グミの実とは

グミの実とは

グミの実とは

グミはみんな大好きなお菓子ですが、このユニークな名前の由来は意外と知られていません。グミの実とは一体何なのでしょうか?食品としてのグミの歴史に触れながら、その語源を探っていきましょう。

グミの実とは?

グミの実は、アメリカ原産のグミノキという低木に実るユニークな果実です。球形で直径約1cm、夏から秋にかけて赤く熟します。昔から食用や薬用に利用され、ビタミンCを豊富に含み、整腸作用があると言われてきました。独特の酸味と程よい甘みが人気の理由でした。

近年では、グミの実をモチーフにした「グミキャンディー」が世界中で愛されています。フルーツ由来のペクチンを使った食品なので、グミの実同様に食物繊維が含まれています。子供から大人まで様々な形や色、味が楽しめるグミキャンディーは、幅広い年齢層に支持されているのです。

一方で、実際のグミの実は渋みがあるため、そのままでは食用に適しません。主に庭や公園の景観樹として植えられており、実を探して食べるのが一つの遊びになっています。北海道から九州まで、様々な品種が育てられています。

「ナワシログミ」は5月頃に実をつける春グミの一種で、「ビックリグミ」は渋みが少なく生で食べられる品種です。「アキグミ」は9~10月に実をつける秋グミで、加工用によく利用されます。赤く色づいた実を選べば、グミの実本来の甘酸っぱい味わいを楽しめるはずです。

グミの実とは

グミの実の栄養素

グミの実は小粒ながら栄養価の高い食材です。ビタミンC、ビタミンE、食物繊維、カロテノイド、カリウム、リン、カルシウム、銅など、さまざまな栄養素を凝縮しています。

特にビタミンCとビタミンEの含有量が際立っています。ビタミンCは免疫力の維持や抗酸化作用に、ビタミンEは赤血球の保護や細胞の酸化防止に役立ちます。また、銅は活性酸素除去や骨形成を助ける働きがあります。

一方、カロリーは10粒あたり12kcalと控えめです。同じ赤い実のさくらんぼは10粒で38kcalなので、グミの実の方がずっと低カロリーだと言えます。

このように、グミの実にはカロリーは低いものの、豊富な栄養素が詰まっています。甘酸っぱい味と鮮やかな色合いも相まって、ジャムやジュース、お菓子の材料として人気がある理由が分かります。

食べ方いろいろ♪ グミの実を使うレシピ3選

グミの実は、さわやかな酸味と上品な甘みが絶妙なハーモニーを奏でる万能な食材です。今回は、その魅力を存分に引き出した絶品レシピを3つご紹介します。

まずは「グミの実のフルーツサラダ」。グミの実を始め、キウイ、オレンジ、りんごなど彩り鮮やかなフルーツを盛り合わせます。グミの酸味が全体の味を爽やかに引き立て、ハチミツやメープルシロップを加えることで、まろやかな甘みとの絶妙なコントラストを生み出します。

次に「グミの実のゼリー」をご覧ください。グミの実の鮮烈な酸味と芳香を閉じ込めた手作りゼリーは、暑い夏にぴったりの一品です。作り方は簡単で、グミジュースと粉ゼラチンを混ぜるだけ。お好みでハーブを加えれば、より一層風味豊かな味わいが楽しめるでしょう。

最後は「グミの実のチーズタルト」。サクサクのタルト生地に、なめらかなクリームチーズとグミの実を合わせた絶品フィリングが詰まっています。甘酸っぱい味わいとほのかな香りが、大人の味覚に心地よく響きます。

いかがでしたか?手軽に作れる上記3品は、グミの実の新鮮な魅力を存分にお楽しみいただけるはずです。ぜひ、この機会にグミの実の新しい可能性に出合ってみてはいかがでしょうか。

グミの実とは

まとめ

グミの実は食用として販売されることがほとんどないため、食べる機会が少ない果物です。鉢植えで育てることができるので、ご自宅で育ててみるのも良いでしょう。機会があれば、是非味わってみて下さい。