種生姜の保存、どうしていますか?冷蔵庫に入れると乾燥してしまうし、常温だと芽が出てきてしまう…。そんな悩みを抱えている方は多いはず。実は、発泡スチロールを使えば、種生姜を最適な環境で保存できるんです!この記事では、発泡スチロールを使った種生姜の保存方法を徹底解説。準備するものから手順、保存のコツまで、わかりやすくご紹介します。これであなたも、種生姜を長持ちさせて、美味しい生姜をたくさん収穫しましょう!
種生姜の保管
生姜はじゃがいもと同じように地下茎を食用とする野菜ですが、寒さや乾燥に弱いため、じゃがいもほど簡単に長期保存できません。生姜を適切に保存できれば、野菜が不足しがちな冬から春にかけて出荷できるだけでなく、翌年の種生姜としても利用できます。そのため、多くの農家が生姜の冬越しに苦心しています。大規模な生姜農家では温度や湿度を管理できる貯蔵庫を備えている場合もありますが、小規模農家ではそのような設備は過剰投資となるため、手軽な方法で保存する必要があります。生姜の保存に適した環境は、温度が10~13度前後、湿度が70%~90%程度です。この条件を満たすために、様々な保存方法が考えられます。ここでは、我が家で行っている生姜の貯蔵方法の手順を紹介しながら、詳しく解説していきます。
準備するもの
生姜の保存に必要なのは、もみ殻、発泡スチロール箱、ブルーシートまたは断熱シート、そして毛布。これらを使い、室内に保管場所を確保すれば十分でしょう。夜間はヒーターを使う人もいますが、上記の簡単な方法でも十分に保存できます。農家では畑に埋める方法もありますが、順次出荷したい場合は掘り起こす手間がかかります。ただし、大量に保存する場合は土に埋めるのが最適です。翌年の種生姜を保存する場合も同様でしょう。
手順
生姜の収穫は、シンプルに土から掘り起こすだけです。土付きで保存すると長持ちする傾向があるため、土は軽く落とす程度に留め、乾燥させすぎないように注意しましょう。茎の切り取りは、畑で一度霜に当てると、根元から容易に手でもぎ取れるようになります。貯蔵する生姜は、霜が降りてから収穫するのがおすすめです。根を切るかどうかは意見が分かれるところですが、時間があれば切る方が良いかもしれません。しかし、無理に切る必要はないと考えています。保存には発泡スチロールの箱が最適ですが、なければ段ボールでも構いません。複数段重ねる場合は、生姜同士がぶつからないよう、段の間に籾殻を挟むと良いでしょう。生姜同士が触れ合うことへの影響は少ないと考えていますが、気になる場合は籾殻を多めに使用してください。新聞紙で包む方法もありますが、籾殻を使う場合は不要でしょう。箱に生姜を入れ終えたら、最後に籾殻を5〜10cmほど被せて、生姜を完全に覆います。蓋付きの箱であれば蓋をし、ない場合は段ボールや断熱シートなどで覆いましょう。最後に毛布をかけて、冷えすぎを防ぎます。夜間だけでなく、日中もかけっぱなしにしておくのがおすすめです。
まとめ
この記事が、生姜の冬越し貯蔵に悩む方にとって参考になれば幸いです。貯蔵中はカビが生えることがあるため、月に一度程度の見回りを推奨します。もみ殻は水分調整に役立ち、カビの広がりを抑えてくれます。もしカビが発生した場合は、その部分を取り除き、傷口を乾燥させてから再度貯蔵してください。