小さなキャベツのような見た目が可愛らしい芽キャベツ。独特の風味と食感が特徴で、食卓のアクセントにもなりますよね。実はこの芽キャベツ、見た目からは想像できないほどの栄養価を秘めているんです!ビタミンや食物繊維が豊富で、美容と健康をサポートする強い味方。今回は、そんな芽キャベツの知られざる栄養価をご紹介します。ぜひ、芽キャベツの魅力を再発見してみてください。
ビタミンCも食物繊維もキャベツ以上
メキャベツは、アブラナ科に属する一年草で、キャベツの一種です。学名はBrassica oleraceaといい、別名としてヒメカンランやコモチカンランとも呼ばれています。フランス語ではシュー・ド・ブリュッセルと呼ばれ、ベルギーのブリュッセル近郊が原産地とされています。冷涼で湿度の高い気候を好みます。メキャベツには、小型のものと大型のものがあり、一般的なキャベツが頂芽に球をつけるのに対し、メキャベツは側芽が球状に発達します。小型の品種は高さが約0.6mまで、大型の品種は約1.2mまで成長し、茎の側面に直径3~4cmほどの小さなキャベツが50~60個ほど実ります。若いメキャベツはナッツのような甘い香りがしますが、成長するにつれて他のアブラナ科の野菜と同様に苦味が出てきます。
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見た目の愛らしさが、食卓を華やかに彩る
芽キャベツは、その小さなサイズからは想像できないほど栄養価が高い野菜です。例えば、可食部100gあたりで比較すると、一般的なキャベツよりもビタミンCは約4倍、食物繊維は約3倍も多く含まれています。さらにビタミンB2は約7倍、β-カロテンに至っては約14倍もの差があります。また、結球しないタイプの芽キャベツ「プチヴェール」は、カルシウムや鉄分、ビタミンC、葉酸といった栄養素を豊富に含んでいます。