ご飯タンパク質

「ご飯は太る」と思っていませんか?実は、ご飯とタンパク質を組み合わせることで、ダイエットや健康維持に繋がる意外な関係があるんです。ご飯に含まれる炭水化物は、タンパク質の吸収を助け、筋肉の合成を促進する効果も期待できます。この記事では、ご飯とタンパク質が持つ驚くべき相乗効果と、毎日の食事で効果的に摂取する方法を詳しく解説します。美味しく食べて、理想の体を目指しましょう!

ご飯の栄養

食事の量は人それぞれで、選ぶ料理によってご飯の量も変わってきます。目安として、よく使われる茶碗一杯は約150gとされています。ここでは、この量を基本として、ご飯に含まれる栄養成分を見ていきましょう。活動的な毎日を送るためには、エネルギー補給が欠かせません。主食であるご飯は、その大切なエネルギー源となる炭水化物を豊富に含んでいます。例えば、白米150gあたり約234kcalのエネルギーがあり、炭水化物は約55.7gです。そのうち、食物繊維は約0.5g含まれています(プロスキー法による計測)。白米に含まれる食物繊維の量は、多くはないかもしれません。しかし、食物繊維は健康維持に重要な役割を果たすと考えられています。野菜、海藻、きのこ類に加え、玄米や雑穀米などを取り入れることで、主食からも食物繊維を積極的に摂取することが推奨されます。白米150gに含まれるタンパク質は3.8gです。これは、肉や魚、卵といった高タンパク質な食品に比べると少ない量です。しかし、毎食150g、1日合計450gの白米を摂取する場合、1日に11.4gのタンパク質を摂取できる計算になり、無視できない量と言えるでしょう。ただし、食事がおにぎりのみといったように、白米中心の偏った食生活を続けると、タンパク質不足に陥る危険性があります。また、白米のタンパク質は、必須アミノ酸であるリシン(リジン)の含有量が少ないため、他の食品から補給する必要があります。リシンは、肉や魚などの動物性タンパク質や、大豆・大豆製品に豊富に含まれています。したがって、白米を食べる際には、これらの食品、特に納豆や豆腐、煮豆などのおかずを積極的に取り入れることをおすすめします。

その他の栄養素について

ご飯には、炭水化物とタンパク質に加え、カルシウム、鉄分、ビタミンB群も少量ながら含まれています。より多くのビタミンやミネラルを摂取したいのであれば、白米の代わりに玄米や雑穀米を選ぶと良いでしょう。食物繊維を補給する意味でもおすすめです。さらに、ご飯150gに含まれる脂質はわずか0.5g。これは食パン6枚切り1枚の約1/5の量に相当します。そのため、体重管理中に脂質の摂取量を抑えたい場合に、ご飯は賢い選択肢の一つとなり得ます。

一食に必要なご飯の量

美味しいおかずがあると、ついご飯が進んでしまうことはありませんか? では、一回の食事で適量のご飯とはどれくらいなのでしょうか。ここでは、日本人の食事摂取基準(2020年版)を参考に、炭水化物の摂取目安量から一日に食べるご飯の量を考えてみましょう。エネルギー産生栄養素とは、私たちの活動の源となるタンパク質、脂質、炭水化物のことです。これらの栄養素のバランスは、健康維持に非常に重要で、偏った食事は体重の増減など、身体に様々な影響を及ぼす可能性があります。日本人の食事摂取基準(2020年版)では、1~49歳の男女におけるエネルギー産生栄養素の理想的なバランスは、タンパク質13-20%、脂質20-30%、炭水化物50-65%とされています。50歳以上の方の場合は、筋肉量の減少を防ぐために、タンパク質の割合が推奨量よりも多くなります。それでは、具体的な例を挙げて、一食あたりのご飯の量を計算してみましょう。例えば、一日に2000kcalを必要とする人が、炭水化物の割合を60%に設定した場合、1200kcalを炭水化物から摂取することになります。炭水化物は、ご飯やパン、麺類などの主食の他、砂糖やみりんといった調味料、果物、いも類、とうもろこし、かぼちゃなどにも含まれています。もし、調味料や果物から一日あたり120kcalを摂取すると仮定すると、残りの1080kcalを主食から摂取する必要があります。つまり、一食あたり360kcalとなり、ご飯に換算すると約220gが目安となります。ただし、おかずにいも類やかぼちゃが多く使われている場合や、果物をたくさん食べる場合は、ご飯の量を調整すると良いでしょう。このように、一食あたりのご飯の量は、その人の必要なエネルギー量によって変わってきます。炭水化物だけでなく、他の栄養素とのバランスも考慮しながら、最適なご飯の量を決めていきましょう。

メニューの組み立て方

バランスの取れた食事を実現するために、ご飯に合うおかずを選ぶ際のコツをご紹介します。

定食編

バランスの取れた食事の代表例として挙げられるのが定食です。主菜からは主にタンパク質と脂質を、副菜や汁物からは野菜や海藻由来のビタミンやミネラルを摂取できます。副菜や汁物にも炭水化物やタンパク質を含む食材が用いられることもあります。例えば、煮豆や豆腐、ハム、ちくわなどを多く使った副菜や汁物を選ぶと、タンパク質の摂取量を増やせます。また、芋類、かぼちゃ、とうもろこしなどが使われていると、炭水化物の摂取量が増加します。その結果、野菜の摂取量が少なくなることも考えられます。そのため、栄養バランスを意識して副菜や汁物を選ぶことが大切です。

どんぶり編

丼物に使われるご飯は、通常200gを超え、250g近くになることもあります。1日の摂取カロリーを2000kcal未満に抑えたい方や、ダイエット中の方は、ご飯の量を減らすか、他の食事内容を見直すことをおすすめします。牛丼や親子丼、海鮮丼など、タンパク質が摂れる丼物には、野菜中心の副菜を添えてバランスを整えましょう。野菜も一緒に摂りたい場合は、中華丼を選ぶのも良いでしょう。

中華・洋食編

中華や洋食を選ぶ際、注意したいのは油分の量です。中華料理では、食材を油で揚げる調理法がよく用いられます。また、洋食ではバターや生クリームといった、脂肪分の多い食材が頻繁に使われます。もし中華料理をメインにするなら、ご飯を主食に選び、その量を少し減らすことで、摂取カロリーを調整しやすくなります。洋食の場合も、ご飯との組み合わせがおすすめです。パンを選ぶなら、比較的油分の少ないフランスパンや、ミネラル豊富なライ麦パンなどを検討してみてはいかがでしょうか。

おにぎり編

おにぎりだけを食べる際、ご飯だけでは不足しやすい必須アミノ酸であるリシンを意識して具材を選ぶと、栄養バランスが向上します。例えば、鮭やツナ、納豆といった良質なタンパク質を含む具材は、リシンを効果的に摂取できます。その他、スパムや鶏肉、卵などもご飯のタンパク質を補強するのに適した選択肢と言えるでしょう。

タンパク質不足が気になる日は、プロテインもおすすめです。

食事の献立を工夫することで、栄養バランスは改善されます。しかし、多忙な毎日の中で自炊が難しかったり、つい食事を抜いてしまったりすることもあるでしょう。もし、必要な栄養が不足しがちな場合は、サプリメント等の栄養補助食品を検討するのも一つの手段です。

まとめ

日本人の食卓に欠かせないお米は、活動の源となるエネルギー源であり、タンパク質も摂取できます。しかし、お米ばかりを過剰に摂取すると、栄養バランスが偏る恐れがあります。多様な食品からバランス良く栄養を摂取し、適切なエネルギー量を考慮しながら、ご自身にとって最適な炭水化物の摂取量とお米の量を調整することが大切です。

ご飯タンパク質