スペインといえば情熱的なフラメンコや美味しいタパスが思い浮かびますが、実は甘いスイーツも見逃せません。地中海の太陽に育まれたフルーツや歴史的な影響を受けた伝統菓子まで、スペインのスイーツは多様で、まるでその土地の文化や人々の魅力を凝縮したかのようです。今回は、スペイン各地で味わえる至福の甘さを満喫できる絶品スイーツを特集し、あなたを甘味の世界へと誘います。旅の思い出に、新たなグルメ体験を加えてみませんか。
スペイン旅行で味わいたい!スペインの代表的なスイーツ
今日は、スペイン旅行でぜひ味わってほしいおすすめスイーツを特集します。有名な「チュロス」に加えて、「フラン」と「ポルボロン」など、スペインのあまり知られていない伝統菓子も幅広くご紹介します!
スペインの伝統的なスイーツ特集
最初に紹介するのは、スペインの『Churros con Chocolate』(チュロス・コン・チョコラテ)です。全国で愛されるスイーツで、特に朝食や間食の時間によく食べられます。揚げたてのチュロスは外がカリカリで中がふんわりしており、控えめな甘さのチョコラテにディップして楽しむのが魅力です。チョコレートが苦手な方は、コーヒーと一緒に楽しむのもおすすめです。
→マドリードで有名なチュロスのお店『San Ginés』や、老舗のチョコレートショップ『Valor』をぜひチェックしてみてください。
次に紹介するのはガリシア州発祥のアーモンドケーキ『Tarta de Santiago』(タルタ・デ・サンティアゴ)です。主材料はアーモンド、卵、砂糖、レモンの皮で、小麦粉を使わないため、シンプルで甘さ控えめなケーキとなっています。このケーキはガリシア以外のレストランでもデザートとして味わうことができます。
スペインでは1月6日の「公現祭」に『Roscón de Reyes』(ロスコン・デ・レジェス)というリング状のケーキを食べることが定番です。このケーキには砂糖漬けのフルーツがトッピングされ、ホリデーシーズンには街中のベーカリーやスーパーで大人気です。
スペインの伝統菓子『Turrón』(トゥロン)は、アーモンド、はちみつ、卵、砂糖を使用したお菓子で、チョコレートやマサパンなど、さまざまな味があります。ハードタイプからソフトまで硬さも異なり、特にクリスマスには多くの店で販売され、お土産にも最適です。老舗『Vicens』のトゥロンをお試しください。
また、マドリードの守護聖人サン・イシドロを祝う5月には『Rosquillas de San Isidro』というドーナツが食べられます。「Tonta」、「Lista」、「Santa Clara」、「Francesas」といった種類があり、地元のお菓子屋さんや祭りで堪能できます。
『Arroz con Leche』(アロス・コン・レチェ)は、スペインで広く見られるデザートで、お米、牛乳、砂糖を煮込んでシナモンで味付けされた冷たいスイーツです。風味が独特で、好みによって冷やして楽しむことができます。
カタルーニャ地方の『Crema Catalana』(クレマ・カタラーナ)は、フランスのクリーム・ブリュレに似た伝統菓子で、牛乳のみを使用しています。クリーム・ブリュレのルーツとも言われています。
クリスマスシーズン限定の甘いクッキー『Polvorón』(ポルボロン)は、アーモンドパウダー、砂糖、小麦粉などから作られ、ほろほろ食感が特徴で、いろいろなフレーバーが楽しめます。お土産にもおすすめです。
最後に紹介するのは『Ponche Segoviano』(ポンチェ・セゴビアノ)で、セゴビアの伝統菓子です。しっかりとした甘さの層を感じることができ、旅行の際にはぜひ試してみてください。
以上、スペインの魅力的なスイーツの数々でした。