生クリーム 常温
日常の料理やお菓子作りで欠かせないアイテム、それが生クリームです。生クリームはそのクリーミーな食感と風味で、料理やデザートを一層美味しくしてくれます。しかし、扱い方を間違えると料理の出来栄えが大きく変わってしまうこともあります。特に「生クリームの温度管理」が重要です。今回は生クリームの正しい扱い方やその魅力、コツについて詳しくご紹介します。
生クリームを常温で放置した…大丈夫?
生クリームは常温保存できるの?
生クリームは常温でどれくらい持つ?1時間でもNG?
理想的には、生クリームは一度使ったらすぐに冷蔵保存すべきですが、現実問題としてどれ程の時間を室温に保つことができるのでしょうか?室温が25℃未満であれば、大体1時間までなら品質が保たれると言えます。ただ、その間空気中の細菌などによる劣化のリスクもあるため、使用する分だけ取り出して、余った分は抜かりなく冷蔵庫に戻すように心掛けましょう。
また、生クリームの品質や開封後の状態も、常温で保てる時間に影響を及ぼします。開封後は酸化により品質が下がりやすいので、長時間放置しないように気をつけるべきです。
生クリームが腐るとどうなる?見分け方は?
生クリームが腐り始めた時、具体的にどのような変化が見られるのでしょうか。
生クリームが腐る事態に至ると、クリーム自体が黄色や赤みを帯び始め、または表面に緑色のカビが出現し始めるなど、明らかに色調に変化が見受けられます。さらに、気をつけてみてみると腐敗臭や酸っぱさがある化学的な匂いが立ち上ることがあり、これらの異常は生クリームの贅沢な風味を完全に損なうだけでなく、食材が引き起こす食中毒のリスクも確実に増大させます。
そのような生クリームの状態を見極める方法としては、それを最初に開封したときの色合い、香り、そして触感を基準に設定して下さい。新鮮な生クリームの場合はその色合いは白く、鮮やかな甘さがある香りが感じられ、また触ると非常に滑らかで豊かな感触があります。それに対して腐り始めた生クリームは色調が変化し、きつい酸っぱい匂いが立ち込め、触感も硬くなったり、カッテージチーズのように凝固した塊状になったりします。
生クリームの正しい保存方法は?
肝心なのは、生クリームをできるだけ長持ちさせるために、購入後速やかに冷蔵庫で保存する、ということです。真空パックの未開封の生クリームは、湿度と高温を避け、2~10℃の冷蔵庫で保存すると良いでしょう。そして開封後の生クリームは、酸化や細菌増殖を防ぐためにも、なるべく早く消費することが理想的です。
仮に残ってしまったのなら、開封後の生クリームは、まさに触ったスプーンで再度接触しないように心掛け、容器をしっかりと閉じて冷蔵庫で保管しましょう。さらには3日以内に使い切るのが最適です。
また、生クリームは冷凍保存することも可能ですが、これには風味やテクスチャーが変わるリスクが伴います。それゆえ、クリームそのものの風味を十分に楽しみたいのであれば、冷凍保存は控えた方が良いでしょう。
まとめ
生クリームは保管時には冷蔵庫でしっかりと冷やしておくことが基本です。少しの時間、常温に放置してしまっても問題ないことが多いですが、すぐに冷蔵庫に入れるなど対処しましょう。