捨てちゃダメ!ピーナツの皮に秘められた驚きの栄養パワー

ついつい捨ててしまいがちなピーナツの薄皮。しかし、ちょっと待ってください!その薄皮には、驚くべき栄養パワーが秘められていることをご存知でしょうか?実は、ピーナツ本体よりも多くの食物繊維やポリフェノールが含まれているという研究結果も。捨ててしまうのはもったいない!今回は、今まで見過ごしていたピーナツの薄皮の魅力と、その活用法についてご紹介します。毎日の食生活に賢く取り入れて、健康的な毎日を送りましょう。

落花生について

日本では、おやつやおつまみの定番として親しまれてきた落花生ですが、実は健康と美容に良いとされる成分が豊富に含まれています。欧米では以前からその健康効果が注目されていました。

生活習慣病のリスクを低減

落花生の約半分は脂質で構成されています。脂質が多いと聞くと避けられがちですが、これはエネルギー源として不可欠であり、ホルモンや細胞膜の形成、そしてビタミンA、D、E、Kの吸収を助けるなど、重要な役割を果たしています。落花生の脂質のうち、約2割が飽和脂肪酸、残りの約8割が不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸はリノール酸が約3割、オレイン酸が約5割を占めており、特にオレイン酸は安定性が高く劣化しにくいのが特徴です。オレイン酸やリノール酸には、悪玉コレステロールを減らす効果があり、血管を健康に保ち、生活習慣病の予防に役立つとされています。

抗酸化効果

落花生は、ポリフェノールを豊富に含み、中でもレスベラトロールは、細胞の老化を遅らせる効果が期待されています。これらの成分は主に薄皮に存在するため、落花生を食する際は、薄皮ごといただくのが良いでしょう。

美容の強い味方

落花生は、ビタミンEを豊富に含み、肌の潤いを保つ効果が期待できます。近年注目されているアーモンドと比較すると、脂質が少なくカロリーも控えめです。美肌を目指すなら、毎日20粒ほどの落花生を摂取するのがおすすめです。

薄皮に秘められた栄養

ピーナッツの薄皮には、レスベラトロールというポリフェノールがたっぷり含まれています。

このレスベラトロールは、アンチエイジングに役立つ成分として知られています。

レスベラトロールの持つ抗酸化力は、肌の老化を促進する活性酸素の過剰な生成を抑制する働きがあります。さらに、心臓病や生活習慣病の予防にも効果が期待されています。

活性酸素は、適量であれば体に必要ですが、増えすぎると細胞を傷つける原因となります。健康のためにも、ピーナッツは薄皮ごと食べるのがおすすめです。

ピーナッツ