白玉粉とは

美味しい料理を作る際に欠かせない食材の一つが「白玉粉」です。しかし、「白玉粉」と一言で言っても、具体的に何を指すのか、その起源や使われ方、どのような料理に適しているのかについて詳しく知らない方も多いでしょう。そこで、この記事では「白玉粉」について掘り下げ、その魅力や様々な使い方を紹介していきます。白玉粉がただの食材ではなく、料理を一段階引き上げるための有力なパートナーであることを理解していただければ幸いです。
白玉粉の原料・製造方法
白玉粉はもち米を原料にした米粉の一種で、もち米は粘り気のある白く不透明な米です。製造過程では、まずもち米を水で洗い、12時間ほど水に浸して吸水させます。その後、石臼で水びきし、出た乳液をふるいにかけて粗粒を分けます。さらに、再び粗粒を水びきして沈殿したでんぷんを圧搾し脱水します。最後に乾燥させて、賽の目に切ることで、白玉粉が完成します。製造は元々寒冷期に行われていましたが、現在では一年を通して行われています。この手間がかかる工程が白玉粉の価格を高くする要因となっています。
白玉粉の別名
白玉粉の品質・見た目
良質な白玉粉は、微細で純白かつ光沢のある乾燥した粉末です。製造過程で、白玉粉には細かな塊が残り、サラサラとした状態にはなりません。この塊は品質が悪いためではなく、製造時に賽の目に切られて乾燥されるためです。これらの塊は触れると簡単に崩れ、白玉粉の特徴的な風合いとなります。良質なものは細かく、滑らかな食感を提供し、使用時に崩れやすいのが特徴です。

白玉粉の用途
白玉粉は、もち米のでんぷんを乾燥させて作られたもので、特に強い粘り気と柔らかい食感が特徴です。これにより、和菓子の白玉団子や大福、さらにはおこわ風の炊き込みご飯にも使用できます。また、白玉粉は料理にとろみを加えるためにも使用可能です。片栗粉と同様にとろみをつける効果がありますが、白玉粉はだまになりにくく、なめらかな仕上がりになります。さらに、揚げ物の衣として使うと、サクサク感が持続し、カロリーも抑えられます。離乳食にも適しており、柔らかい食感が特徴ですが、幼児には喉に詰まらせる危険があるため、注意が必要です。
白玉粉のカロリー(糖質)
白玉粉のカロリーは100gあたり347kcalで、ご飯茶碗の大盛りよりも高いカロリーを持ちます。また、白玉粉の糖質は100gあたり約80g、つまり白玉粉のほぼ80%が糖質です。白玉団子1個分(約5g)のカロリーは約17kcal、糖質は約4gです。ダイエット中でも少量であれば問題ありませんが、大福にするとカロリーや糖質が増加するため、食べ過ぎに注意が必要です。

白玉粉の成分
白玉粉100gには、炭水化物が80~90g、タンパク質が7g、脂質が1.2g、ビタミンB群やカルシウム、鉄分などが含まれています。ただし、白玉粉は栄養価が特別に高いわけではありませんが、体に悪い成分は含まれていません。GI値は65で中GIに分類され、急激な血糖値の上昇を抑える効果があります。また、白玉粉にはグルテンが含まれていないため、小麦粉の代わりにグルテンフリーの料理にも使用可能です。グルテンは消化が悪く、肥満や疲労感を引き起こす原因にもなるため、グルテンフリーを意識する人には適しています。
白玉粉の賞味期限・保存方法
白玉粉の賞味期限は約1年~2年ですが、開封後は賞味期限に関わらずできるだけ早めに使い切るのが安全です。保存時は密閉できる容器に入れ、直射日光の当たらない涼しく暗い場所に保管します。冷蔵庫で保存することも可能ですが、温度変化によって結露が発生すると水分を吸収し傷む原因となるため、急激な温度変化を避けるようにしましょう。白玉粉は他の粉と比べてコナダニがつきにくいため、賞味期限が過ぎても良好な保存状態であれば使用できますが、色が変わったりカビ臭さがある場合は使用を避けるべきです。
白玉粉団子の一般的なレシピ
白玉粉団子は非常に簡単に作れる家庭向けのレシピです。白玉粉100gと水80mlを使用し、白玉粉に水を少しずつ加えながら耳たぶの固さに練ります。その後、一口大に丸めて中央にくぼみを作り、沸騰したお湯で浮き上がるまで茹でます。浮き上がったらさらに1分程度茹で、その後冷水で粗熱を取ります。出来上がった団子はそのまま食べることもできますが、きなこや黒蜜、砂糖醤油の葛餡をかけるとさらに美味しくなります。ダイエット中の場合は、おからパウダーやオートミールを加えることで糖質を抑えることができます。

白玉粉の代用品は?違いは?
白玉粉の代用品として、上新粉やだんご粉が挙げられます。上新粉は白玉粉の代用品として団子や焼き菓子、料理に使えますが、製造方法が異なり、食感や調理法が違います。上新粉はうるち米から作られ、白玉粉はもち米から作られます。上新粉はやや固い食感で、白玉粉に比べて粘りが少ないため、団子を作る際はお湯でこねる必要があります。だんご粉は、うるち米ともち米を使って作られ、白玉粉と比べて粘り気があり、コシのある食感が特徴です。混ぜて使うことで、柔らかさとコシを両立させた仕上がりになります。
まとめ
白玉粉はその独特のもちもちとした食感と、料理に深みをもたらす力を持っています。スイーツからスープまで、幅広い料理で活躍し、独特な風味が美味しさを引き立てます。また、その歴史や起源を知ることで、白玉粉を用いた料理に背景やストーリーを加えることができ、一層の楽しみを生み出します。白玉粉についての知識を深め、新たな料理の発見にぜひ活用してみてください。