「風邪予防には生姜!」そう思って買ったものの、使い切れずに冷蔵庫でしなびてしまった経験はありませんか?せっかくの生姜、鮮度を保って最後まで美味しく味わいたいですよね。そこで今回は、農家さん直伝の生姜を長持ちさせる保存方法をご紹介します。土付きのまま?冷蔵?冷凍?それぞれのメリット・デメリットを徹底解説。これであなたも生姜を無駄にすることなく、いつでも新鮮な風味を楽しむことができます!
生姜の保存方法①低温
生姜は低温に弱く、10℃以下の環境下では品質が劣化しやすいため、冷蔵庫での保存は推奨されません。一般的には生姜を冷蔵保存するものと思われがちですが、生のまま保存する場合は避けた方が良いでしょう。短期間での使用であれば冷蔵庫に入れてもすぐに傷むことはありませんが、野菜室での保存がより適しています。冬季に常温で保存する場合も、同様に10℃を下回る環境でもすぐに品質が劣化するわけではありません。しかし、0℃前後の強い寒気にさらされると急速に傷み始めるため注意が必要です。お漬物など、加工後の冷蔵保存は問題ありません。
生姜の保存方法②日光や照明を避けて
生姜は、強い光に当たると表面が緑色に変わることがあります。これは直射日光だけでなく、蛍光灯の光でも起こりえます。変色しても食べられますが、風味を保つためには、できるだけ暗い場所で保管するのがおすすめです。
生姜の保存方法③乾燥させる
生姜と聞いて、多くの方が乾燥した状態を想像されるかもしれません。スーパーでよく見かける生姜も、パックの中で少し乾いていることが多いですよね。しかし、生姜農家では、収穫した生姜を濡れた状態で保存するのが一般的です。長期保存を考えると、乾燥させてしまうと品質が落ちてしまうからです。ただし、一週間程度で使い切るのであれば、多少表面が乾燥していても、ほとんどの場合問題なく使用できます。
濡れた状態で保存する方法
生姜の保存方法として、新聞紙で包む方法もありますが、手軽なのはポリ袋に入れることです。ポリ袋とは、ポリエチレンやポリプロピレン製の袋のことで、食品保存用の袋やゴミ袋、スーパーの袋などが利用できます。購入時の袋をそのまま使うことも可能です。ただし、サランラップなどの塩化ビニル製のラップは適しません。ポリ袋には微細な穴があり、生姜が呼吸できますが、ラップには穴がないため、生姜が窒息し、傷みを早めてしまうからです。ポリ袋に入れる際は、口を完全に密閉するのではなく、少し隙間を開けておくのが理想的です。また、保存中に袋の底に水が溜まった場合は、傷みの原因となるため、水を抜いてください。