ペイストリーとは
ペイストリー、その名前だけでゴージャスなティータイムの光景が思い浮かびますね。辞書によれば、ペイストリーは'焼き菓子'とも訳されますが、ペイストリーの可能性、魅力はそれだけでは収まりきりません。ショートクラストからパフ、チョウクストからフィロまで、ペイストリーはその種類の多さと用途の幅広さから、世界中の様々なデザートや料理に幅を利かせています。この記事では、そんなペイストリーの世界をガイドします。関連する知識はもちろん、美味しく楽しむ方法まで、あなたを一流のペイストリー愛好家に変えるための情報を探求しましょう。
ペストリーとは？パイ・パンと違いある？
ペストリーという言葉を、レシピ本やデザートメニューで目にされたことがあるかもしれません。また、「ペストリーシェフ」の肩書きを見掛けたこともあるでしょう。ペストリーとは具体的に何を指し、パンやパイとはどう異なるのかご説明します。
ペストリーシェフがスペシャリストであるペストリーは、根本的にバターやショートニング等の脂肪分を混ぜ込んだ生地を用いて作られるスウィーツの一類型で、フランス生まれの焼き菓子一般を含みます。主類型としてはパイやタルト、キッシュといったものが含まれます。特に油脂成分が多いため、焼成後の食感はサクサクで軽やかなものとなります。
ペストリーは、見た目や製造過程においてパイやパンと共通性があるため、区別は難しいと感じることかもしれません。しかし、これら各々には特性があり、その製造過程、食感、用いる材料に違いがあるのです。
パイは主として、果物や肉を詰めて焼き上げます。その特徴は層状のクラスト、つまりパイの皮にあります。パンの主成分は小麦粉で、これを発酵させて作ります。この発酵過程で二酸化炭素が発生します、これによって生地が膨らむため、パン独特の食感が生まれます。
それに対して、ペストリーはその生地を何回も折り重ね、また、脂肪分が多いためにその食感は軽くサクサクしています。フルーツやクリームといった様々なトッピングと合わせて楽しむことが可能です。以上のような、各々の特徴を理解することで、それぞれの美味しさをより深く堪能することができるでしょう。
ペストリーの種類は？
パフペストリー（パイ生地）の作り方・レシピ
パフペストリーはパイ生地の一種で特長的なサクサクの食感を持っていますが、フランス料理には欠かせません。そのパフペストリーの手作りレシピを手頃な材料と共に紹介します。
＜材料＞
・強力粉:125g
・薄力粉:125g
・無塩バター:小分けに25gと大部分で200g
・塩:5g
・冷水:110cc
＜手順＞
1. 小麦粉と塩をボウルに入れまずは25gのバターを加えます。ここに冷水を加えて混ぜ込み、生地をまとめあげます。
2. ラップで包んだ生地を冷蔵庫で1時間膨れるように寝かせます。
3. 残りの200gのバターをシートの上で四角形になるように伸ばします。
4. ちょっと休んだ生地を取り出しバターブロックを包み込むように生地を伸ばし、再び冷蔵庫で1時間ほど寝かせます。
5. 冷蔵庫から生地を取り出し長方形状に伸ばしたら、それを三つ折りになるように折りたたみます。
6. 再び伸ばし、今度は逆方向に四つ折りにします。
7. この折りたたんだ生地を冷蔵庫で2時間休ませます。5から7のステップを4回繰り返します。
8. 再び生地を伸ばし、端を揃えそして、リボン状に切り分けます。生地を巻き付けるために水が必要です。
余った端の生地は、そのままチーズと共に焼いて美味しく食べることができます。特別な型がなくても、ウィンナーを巻いて作ることもできます。ポイントは、バターが溶け出さないようにきちんと生地を冷やしながら作業を行うことです。フランス料理に欠かせないパフペストリー、試してみてください。
まとめ
本記事ではペイストリーについてご紹介しました。あなたも確実に'ペイストリー愛好家'になっていることでしょう。是非お試しください。