パウンドケーキ 粗熱 どれくらい
パウンドケーキは、卵と砂糖、バターを基本にした伝統的な焼き菓子です。しっとりとした食感とほんのり甘い味わいが人気の秘密ですが、適切な粗熱時間を守ることが、美味しいパウンドケーキを作る上で重要なポイントとなります。粗熱のとり不足では中が生焼けになり、過剰に冷やすと乾燥してしまいます。そこで今回は、理想的なパウンドケーキの粗熱をとる時間について解説していきます。
パウンドケーキの冷まし方…粗熱はどれくらいでとれる?早く冷ますコツも!
パウンドケーキを焼き上げたら、熱々のまますぐに食べたくなりますが、無理に冷やすと味や食感が損なわれてしまいます。適切に冷ますことで、しっとりとした美味しさを堪能できます。
ケーキをオーブンから取り出したら、同じくらいの大きさの耐熱皿に金網を置き、その上にケーキを乗せます。これにより空気が行き渡り、ムラなく冷めます。その後、約20分放置すれば室温まで冷めるでしょう。
次に、必要に応じてラップを巻き、冷蔵庫へ入れます。冷蔵庫に入れるのは焼き上がってから1時間半から2時間後が適切です。早く冷やしたい場合は、オーブンの周りにファンを向けて空気を循環させるのがコツです。また、ラップをせずに蒸気を逃がすのも良い方法です。焼きたてをいただくのは楽しみですが、適切に冷まして美味しさを損なわないよう心がけましょう。
パウンドケーキの粗熱の取り方
焼き上がったパウンドケーキは、粗熱を取る工程が重要です。まずは型ごと15cmほどの高さから台の上に落とすと、内部の熱い水蒸気を素早く逃がすことができます。
その後、すぐにクッキングペーパーごと型から外し(紙型の場合はそのまま)、ケーキクーラーの上で10~20分間冷ましましょう。ケーキクーラーがない場合は天ぷら用の金網や魚焼きグリルの網などでも代用可能です。
万が一焼きすぎた心配がある時は、型から外さずにそのままゆっくりと冷ましていきます。内部の水蒸気が逃げづらくなるので、パサつきを防ぐことができます。
このようにパウンドケーキの粗熱を確実に取れば、焼き色も良く、しっとりとした食感が楽しめるはずです。焦げ味やベーキングパウダーの後味の心配もありません。
焼きたてパウンドケーキを早く冷ますコツ
まず、オーブンから取り出したらすぐに型から外し、ケーキの底面に竹串などを差し込むことで、空気の対流が生まれ冷めるスピードが上がります。
焼き立ての香ばしさを味わうには、急冷はNG。ケーキの底部と台の間を広く取り、高さを確保することで空気の通りを良くし、ゆっくりと冷めるようにします。天ぷら用の金網を利用するのも効果的です。
一方で、熱々の状態で冷蔵庫に入れるのは避けましょう。バターが固まり食感が悪くなるだけでなく、冷蔵庫内の温度上昇で他の食品にも悪影響があるからです。焼きたてのパウンドケーキを最適な状態で楽しむには、適度に空気に触れさせながら徐々に冷ましていくのがコツです。
パウンドケーキの粗熱が取れたらすぐ冷蔵庫に入れるべき?
パウンドケーキはバターを多く使っているため、冷やすと固くなりがちです。そのため冷蔵庫での保存はあまりおすすめできません。使用材料にもよりますが、パウンドケーキは基本的に常温保存できるお菓子です。
10~20分ほど置いて粗熱が取れたら、クッキングペーパーを外し、シロップを打ったりグラスアローでコーティングするなどの工程があればこのタイミングで行います。コーティングなどの作業がない場合は、粗熱が取れたパウンドケーキを1本まるごとラップで包み常温で保存しましょう。
パウンドケーキは作ってすぐよりも、しばらく経って生地が落ち着いてからの方がしっとり美味しくいただけます。保存の際は、切り分けた状態でラップするのではなく1本まるごと包み、食べるときに切り分けた方がパサパサになるのを防げます。ただし、夏場などで室温が高い場合やすぐに食べない場合は、冷蔵庫で保存するか切り分けて冷凍するなどしてください。
まとめ
パウンドケーキの粗熱をとる時間は、25分前後が適切です。具体的には、オーブンから取り出した後、ケーキの中心部が80℃前後に下がるまで待つことが大切です。時間にして20〜30分ほどが目安となります。しっかりと粗熱をすることで、ケーキ生地の水分が蒸発せずに残り、しっとりとした食感が保たれますよ。粗熱のとり不足や過剰な冷却は避け、適切な粗熱時間を守ることで、本格的な味わいのパウンドケーキが完成します。