スチューベン - スイーツモール

スチューベン

スチューベン

スチューベンという名前を聞いて、あなたは何を思い浮かべますか? スチューベンはアメリカのぶどうです。この記事では、"スチューベン"というキーワードについて、詳しく解説します。

スチューベンとは?

スチューベンは、「ウェイン」と「シュリンダン」という品種を交配して誕生したぶどうで、アメリカのニューヨークで生まれました。日本には1952年(昭和27年)頃に初めて導入されました。
このぶどうは糖度が高く、酸味が少ないため、甘みが際立ち食べやすい特徴があります。通常のぶどうが12〜14度の糖度を有する中、スチューベンは20度近い高い糖度が特筆されます。その上、大粒で粒が多いため、食べ応えも充分にあります。

スチューベンの旬と産地

スチューベンは、アメリカ原産の品種でありながら、日本でも盛んに栽培されているブドウの一種です。その主な生産地は、寒暖差の大きな山梨県です。スチューベンは秋から初冬にかけて最良の状態、いわゆる旬を迎えます。しかし、その独自の風味を維持するためには、12月頃まで市場に供給されることが一般的です。

山梨県では、寒暖差を利用したりんごなどの保存技術を用いて、2月頃まで新鮮な状態で市場に出回ることもあります。そのため、旬の時期を逃しても新鮮なスチューベンを楽しむことができます。その格別なる風味と香りを、是非ともご堪能ください。

スチューベン

スチューベンの選び方

美味しいスチューベンを選ぶ際には、見た目でその品質を判断することができます。果皮が濃い紫黒色でハリがあり、果粉(ブルーム)がしっかりとついているものが良い選択です。特に、白い果粉が見られると、それは甘味豊かなスチューベンのしるしです。

また、房の先に実る粒が一番熟れやすいため、その粒が張りがあるものは新鮮であると言えます。従って、鮮度の高いスチューベンは房の軸がしっかりしているのが特徴です。

粒の落ちが目立つか、軸が枯れている場合は、鮮度が低い可能性があるため、選ぶ際にはこれらの点に注意しましょう。この目利きの基準は、スチューベンに限らず他のぶどうにも当てはまります。

スチューベンの食べ方

スチューベンは水洗いした後、果肉だけをお召し上がりください。皮は渋くて食べることが難しいです。食べても問題はありませんが、種の周りは酸味が強いですよ。気になる場合は種を取り除いてください。

スチューベンはそのまま食べても美味しいですが、ジャムやジュースなどもおすすめです。

スチューベンの保存方法

スチューベンは比較的日持ちが良いぶどうです。適切に保存すれば、長い間楽しむことができます。

以下では、スチューベンの保存方法についてご紹介いたします。

冷蔵保存

数日以内に食べきれると思われる場合は、冷蔵保存がおすすめです。房ごと保存する場合、2〜3日程度が目安となります。一粒ずつ切って保存した場合、約6〜7日ほどが適切です。

冷凍保存

スチューベンは冷凍保存も可能です。保存期間は約2〜3週間が目安となりますので、数日で食べきれない場合は冷凍保存を利用すると良いでしょう。

まとめ

スチューベンは、アメリカのニューヨークで生まれたぶどうで、日本には1952年に導入されました。この品種は「ウェイン」と「シュリンダン」を交配した結果生まれ、その特徴は糖度が高く酸味が少ないことです。通常のぶどうが12〜14度の糖度を有する中、スチューベンは約20度と非常に高い糖度があり、そのため甘さが強く、食べやすいとされています。大粒で粒が多く、果肉だけを食べることが一般的で、果皮は渋く食べづらいため注意が必要です。その他、見た目でも品質が判断でき、果皮の紫黒色とハリ、果粉(ブルーム)の存在が美味しさの証拠とされています。スチューベンは、独特な味わいと食べ応えのある大きな粒が魅力の一つとなっています。