無塩バターとは - スイーツモール

無塩バターとは

無塩バターとは

バターは、パンに塗ったり、料理に使ったりと、私たちの食生活に欠かせない食材の一つです。しかし、バターには、有塩バターと無塩バターの2種類があることをご存知でしょうか。今回は、無塩バターに焦点を当て、その特徴や用途、そして有塩バターとの違いについて詳しく探っていきます。無塩バターを上手に活用することで、料理の幅が広がり、健康的で美味しい食事を楽しむことができるでしょう。

バターとは

まずは、バターの基本的な特徴について簡単に復習してみましょう。

バターの主な原料は、牛乳に含まれる乳脂肪(クリーム)です。つまり、バターは牛乳のみを使用して作られる乳製品の一種です。製造工程は非常にシンプルで、牛乳をクリームと脱脂乳に分離させた後、クリームを固めて塊状にするだけです。ちなみに、市販されている一般的な200gのバター1箱を作るために必要な牛乳の量は、約4.4Lにもなるそうです。

バターの主成分である乳脂肪は、他の食用油脂と比べて消化吸収が良く、効率的にエネルギーに変換されやすいという特徴があります。また、バターにはビタミンA、C、Eなどの栄養素も含まれています。これらの栄養素が複雑に絡み合うことで、バター特有の深みのある味わいが生み出されています。

無塩バターとは

無塩バターは、文字通り食塩を添加していないバターのことを指します。一般的なバターには、製造過程で食塩が加えられますが、無塩バターは食塩を加えずに作られています。ただし、原料である牛乳には微量の塩分が含まれているため、厳密には無塩ではありませんが、通常はこの名称で販売されています。

無塩バターの特徴は、塩を添加していないため、バター本来の優しい味わいを楽しめることです。素材の風味を活かしたい料理や、塩分を控えたい人におすすめです。また、クッキーやケーキなどの焼き菓子作りにも適しています。

ただし、塩分による保存性がないため、有塩バターと比べると賞味期限が短めに設定されていることが多いです。購入する際は日付をチェックし、開封後は冷蔵庫で保管するようにしましょう。

料理や菓子作りに、素材の味を大切にしたい方は、ぜひ無塩バターを試してみてはいかがでしょうか。バター本来の豊かな風味を堪能できるはずです。

有塩バターとは

有塩バターとは、バターに塩を加えた日本の家庭で最もポピュラーなバターです。塩の味わいが特徴的で、そのままパンに塗って食べるのが定番の楽しみ方です。無塩バターと比較すると、塩の効果で風味が深まり、保存性も高まるのが魅力です。トーストやパンへの利用にとどまらず、様々な料理において幅広く活用されています。

無塩バターとは

発酵バターとは

バターの歴史を紐解くと、実は非発酵タイプよりも発酵バターの方が古くから存在していたことがわかります。その製造過程では、クリームに乳酸菌を加えて発酵させることが特徴です。

バターの発祥の地であるヨーロッパでは、今でも発酵バターが主流として親しまれています。一方、日本では非発酵タイプが主流ですが、近年、高級バターとして発酵バターが注目を集めています。

昔のバター作りでは、牛乳からクリームを分離するために、棒で混ぜたり布袋に入れて揉んだりする方法が用いられていました。その過程や保存中に自然発酵することも多く、当時のバターのほとんどが発酵していたと考えられます。

発酵バターは、乳酸菌の働きによって独特の風味とコクが生まれます。それが料理に深みを与え、洗練された味わいを演出してくれます。健康面でのメリットもあると注目され、料理の可能性を広げる素材として、今後さらなる人気が予想されます。

無塩・有塩・発酵バターの使い分けと保存方法

バターは、無塩、有塩、発酵の3種類に分類され、それぞれ特徴や用途が異なります。無塩バターは繊細な風味を持ち、クリームやカスタードなどに適しています。一方、有塩バターは塩味が加わることでトーストやソテーに向いています。発酵バターは独特の風味があり、主に焼き菓子やソースに用いられます。

バターの保存方法は、種類によって異なります。無塩バターは冷蔵庫で1ヶ月、有塩バターは2ヶ月ほど日持ちします。発酵バターは冷蔵で2週間程度が目安となります。長期保存する場合は、ラップで包んで冷凍するのが良いでしょう。バターは香りを吸着しやすいため、密閉性の高い保存容器を選ぶことが重要です。また、カビの発生や臭いが気になる場合は、使用を避けるべきです。

おすすめの無塩バター3選

最後に、おすすめの無塩バター3選を紹介いたします。無塩バターは数多くのメーカーから販売されており、選ぶのに迷ってしまうこともあるかもしれません。ここでは、プロのパティシエや料理人にも人気の高い無塩バターを厳選しました。

雪印メグミルク「雪印北海道バター 食塩不使用 200g」

馴染み深い黄色いパッケージの無塩バターです。北海道産の良質な生乳を100%使用しており、なめらかな口当たりとミルクのコクが楽しめます。200gとちょうどよい容量で、お手頃価格なのでコストパフォーマンスにも優れています。

よつ葉「北海道バター 無塩バター 450g」

北海道産の新鮮な生乳から作られた、クリーミーでコクのある無塩バターです。口溶けがよく、素材の風味を引き立ててくれます。業務用サイズではありますが、Amazonなどの通販サイトで手軽に購入可能です。製菓・製パンの現場でも高い評価を得ています。

高千穂牧場「食塩不使用 高千穂バター450g」

冷凍状態で届く、こだわりの無塩バターです。製菓や製パン、料理など幅広い用途に使える万能な選手です。業務用サイズの450gなので、たっぷり使えるのも魅力です。

質の高い無塩バターを使えば、お菓子も料理も格別の美味しさに仕上がるはずです。ぜひ、自分好みの一品を見つけてみてください。

無塩バターとは

まとめ

無塩バターは、その風味の純粋さと用途の多様性から、料理のプロや健康志向の人々に好まれています。有塩バターとの違いを理解し、適切に使い分けることで、より美味しく、バランスの取れた食生活を送ることができるでしょう。