メロン 冷凍保存

メロン 冷凍保存

メロン 冷凍保存

メロンの美味しい季節が終わりに近づくと、残ったメロンの冷凍保存を検討するのがよいでしょう。冷凍することで、メロンの風味と栄養価を長期間保つことができます。しかし、適切な方法で冷凍保存しないと、解凍時に水っぽくなったり、風味が損なわれてしまう可能性があります。この記事では、メロンを美味しく冷凍保存する手順と、上手に活用するコツをご紹介します。

メロンは冷凍保存できる?

メロンの美味しさを長く楽しむには、冷凍保存が賢明な選択肢です。適切に下処理を行えば、1年を通して新鮮な風味を堪能できるのが魅力。生で食べるよりもやや劣る面はありますが、工夫次第で品質の差は最小限に抑えられます。
結論から述べると、冷凍メロンは便利で長期保存可能。冷蔵の2〜3日に比べ、冷凍なら約1ヶ月も鮮度をキープできるのです。さらに、デザートやスムージー、フルーツサラダなど、アレンジ次第で様々な用途に活用できます。
冷凍の際は、熟したメロンを選び種を除去。噛み応え良く食べやすい大きさに切り分けます。ここが肝心です。一度軽く冷やし固めた後に、ラップやジッパー袋に小分けにして密封すれば、果肉がくっつかずきれいな状態を保てます。解凍時は自然解凍が理想的で、電子レンジなどによる過剰加熱は控えめがベター。このように、些細な工夫で旬の味わいを後からでも堪能できるのが、メロン冷凍の大きな利点なのです。
メロン 冷凍保存

メロンをおいしいまま冷凍・解凍する方法を紹介

メロンの美味しさを存分に楽しむためには、適切な冷凍方法が欠かせません。完熟した旬のメロンを選び、カットして冷凍するか、シャーベット状にして冷凍するかの2つの方法があります。
カットして冷凍する場合、メロンの種と皮を取り除き、一口サイズに切った実を金属製のバットに広げてラップをかけます。これにより、冷凍後もメロン同士がくっつかず、食べたい量だけを取り出せます。一方、シャーベット状にする方法では、種と皮を取り除いた実をフリーザーバッグに入れ、袋の上から押し潰して平らにして冷凍します。
解凍時は、冷凍庫から取り出して10分ほど常温に置けば、ちょうどよい固さになります。暑い日は早めに解凍されるので、様子を見ながら時間を調整しましょう。こうした適切な手順を踏めば、メロンの旨味と食感を損なうことなく、長期保存が可能になります。

メロンをおいしく食べるために知っておきたい2つのこと

メロンをおいしく味わうには、2つのポイントを押さえる必要があります。ここでは、それらのポイントとその理由をお伝えしていきます。
完熟するまでは常温保存で追熟させましょう。未熟なメロンは甘味が控えめで、食感も固く、香りも乏しいものです。そのため、まだ完熟していない状態のメロンは、常温保存で"追熟"させることが大切です。完熟かどうかは、「甘い香りがする」「ツルが枯れている」「底がやわらかくなっている」の3つの兆候があれば判断できます。メロンは収穫後3~7日目がおいしい期間とされ、この時期になるとツルが枯れ、甘い香りが漂い、実がやわらかくなってきます。
一方、完熟したメロンは、野菜室で保存し、2~3日で食べきることをおすすめします。冷蔵庫などの冷えた場所に移すと追熟が進まなくなるため、完熟の状態で野菜室に移すとおいしさをキープできます。ただし、メロンは生ものですので、完熟後は早めに食べ切ることが重要です。食べ切れない場合は、早めに冷凍保存するとよいでしょう。野菜室での保存時は、他の野菜や果物と接触しないようキッチンペーパーなどで包み、ビニール袋に入れて保管しましょう。
以上のように、熟度と保存方法に気をつけることで、メロンの旨味を余すところなく堪能できます。

簡単でおいしい!冷凍メロンのアレンジレシピ3選

レシピ1. 贅沢な味わい!「メロンジュース」
調理時間:5分(※解凍する時間は含みません)
牛乳とはちみつの相性が抜群のメロンジュース。贅沢な味わいを手軽に楽しめます。はちみつが苦手な方は、オリゴ糖やシロップでも代用可能です。
材料(2人分)
・冷凍メロン......100g
・牛乳......160g
・はちみつ......小さじ2
作り方
1. 冷凍メロンを10分ほど室温に置き、半解凍状態にする
2. ミキサーに全ての材料を入れ、スイッチをON
3. 全体が混ざり次第、グラスに注ぐ
ミントをトッピングすれば、高級感のある一杯に。メロンの香りと甘味を思う存分楽しめる贅沢なジュースです。
レシピ2. お手軽なのに豪華「メロンシャーベット」
調理時間:5分(※解凍する時間は含みません)
シャーベット状に冷凍したメロンを使えば、簡単に豪華なメロンシャーベットが完成します。
材料(2人分)
・冷凍メロン(シャーベット状)......150g
・生クリーム......大さじ2
・砂糖......大さじ1
作り方
1. 冷凍メロンを5分ほど室温に置き、半解凍状態にする
2. フリーザーバッグに1と残りの材料を入れ、よく混ぜ合わせる
3. グラスなどの器に盛り付ける
赤肉メロンを使えばより甘く仕上がります。逆に甘さ控えめがお好みなら、砂糖は不要。暑い日に喉越しの良い、爽やかなデザートになりますよ。
レシピ3. 爽やか風味「グリーンスムージー」
調理時間:5分(※解凍する時間は含みません)
フルーツと野菜を一緒にミキサーにかけるだけの、簡単グリーンスムージー。小松菜の苦みが気になりません。
材料(2人分)
・冷凍メロン......150g
・バナナ......80g(1.5本)
・小松菜......60g(3束)
・キウイフルーツ......50g(2分の1個)
作り方
1. 冷凍メロンを10分ほど室温に置き、半解凍状態にする
2. 小松菜は洗い、3~4cm長さに切る
3. キウイは皮をむく
4. ミキサーに全ての材料を入れ、スイッチをON
5. グラスなどに注ぐ
忙しい朝食や空腹時のスムージーとして最適。朝からメロンスムージーを飲んで一日を健やかにスタートできますよ。

まとめ

メロンの美味しさを年中楽しむために、適切に冷凍保存することが重要です。皮を剥いてキューブ状に切り分け、レモン汁をふりかけてから密閉容器に入れて冷凍するのがおすすめです。解凍時は自然解凍が風味を損なわず、スムージーやフルーツサラダなどデザートに加えるとおいしく食べられます。季節を問わずメロンの味わいを存分に楽しめます。