ロールケーキのスポンジ

ふわふわでしっとり、口の中でとろけるようなロールケーキ。その美味しさを左右する最大のポイント、それは何と言ってもスポンジです!せっかく美味しいクリームを用意しても、スポンジがパサパサだったり、膨らみが足りなかったりすると、全体のバランスが崩れてしまいます。そこで今回は、ロールケーキの命とも言える極上スポンジの作り方を徹底解説!初心者さんでも失敗しないコツを余すところなくお伝えします。この記事を読めば、あなたもきっと、理想のロールケーキを焼き上げることができるでしょう。

材料

27cm角の天板1枚分のシフォンケーキ材料です。卵はMサイズ4個(Lサイズなら3個)を使用。薄力粉は70g(65g)、三温糖またはグラニュー糖は80g(70g)、サラダ油は30g(25g)、水または牛乳は30g(25g)です。クリームには、生クリーム150g、グラニュー糖10g弱、練乳15g、ブランデーを少量、そしてお好みのフルーツをご用意ください。

作り方

まず、薄力粉を丁寧にふるっておきましょう。オーブン用の天板にはクッキングシートを敷き、さらにその上にもう一枚シートを重ねておきます。卵は黄身と白身に分け、それぞれ別のボウルに入れてください。卵白のボウルに、グラニュー糖の半分量を少しずつ加えながら、しっかりと角が立つまで泡立てます。泡立て終わったら、冷蔵庫で冷やしておきましょう。(オーブンは180℃に予熱を開始してください)ミキサーは洗わずに、そのまま卵黄のボウルに残りのグラニュー糖を加え、白っぽくもったりとするまで泡立てます。その後、サラダ油と水(または牛乳)を加えて混ぜ合わせます。卵黄のボウルに、ふるっておいた薄力粉をもう一度ふるい入れ、粉っぽさがなくなるまで丁寧に混ぜてください。卵黄の生地に、泡立てた卵白の1/3量を加えて混ぜ合わせ、さらに残りの卵白の半分を加えて、さっくりと混ぜ合わせます。最後に、卵白のボウルに全ての生地を移し、ボールを回しながら、底から生地を持ち上げるように数回混ぜ合わせます。生地を天板に流し込んだら、少し高い位置から天板を落として空気を抜き、表面の泡を消します。180℃に予熱したオーブンで10分程度焼いてください。焼き上がったらすぐに、天板ごと少し高い位置から落とし、焼き縮みを防ぎます。ラップをかけて冷ますと、焼き色が綺麗に剥がれます。生地を裏返した方が綺麗な場合は、裏返してください。別のボウルに生クリーム、グラニュー糖、練乳、ブランデーを入れ、しっかりと泡立てます。生地全体にクリームを塗り広げます。手前には少し多めにクリームを塗り、フルーツはお好みで乗せましょう。優しく、巻き寿司を巻くように生地を巻いていきます。生地が手に付く場合は、クッキングペーパーで押さえながら巻いてください。巻き終わったら、ラップまたはクッキングシートで包み、冷蔵庫で冷やします。

コツ・ポイント

冷蔵庫から出した卵は、表面の水分をキッチンペーパーで丁寧に拭き取ってから、すぐに割ることで、スムーズに泡立てることができます。生地を裏返さずに焼き上げる際は、工程で焼き色を無理に剥がす必要はありません。

ロールケーキ