ギリシャヨーグルトは健康的な選択肢と言えるでしょう。タンパク質とプロバイオティクスが豊富に含まれ、濃厚で滑らかな食感が特徴です。

タンパク質は筋肉の維持や新陳代謝に重要な役割を果たし、プロバイオティクスは腸内環境を整えます。満腹感が長続きするため、食べすぎを防ぐ働きもあります。

一方で、カロリーやナトリウムが高めなので、生活習慣病の方は控えめな摂取量が賢明です。乳製品アレルギーの方は避けることが肝心です。健康にとって良い選択肢ですが、バランスの取れた食生活が何より大切なのです。

ギリシャヨーグルトは、豊富な栄養価から健康志向の人に人気があります。スーパーなどで見かける多くのギリシャヨーグルトには、以下の優れた栄養素が含まれています。

・高たんぱく質

通常のヨーグルトと比べ、炭水化物が少なくたんぱく質がほぼ2倍。余分な液体とホエー、乳糖を除去することで高たんぱく質となります。平均で180mlあたり約15〜20g(1日の推奨摂取量の30%)のたんぱく質が含まれ、筋肉の構築・修復・維持、満腹感の補助に役立ちます。

・カルシウムの優れた供給源

180mlあたり推奨摂取量の約20%のカルシウムが含まれています。カルシウムは丈夫な骨や歯の形成、血液凝固、筋肉の収縮、神経の働きに欠かせません。

・プロバイオティクス

豊富なプロバイオティクスが腸内環境を整え、消化器系の健康を促進します。腸内マイクロバイオームのバランスを整えるため、内臓脂肪の減少や改善にもつながるとされています。

一方で、低脂肪や無脂肪のギリシャヨーグルトは、従来品とは健康メリットが異なる場合があるので注意が必要です。健康志向の方におすすめの優れた乳製品です。

ギリシャヨーグルトの魅力は、その滑らかでクリーミーな食感と爽やかな酸味にあります。朝食からデザート、さらにはサラダドレッシングやスムージーの材料としても活躍します。生のままでいただくと、ギリシャヨーグルトの素朴な味わいを堪能できます。お好みでハチミツやメイプルシロップ、フレッシュフルーツを加えるのがおすすめです。

ギリシャヨーグルトは、マヨネーズの代わりにツナやチキン、卵のサラダに使えば、よりヘルシーに仕上がります。ベイクドポテトにかけるとサワークリームの代用品として活躍し、なめらかな食感を演出します。サラダドレッシングに加えると、酸味とコクが生まれて味わいが一層引き立ちます。

さらに、ギリシャヨーグルトをフルーツや野菜と合わせてスムージーにすれば、栄養価の高いドリンクが簡単に作れます。お菓子作りにも役立ち、ヨーグルトならではの滑らかな食感とほのかな酸味が生地を美味しくアレンジします。常温で長期保存が可能なだけでなく、砂糖や果物を加えて瓶詰めにすれば手軽においしいコンフィチュールにもなるのです。

作り方は簡単です。まずボウルにザルをセットし、ザル上にキッチンペーパーを1~2枚敷きます。そこに無糖ヨーグルトを全量入れ、ラップをかけて冷蔵庫に入れるだけ。2時間から6時間以上置けば、ヨーグルトから水分が抜け出し、なめらかでクリーミーな食感のギリシャヨーグルトが完成します。抜け出た水分のホエーもたんぱく質が豊富なので、料理の素材として活用できます。好みの果物やナッツ、はちみつをトッピングすれば、豊かな風味が楽しめる一品に仕上がります。