおすすめです。視覚的な鮮やかさと口当たりの良さで世界中の人々を魅了してきたハイビスカスティー。その美味しさをさらに引き立たせる方法をぜひ一度お試しあれ。
ハイビスカスティーの副作用
ハーブティーにはその成分により、一部の個々には不適当な人も存在します。ここでは、その代表例としてハイビスカスティーについて、その副作用や注意点を、特に妊娠または授乳中の女性を対象に詳しく解説します。
副作用①流産の恐れ
ハイビスカスは月経を引き起こす効能があります。したがって、妊娠初期の状態でハイビスカスティーを摂取すると、流産の危険性が生じる可能性があります。そのため、妊娠中の方はハイビスカスティーの飲用を避けていただくことを、強くお勧めします。
副作用②授乳とビタミンC
授乳中の母親が摂取したものは、母乳を通じて乳児に影響を及ぼす場合があります。ハイビスカスティーには強いビタミンCが含まれており、これが乳児にとって過剰となる可能性もあります。したがって、授乳中の母親がハイビスカスティーを飲む場合には、成分の濃度を下げるために、薄く煮出すなどして摂取するように注意が必要です。
副作用③カフェインの存在
ハイビスカスそのものにはカフェインは含まれていませんが、市販のハイビスカスティーには紅茶がブレンドされているものも存在します。これに含まれるカフェインは、妊娠中の方などカフェイン摂取を控えている人にとっては注意が必要です。そのため、ハーブティーを選ぶ際には、カフェインが必要のない方は商品の表示を確認し、ハーブのみのものやノンカフェインのものを選択してください。
ハイビスカスティーを飲む時の注意点
ハイビスカスティーは鮮やかな赤色と爽やかな酸味、フルーティーな風味が特徴的なハーブティーですが、飲む際には注意が必要です。
妊娠中の方や産後の子育て中の方などは特に注意が必要で、ハイビスカスに含まれる一部の成分は、流産や血圧低下の可能性があるとされています。これはハイビスカスティーに限った話ではなく、ハーブティー全般に言えることで、まだ解明されていない成分があるため、副作用を生む可能性も否めません。
また、風味を楽しむためにも、ハイビスカスティーの適切な抽出方法や保存方法について知っておくと良いでしょう。いきなり濃いハイビスカスティーを飲むのではなく、初めて飲む場合は薄めに抽出したものを1日1杯から始めて様子を見ることをオススメします。また、抽出時間は5分を目安に、お湯の温度は90℃以下で行うと良い風味になります。
ハイビスカスティーは湿気や高温を避け、密封容器で冷暗所で保存することで、長期間フレッシュな風味を楽しむことができます。
以上のような注意点を把握して、正しい知識を持つことで、ハイビスカスティーを安全に、そして美味しく楽しむことが可能です。一方、ハーブティーは薬ではありませんが、成分には対応を考えなければならないものも含まれています。一杯ごとに味わうような飲み方を心掛け、何杯もがぶ飲みするのは避けましょう。
まとめ
ハイビスカスティーは、高血圧の改善、消化促進、肌の美容効果など、健康に多大な効能を持つ一方、体温を低下させる作用もあるため、冷え性の方は注意が必要です。今日からハイビスカスティーを日常に取り入れ、その驚きの効能を体感してみてください。