家庭菜園やプランター栽培で育てた、自慢の種生姜。来年も美味しい生姜を収穫するためには、適切な保存方法が重要です。しかし、間違った方法で保存してしまうと、カビが生えたり乾燥してしまったりと、せっかくの種生姜が台無しに…。そこで今回は、初心者でも簡単にできる種生姜の保存方法を徹底解説！保存場所や時期、注意点などを詳しくご紹介します。この記事を読めば、来年も美味しい生姜を育てるための第一歩を踏み出せるはずです！
種生姜とは？
種生姜と一般的に食用とされる根生姜は、実は同じものなのです。種生姜として販売されているものも食べられますし、芽が出ている状態であれば、適切に植えれば栽培することも可能です。特別な保存方法があるわけではなく、新生姜を越冬させて根生姜にするのと同じように保存できます。つまり、発芽能力のある生姜が種生姜と呼ばれるのです。
家庭での種生姜の保存方法は？
手軽な種生姜の作り方をご紹介します。まず、収穫した生姜を土が付いた状態でビニール袋に入れ、発泡スチロールの箱に保管します。保管場所は、寒すぎず暑すぎない、およそ15度前後の場所が理想的です。3月頃に状態を確認し、生姜が色づいていれば、種生姜として使用できるでしょう。
種生姜の保存のコツ
収穫後の生姜は、葉を切り落として保存されますが、その際、茎や生姜本体から成分が溶け出すことがあります。この溶出時に発生する熱が品質劣化の原因となるため、高湿度環境を保ち、熱を抑制する必要があります。一般的に湿度90%程度に保つのは、この熱を下げるためです。
農家さんの場合
生姜の貯蔵方法は、生産者によって多種多様です。土中に横穴を掘って保存する農家もいれば、最初から温度管理された貯蔵庫に入れる農家もいます。保水設備を利用する、しないなど、その方法は様々です。伝統的な横穴貯蔵では、上部に散水装置が備え付けられている場合もあります。大規模農家では、大型の貯蔵庫を活用し、コンテナに並べられた生姜をビニールで覆って保管しています。