毎日パン 体に悪い
「パンはご飯より太りやすい」という話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。実際、パンがご飯よりも高カロリーになりやすい理由には、パン作りに使われる多くの材料が関係しています。この記事では、パンとご飯のカロリーの違いと、その背後にある理由について詳しく解説します。
パンは体に悪い? ご飯よりパンが高カロリーになりやすい理由
「パンは体に悪い」は嘘? パン食が原因となる病気はあるのか
パンが健康に悪いとしたら、パンをメインの食事としている欧米の民族が健やかに生きていくことは不可能でしょう。
その切り口から見ていくと、パンが健康に悪影響を及ぼす可能性があるのは、小麦に含まれるグルテンへのアレルギー反応を示す方や、軽い食感ゆえに過度に摂取してしまう方くらいです。
病院食も参考になります。ここでは食事を通しての体への影響を特に厳しく見ていますが、パンはその中で普通に提供されています。パンは飽きることなく食事を楽しめますし、包装された状態で提供できるため衛生的です。また、調理の手間を省いた分だけ他のメニューに力を入れることができます。さらに、火を使う必要がないため夏場などには非常に重宝します。
さらに、パンは手で持って食べることができます。そのため、身体が困難な方でも自分で食事ができるという喜びを実感しやすいというメリットもあります。
パンが食事にもたらすデメリットとしては、食塩を加えないと美味しく感じられないため、食塩摂取量が増えてしまう可能性があります。また、スープと一緒に提供することで食塩摂取量がさらに増えることも懸念されます。
どのような食事でも同様ですが、問題となるのはその食べ方や摂取量です。パン自体が体に悪いわけではありませんので、その点を理解して安心してパンを楽しんでください。
健康にいいパンの種類・菓子パンを食事としてカウントするのはNG
パンの中には、体にとって有益なものと、それほどではないものがあります。
まず、健康に良いパンの代表例を紹介します。全粒粉パンやライ麦パンは食物繊維が豊富で、消化に良く、エネルギー供給にも最適な頼もしい食事のパートナーです。
しかしここで注目すべきは菓子パンです。美味しいはずの菓子パンの裏側には、その高カロリーが隠されています。砂糖やバターなどの高カロリー成分が多く、それを食べてしまうと身体にとってベストな食事とは言えないのです。
健康を保つためには、日々のパン選びに注意が必要です。パンの見た目だけでなく、カロリーや栄養バランスを確認することが重要です。全粒粉パンなどの良質なパンを選び、アンパンやチョコパン、メロンパンといった菓子パンは、あくまでお菓子としての位置づけで楽しみましょう。
これに対し、ロールパンやマフィン、フォカッチャなどプレーンなパンや具材が混ぜ込まれたパンは、しっかりとした栄養源として食事として頂くことが適しています。
「パン食は太る」「パンは不健康」説に振り回されないために
「パンを食べると太る」「パンは不健康」のような情報が周りから耳に入ることもあるでしょう。しかしながら、食べ物が太る原因となるのは、食材そのものよりも摂取する総カロリーや食事のバランスによるものです。
たとえば、ご飯とパンを比較してみましょう。「ダイエット中はパンよりご飯の方がいい」との説はあくまで、ご飯が水分を多く含むため、少量でも満足感が得られやすいからです。パンを食べる場合、水分摂取を飲み物などで工夫すれば、同じく満足感を感じることは可能です。また、パンにはご飯にはない利点もあります。
パンは主に小麦粉を使用した炭水化物源で、私たちが活動するためのエネルギーを供給してくれます。パンの中にも全粒粉のパンのように、低GI食品で血糖値の急上昇を防ぎつつ満腹感を得やすいものもあります。一方で、白パンは高GI食品であり、バランス良く他の食品と組み合わせながら適度に摂取することが大切です。
さらに、パンは手軽に食べられる利便性と美味しさが魅力的です。そのため、パンの取り扱い方や食事のバランスを理解した上で、健康的に楽しむことが重要と言えます。パンという食べ物がもたらす幸せを無理なく、適度に楽しむことで、健康的な生活へとつながるでしょう。ただし、パンは食塩含量が多めなので、その点は注意が必要です。
まとめ
結論として、毎日パンを食べることによる問題点は栄養バランスの偏りにあると言えます。パン自体には悪い成分は含まれていませんが、主食として毎日摂取することで炭水化物が過剰になり、他の栄養素の摂取が不足してしまう可能性があります。健康的な食生活を維持するためには、バランス良く様々な食品を摂ることが大切です。