桃の季節になると、甘くてジューシーな果実を楽しむ機会が増えますが、店頭に並ぶ桃の中から本当に美味しいものを選ぶのは意外と難しいものです。色、匂い、手触り、形状など、ポイントを押さえることで完熟した桃を見分けることが可能です。本記事では、誰でも簡単にできる桃の選び方を詳しく解説します。さあ、あなたもこのコツをマスターして、至福の一口を味わってみませんか?
桃の時期
桃は全国的には6月から9月が旬とされていますが、山形では7月下旬から10月上旬と少し遅くなります。それでも、夏の果物として長期間楽しむことができます。
収穫の約10日前から急激に糖分を増やし、甘さが増すと言われています。つまり、収穫期の天候は味に大きく影響を与えます。晴天が続けば、濃厚な味の桃を味わえることでしょう。
味は天候次第で変わり、長雨は味を損ねることがあります。そうなった場合、生産者は収穫を控えることになるのです。
形がふっくらして全体が紅く色づいたものを選ぶと良いでしょう。(有袋ももは除く)皮の色が濃いほど甘さがあります。赤が強く、ツヤがあり、お尻の白がはっきりしているもの、果皮にうぶ毛があるもの、香りが強いものが美味しい桃です。
美味しい桃は左右対称で色濃いものです。
見た目でわかる美味しい桃の特徴
若干横に長い楕円形の桃を探しましょう。表面に縦のラインがあり、これを中心に左右均等な桃が良質です。
桃のお尻は未熟な時に青く、熟すと白くなります。甘い桃が好みなら、お尻の白いものを選びましょう。
見た目の良さでは薄いピンクに見えますが、実は赤みの強いものの方が甘くて美味しいです。赤みの強いものを選ぶと良いでしょう。
さらに、白桃や黄桃も黒ずんだ赤い色だと未熟なことが多いです。下の色を確認できるなら、緑ではなく白っぽいものを選んでください。
絶品の桃を見分ける6つの基準
1、色
桃全体が鮮やかに染まり、隅々まで均一に色づいているものが理想的。青みが消えており、赤色がはっきりと出ているものを選びたいです。お尻の部分が白っぽくなっていないものが特におすすめです。
2、形
左右対称で形が整っており、丸みを帯びたものが良質です。ふっくらとして横に広がった形の桃を見つけることを心がけましょう。
3、大きさ
中程度以上の大きさのものが望ましいです。一般的には、大きい桃ほど美味とされ、しっかりとした重みを感じるものが特に選びたいポイントです。
4、皮
表面が毛で覆われており、うぶ毛がしっかりしている傷のない桃が適しています。細かいヒビ割れがある場合、太陽の光をしっかり浴びた証拠なので見栄えは劣るものの、味は良いことが多いです。
5、香り
特有の甘い香りを放っているものが魅力的です。包装を通しても良い香りが感じられるものを選ぶと間違いありません。
6、尻
枝がしっかりとついていた痕が残っており、はっきりとくいこんでいる痕がある方が美味しそうです。お尻の青みが消えて白っぽくなっているものを選びましょう。
注意
桃は非常に繊細なため、店舗での選び方には気をつけましょう。手で直接触れるとすぐに傷がつくことがあります。美味しい桃を見つけるために、スタッフに相談するのがおすすめです。