「ベイクド」と聞いて、多くの人がまず思い浮かべるのは香ばしい香りとともに焼き上がる美味しい食べ物でしょう。「ベイクド」にはそもそもどのような意味があるのでしょうか。本記事で詳しく探っていきます。
「ベイクド」とはどんな意味?
ベイクドは英語で「焼いた」という意味です。たとえば、a baked apple は「焼いたりんご」や「焼きりんご」を示します。ベイクドチーズケーキは、「焼いた」チーズケーキのことで、材料にはクリームチーズ、卵、生クリーム、粉類を使い、型に入れてオーブンで焼くのが一般的です。
カフェでよく見かける「ニューヨークチーズケーキ」もベイクドチーズケーキの一種です。一般的なベイクドチーズケーキはオーブンで焼くのに対し、ニューヨークチーズケーキは湯煎焼きを用いるのが特徴です。配合されるチーズを多くすることで濃厚な味を楽しんだり、サワークリームを加えることで酸味を出すなど、レシピにも様々な工夫があります。
ベイクドチーズケーキ以外のチーズケーキとは?
「ベイクド」と名の付くものの代表がベイクドチーズケーキですね。チーズケーキには、ベイクドチーズケーキだけではなく、様々な種類のチーズケーキがあります。
レアチーズケーキ
オーブンで焼くのではなく、ゼラチンなどで冷やして固めるチーズケーキです。型の底に砕いたビスケットを敷いて台にし、クリームチーズ、生クリーム、ゼラチンを混ぜたフィリングを流します。実は「Rare cheese cake」という表現は和製英語で、実際には「no-baked cheesecake」と呼ばれます。加熱しないので、チーズと生クリームの新鮮な風味が楽しめます。
バスクチーズケーキ
「バスクチーズケーキ」はスペインのバスク地方にルーツを持つベイクドチーズケーキの一種です。高温で焼かれて表面が黒く焦がされるため、カラメルのような香ばしさと濃厚でクリーミーな口当たりが楽しめます。そのままでも美味しいですが、少し時間をおいて常温にすると、さらにとろっとした食感を堪能できます。
スフレチーズケーキとは
軽やかな食感のふわふわチーズケーキは、口に入れるとしゅわっと溶けます。この日本発祥のデザートは、泡立てたメレンゲを混ぜ込み、湯煎で焼くのが一般的な方法です。