お中元や手作りで余ったゼリーの冷凍保存には注意が必要です。水分の多いゼリーは凍結すると膨張するため、容器がいっぱいだと破損するおそれがあります。手作りゼリーの場合は、ゼリー液を容器の7分目まで入れて余裕を持たせましょう。市販ゼリーは元のカップから取り出し、大きめの保存容器に移して冷凍しましょう。

解凍時の食感は凝固剤で異なります。ゼラチンや寒天を使ったゼリーは完全に解凍すると形が崩れてしまうので、半解凍状態でシャーベット状に食べるのがおすすめです。一方、アガーゼリーは完全解凍してもなめらかな食感が残ります。凝固剤の特性に合わせて解凍の程度を調整しましょう。冷凍保存で作りすぎのゼリーを無駄にせず、おいしく食べきることができます。

ゼリーのおいしさを最大限に味わうためには、賞味期限に注意を払うことが何より大切です。市販のゼリーであれば、未開封の状態なら長期間保存が可能ですが、一度開封すると早めに飲み切る必要があります。

密閉された未開封品は、製造から半年から1年ほど日持ちしますが、開封するとゼリーに空気が入り込み、酸化が進行します。その結果、風味が損なわれてしまうのです。開封後は冷蔵庫に入れても2、3日が限界で、常温に放置すれば翌日にはおいしさを失ってしまいます。

このように、ゼリーはその新鮮さが命です。できる限り早めに飲み干すことで、最高の味わいを堪能することができます。賞味期限が切れた製品は、見た目や臭いなどに異変がないか確認し、少しでも疑わしいのならば処分するべきでしょう。

ゼリーが余った時は、それを上手に活用して美味しいスイーツを作りましょう。

ゼリーをフォークで潰し、グラスに入れた上からサイダーなどの炭酸飲料を注げば、カラフルなゼリードリンクが楽しめます。スパークリングワインで大人の味わいに仕上げるのも良いでしょう。

また、潰したゼリーにアイスクリームやフローズンヨーグルトを添えれば、手軽なデザートが完成します。冷やしたグラスやお皿にゼリーを盛り、トッピングを好みで加えてパフェ風にアレンジするのもおすすめです。

さらに、レアチーズケーキの上に溶かしたゼリーを流し固めれば、2層のケーキが出来上がります。ゼリーの輝きが美しく、おもてなし用のデザートとしても喜ばれるはずです。

ゼリーの活用アイデアは意外と豊富です。ちょっとした工夫で、余ったゼリーを新しい味わいのスイーツに変身させられますよ。

ゼリーを冷凍庫で凍らせると、ゆっくりと口の中で溶け始め、とろりとした食感が楽しめます。甘さ控えめで低カロリーなので、ヘルシーなデザートとしても人気です。さらに、フルーツなどを混ぜ込むと、味と食感のアクセントになり、ひんやりとした夏の一品に早変わり。暑さに負けそうな時にぜひ、冷たいゼリーを召し上がってみてください。