春の食卓を彩る春キャベツ、煮込み料理に最適な冬キャベツ。一年を通して楽しめるキャベツですが、せっかくなら本当に美味しいものを選びたいですよね。この記事では、スーパーで迷わず最高のキャベツを選ぶための技を伝授します!みずみずしさ、甘み、食感…選び方のポイントを知れば、サラダも炒め物も格段に美味しくなりますよ。今日からあなたもキャベツ選びの達人です!
美味しいキャベツを選ぶ方法
お店で新鮮でおいしいキャベツを選ぶのは、意外と難しいものです。
そこで、キャベツ選びで失敗しないためのポイントをご紹介します。
【春キャベツの場合】ふんわりと軽いもの
春の訪れとともに、3月から5月にかけて美味しくなる春キャベツ。
みずみずしい春キャベツを選ぶコツは、手に持った時の軽さにあります。
春キャベツの醍醐味はそのやわらかさと甘み。ふんわりと軽いものを選ぶことで、春キャベツならではの美味しさを堪能できるでしょう。重いものは、成長しすぎている場合があるので、春キャベツ特有の風味を求めるなら、軽いものを選ぶのがおすすめです。
【冬キャベツの場合】ずっしりと重いキャベツ
冬キャベツは、1月から3月にかけてが最も美味しい時期です。
春キャベツとは異なり、手に取った時にずっしりとした重みを感じるものを選ぶのがおすすめです。
葉が肉厚で、独特のシャキシャキとした食感が楽しめる冬キャベツは、密度が高く重いほど水分を多く含み、より美味しく味わえます。
大きさがあまり変わらないようであれば、できるだけ重たい冬キャベツを選ぶと良いでしょう。
【春・冬共通】葉が濃い緑色をしているか
キャベツ選びで失敗しないためには、葉の色をよく見てください。春キャベツも冬キャベツも、葉の色が濃い緑色のものを選ぶのがおすすめです。
鮮やかな緑色は、キャベツがみずみずしく、おいしい状態であることのサインです。
ちなみに、冬キャベツで葉の一部が紫色になっているものを見かけることがありますが、これは寒さによって糖度が増した証拠。むしろ甘くておいしいキャベツなので、ぜひお試しください。
【春・冬共通】芯の太さは、太すぎないもの
甘くて美味しいキャベツを選ぶには、芯の太さが重要なポイントです。
キャベツは成長するにつれて、芯が水分を吸い上げます。芯が太いものは水分が失われ、味が落ちているかもしれません。
購入前にキャベツを裏返し、芯の太さをチェック。目安として、芯の直径が500円玉よりも小さいものを選ぶと良いでしょう。

産地で選ぶのもおすすめ
キャベツを選ぶなら、その土地の恵みを味わえる産地で選んでみませんか?
ここでは、特におすすめのキャベツ名産地をご紹介いたします。
群馬県
キャベツの有名な産地として、まず挙げられるのが群馬県です。
特に、嬬恋村で作られる「嬬恋高原キャベツ」は、その名を知られています。旬は7月から10月で、夏キャベツと秋キャベツが主に栽培されています。
嬬恋村ならではの高原の地形と、養分を豊富に含んだ黒ボク土が、甘くて風味豊かなキャベツを育む秘訣です。
もし甘みが凝縮された、やわらかいキャベツを味わいたいなら、群馬県産のキャベツを選んでみてはいかがでしょうか。
愛知県
愛知県もまた、キャベツの重要な産地として知られています。
ここでは冬キャベツと春キャベツが主に栽培され、その生産量は全国の約2割を占めています。
特に豊橋市と田原市は、キャベツの栽培が盛んな地域として有名です。キャベツ栽培には良質な水が不可欠ですが、これらの地域では奥三河から渥美半島にかけて豊川用水が整備されたことが、栽培を後押ししたと言われています。
濃厚な甘みが特徴の愛知県産キャベツ。その美味しさをぜひ一度お試しください。
千葉県
キャベツの有名な産地として、千葉県も挙げられます。
千葉県では、11月から3月にかけて旬の冬キャベツ、そして3月から5月にかけて旬を迎える春キャベツが盛んに栽培されています。
周囲を海に囲まれた温暖な気候が特徴の千葉県では、その気候を活かして甘みのある美味しいキャベツが育てられています。特に銚子市、旭市、野田市などが主な産地として知られています。