セントジョーンズワート 効果 - スイーツモール

セントジョーンズワート 効果

セントジョーンズワート 効果

近年、自然の恵みを活用した健康法に注目が集まっています。そんな中、ストレスの解消やうつ病の改善、さらには美容への効果も期待されているハーブがあります。その名も「セントジョーンズワート」。この魅力的なハーブには、さまざまな効果が秘められています。今回は、その驚きの効果と使い方についてご紹介します。

セントジョーンズワートとは?

セントジョーンズワートは、ヒペリクム科に属する多年生のハーブで、成熟すると草丈はおよそ1メートルに達します。このハーブは、6月の終わりごろに鮮やかな黄色の花を咲かせ、その美しさから風景づくりやガーデニングにも用いられます。原産地はヨーロッパでありながら、現代では日本の一部地域や北海道での7月中旬などでもその咲き誇る姿を見ることができます。
学名はHypericum perforatum(ヒペリクム・ペルフォラツム)で、日本では「セイヨウオトギリソウ」(西洋弟切草)とも呼ばれます。その名前は聖ヨハネ(St. John)の名を冠し、夏至の時期に開花するという特徴から名づけられました。
古代ギリシャでは「悪魔よけの像」の上に置かれ、ヒペリクムの名は「像の上」を表すという説も存在します。セントジョーンズワートは、紀元前からヨーロッパで民間療法に用いられ、延命や火災の予防、精神疾患の緩和といった目的で神聖視されてきました。
古くから抗うつ効果が認められ、現在でも「ナチュラルプロザック」と呼ばれることのあるセントジョーンズワートは、脳内の神経伝達物質であるセロトニンの働きを助ける成分ヒペリシンを持つとされます。しかし、必ずしも全ての人々にとって安全なわけではなく、副作用が出ることもあります。そのため、その利用には医師の助言が推奨され、人々の健康維持に微力を尽くしています。

セントジョーンズワートの特長とは?

セントジョーンズワートは、円状でまっすぐな茎に、黄色く可憐な花が咲くハーブです。この植物は日当たりの良い草地を好み、花はレモンのような香りを持っています。最も注目すべき特徴の一つは、その愛らしい黄色い花びらや蕾をこすると、意外なことに指が鮮やかな赤色に変色することです。花びらをよく観察すると、小さな黒点で縁取られているのが見て取れますが、これが有効成分を含む赤い色素を分泌する腺です

セントジョーンズワートに期待する効果

セントジョーンズワートは、明るい黄色の花と新緑の葉の美しい植物で、主にヨーロッパやアジアで見られます。日本語での名前は「セントジョーンズワート」、英語では「St. John's Wort」ととなります。中世ヨーロッパから広まり、現代ではサプリメントなどで多くの方々に知られています。

中でも最も注目されているのが、気分の安定に効果があるとされるヒペリシンやヒペロフォールという成分が含まれていることでしょう。これらは、心の乱れや感情の落ち込みを緩和すると言われ、自然のケアとして多くの人々に愛されています。

また、体を若々しく保つ抗酸化作用も備えています。特に、皮膚に対する保護作用や、傷の治癒を助ける効果があり、その成分は皮膚科のクリームやローションにも採用されています。

さらに、消化器系の健康管理や、抗ウイルス、抗菌作用も期待できます。これらの作用が、体の内側から免疫力を強化し、健康な体を保つ手助けになると考えられています。

その他にも、セントジョーンズワートはさまざまな健康効果をもたらすと考えられています。その効能の幅広さから毎日の健康維持から心の健康まで一通りのケアをサポートします。ただし、使用量や他の薬との相互作用には注意が必要です。自然から得られるものであっても、その使用には適切な知識と理解が必要です。

セントジョーンズワート 効果

セントジョーンズワートは日本でも古くから使われていた!

「セントジョーンズワート」は、美しい黄色の花で知られ、その名前の由来は、その花が開花する聖ヨハネの日(6月24日)に関係しているとされています。この植物は、特に抗鬱作用や傷の治癒作用といった効果を持つことから、欧米で長く重宝されてきました。

この植物は実は「オトギリソウ属」の一種であり、その種類は全部で458も存在します。その中で今私たちが「セントジョーンズワート」(西洋オトギリソウ)と呼ぶものは、ヨーロッパ原産の一種です。

一方、古来、日本では在来種の「オトギリソウ」が薬草として利用されていました。その特徴や薬効については、江戸時代中期の漢方医、寺島良安による百科事典「和漢三才図会」に記録が残されています。

その名前「オトギリソウ」は漢字では「弟切草」と書きますが、この名前には一風変わった由来があります。それは、平安時代のある鷹匠の逸話によるものです。この鷹匠は、鷹の傷を素早く治す秘密の薬を持っていました。しかし、あるとき弟がこの秘密を筒抜けにしてしまいます。それに怒った兄が、弟を切り殺してしまったという悲劇が起きるのです。その後、この秘密の薬草は、「弟切草」と呼ばれるようになりました。

このように日本でも古代から治療に使われてきたセントジョーンズワートですが、近年では、ハーブ療法や自然療法の復興に伴い、再度その価値が見直されています。その美しい花と有用な効能を持つセントジョーンズワートは、過去から未来へと続く自然の恵みと言えるでしょう。

まとめ

セントジョーンズワートは心身の健康促進に有効な自然の恵みです。ストレスやうつ病の軽減から美容への効果まで、一つのハーブでこれだけの恩恵を受けられるのがこのハーブの魅力。日々の健康管理や美容ケアに役立つセントジョーンズワートを是非とも活用していきたいものです。