小さなケーキの一口がもたらす幸せ、それがフェアリーケーキの魅力です。イギリス発祥のこの愛らしいスイーツは、見た目のかわいらしさだけでなく、その手軽さと万能さから、家庭やパーティーで愛されています。ふんわりとしたスポンジにクリーミーなアイシングを施し、自由にデコレーションすれば、自分だけの特別な味わいに。今回は、そんなフェアリーケーキの歴史や楽しみ方、そして自宅で簡単に作れるレシピをご紹介します。
フェアリーケーキとは
フェアリーケーキは、妖精のケーキという意味を持ちます。
イギリスでフェアリーケーキとはカップケーキのこと。カラフルで視覚的にも楽しめるこのお菓子は、イギリスで人気があります。18世紀にはもう存在していた小さなカップケーキは、アメリカでの人気を受けて再び注目され、イギリスではフェアリーケーキとしてアフタヌーンティの定番になりつつあります。もともとは子ども向けに作られたケーキで、アメリカのものと比べるとサイズが小さめです。ロンドンにはたくさんのフェアリーケーキ専門店が存在します。バタークリームや砂糖のアイシングを使用するため、常温で長持ちし、お土産にも適しています。
トッピングの美しさやアイシングの工夫も重要な要素です。また、ブリティッシュバタフライケーキと呼ばれるフェアリーケーキもあり、蝶の羽を模したデコレーションが施されています。白いクリームと粉砂糖を使ったそのシンプルな美しさは、お誕生日のテーブルを華やかに演出することでしょう。
フェアリーケーキのレシピ
フェアリーケーキは、イギリスで親しまれている小さなカップケーキです。その名前の由来は、妖精が食べるのにちょうど良いサイズからきています。シンプルで可愛らしいこのケーキは、紅茶のお供にぴったりです。
材料(12個分)
ケーキ生地- バター(室温):100g
- 砂糖:100g
- 卵:2個
- 薄力粉:100g
- ベーキングパウダー:小さじ1
- 牛乳:大さじ2
- バニラエッセンス:小さじ1
- 粉砂糖:100g
- 水またはレモン汁:小さじ2~3(調整しながら加える)
- 食用カラー:お好みで
- スプリンクルやキャンディー:適量
作り方
準備オーブンを180℃に予熱します。マフィン型にカップケーキ用の紙ケースを敷きます。
バターと砂糖を混ぜるボウルにバターと砂糖を入れ、白っぽくふんわりするまで混ぜます。これが生地の軽さを決める重要なステップです。
卵を加える溶き卵を少しずつ加えながら混ぜます。一度に加えると分離しやすいので、少しずつがポイントです。
粉類を加える薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れ、ゴムベラで切るように混ぜます。牛乳とバニラエッセンスを加えて、全体が均一になるまで混ぜます。
型に流し入れる生地を紙ケースに均等に分け入れます。型の3分の2程度までが目安です。
焼く予熱したオーブンで15~18分焼きます。竹串を刺して生地がついてこなければ焼き上がりです。焼けたら取り出して冷まします。
アイシングを作る粉砂糖に水またはレモン汁を少しずつ加え、滑らかなペースト状にします。お好みで食用カラーを混ぜて色をつけます。
デコレーション冷めたケーキの上にアイシングをスプーンで塗り、スプリンクルやキャンディーで飾ります。アイシングが固まるまで少し置いておきます。
アレンジのポイント
フェアリーケーキはシンプルなレシピなので、チョコチップやドライフルーツを加えたり、アイシングをチョコレートガナッシュに変えたりして楽しむことができます。また、クリームやジャムを挟むと特別感がアップします。
見た目も可愛らしいフェアリーケーキをぜひお試しください。