キウイはその独特の味わいから人気を博していますが、その実、このフルーツにはグリーンキウイとゴールドキウイの2つの主流種があり、それぞれ特徴的な違いがあります。

見た目からして違います。一般的によく見るグリーンキウイは、細かなうぶ毛が生えた表面がチクチクとした手触りを持つ一方で、ゴールドキウイの表面は毛が薄く、触り心地が滑らかです。彩りもそれぞれ異なり、グリーンキウイは名前の通り、緑色の肉質に黒い種が散らばっています。対してゴールドキウイは、黄色の肉質が特徴的です。

味わいもそれぞれ異なっています。グリーンキウイはその爽やかな酸味とフレッシュな香りが特徴で、清々しい甘酸っぱさからスムージーやサラダへのトッピングとしてもよく利用されます。一方、ゴールドキウイは甘味が強く、酸味はマイルドです。その食べごろの糖度はグリーンキウイよりも高めで、トロピカルなフルーツのような甘さが特徴的です。そのため、デザートやジャム、ケーキなどの甘いメニューに適しています。

カロリーや糖質も微妙に違います。グリーンキウイのカロリーは100gあたり51kcal、糖質は10.8gとなります。それに対し、ゴールドキウイのカロリーは100gあたり63kcal、糖質は13.5gと、甘みの強いゴールドキウイの方がカロリー・糖質共に若干高めです。

栄養成分も違っており、グリーンキウイはゴールドキウイの約2倍の食物繊維を含んでいますが、ゴールドキウイはビタミンCがグリーンキウイの約2倍含まれています。また、アクチニジンという成分は、グリーンキウイにゴールドキウイよりも多く含まれています。

このように、それぞれ異なる特徴を持つ2つのキウイを、様々なシチュエーションや料理に合わせて選ぶことで、更にキウイを楽しむことができます。また、どちらもビタミンCを豊富に含んでいるので、健康にもおすすめです。

キウイの食べごろを見極めるのは少々難しいかもしれません。その理由は、キウイ自体が熟しても、皮の色が変わらないため、視覚だけで完熟度を知るのが困難だからです。それでは、どうすればキウイの食べごろを判断することができるのでしょうか。重要なのは、触感。手に取り、そっと握ることでほど良い弾力が感じられれば、それがキウイの最高の状態を指します。この方法であれば、一見するだけではわからないキウイの美味しさを引き出すことができます。

さらに、キウイの熟度に合わせた保存方法も重要です。まだ食べごろに達していないキウイは、常温保存にて追熟させるのがおすすめ。ただし、場所は風通しがよく、日の光が直接当たらない所を選びましょう。一方、適熟のキウイはすぐに食べるのがベストですが、数日ならば冷蔵庫で美味さが保たれます。

追熟を早めたいという場合は、キウイをりんごやバナナと一緒にビニール袋に入れます。これらのフルーツから発生するエチレンガスによって、キウイの熟成が早まります。

また、食べきれない分を冷凍することも一つの手段です。甘酸っぱいキウイの味わいを保つため、食べやすいサイズにカットし、ラップで包んでからフリーザーバッグに入れ、冷凍します。使用時はそのままスムージーやヨーグルトに使うと便利です。

このような知識を持つことにより、キウイをより美味しく、また効率的に享受できます。素晴らしいキウイライフをお過ごしください。

キウイの新たな側面に出会い、日々の食生活にもっと活かせることでしょう。その驚きと楽しみを伝えるために、各種のキウイの豊かな風味や見た目、デザートや料理での活用方法についてご紹介しました。是非キウイの魅力を体感してみて下さい。