マンゴー 選び方

甘くてジューシーなマンゴーは、夏の味覚の代表格。しかし、せっかく買うなら絶対に美味しいマンゴーを選びたいですよね。お店に並ぶマンゴーを見て、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?この記事では、プロの視点から、絶対に失敗しないマンゴーの選び方を徹底解説!さらに、美味しさを長持ちさせるための保存方法もご紹介します。選び方のポイントを押さえれば、あなたも最高のマンゴーに出会えるはずです。ぜひ最後まで読んで、甘い香りに包まれた至福のひとときを味わってください。

マンゴーの種類と特徴

店頭でよく見かける赤色のマンゴーは、その多くがアップルマンゴー(アーウィン種)です。沖縄県や宮崎県、鹿児島県を中心に栽培されており、芳醇な香りと甘さが際立っています。しかし、マンゴーの世界は奥深く、様々な品種が存在し、それぞれに個性的な風味と食感を楽しむことができます。例えば、とろけるような甘さが魅力のキーツマンゴーや、蜜のように濃厚な甘さが特徴の玉文マンゴー、そして、なめらかな口当たりが特徴の紅龍マンゴーなどがあります。これらの希少な品種は、一般的なスーパーでは見かけることが少ないため、オンラインショップなどを利用して購入するのがおすすめです。

美味しいマンゴーの選び方:4つのポイント

美味しいアップルマンゴーを選ぶためには、以下の4つのポイントに注目することが大切です。これらの要素を総合的に考慮することで、より高品質なマンゴーを見極めることができます。

ポイント1:果皮の色合いと光沢

十分に熟したアップルマンゴーは、鮮やかな深紅色を帯び、表面に自然な光沢を放っています。ただし、色が濃いからといって一概に甘いとは限りません。中には、ボイラーなどを用いて人工的に着色されたものも存在するため、色だけで判断するのは注意が必要です。太陽の恵みをたっぷりと浴びて育ったマンゴーは、より深みのある赤色をしています。

ポイント2:表面の滑らかさとハリ

表面に傷がなく、滑らかで、全体的にふっくらとした形状のものを選びましょう。傷があるものは、内部まで傷んでいる可能性や、腐敗が進んでいる可能性があります。また、表面にシワが目立つもの、黒い斑点が見られるもの、触った時に柔らかすぎるものは避けるようにしましょう。これらの状態は、鮮度が落ちていたり、病気の影響を受けている兆候です。

ポイント3:ほどよい弾力とソフトな感触

手に取った際、全体的にみて適度な弾力があり、指でそっと押さえた時にソフトな感触があるものが、食べ頃のサインです。まだ熟していないマンゴーは果肉が硬く、とろけるような食感を堪能できません。ただし、お店で売られているマンゴーを強く押してしまうと、傷つけてしまうことも考えられますので、注意が必要です。

ポイント4:芳醇な香り

熟したアップルマンゴーは、甘い香りが際立ちます。マンゴーに鼻を近づけて、甘く豊かな香りがするかどうか確かめてみましょう。香りが弱い時は、まだ熟成が十分でない可能性があります。しかし、香りが強すぎる場合は、熟れすぎていることもありますので、注意が必要です。完熟したマンゴーは、かなりはっきりとした甘い香りを放ちますので、あまり近づけなくても香りを感じ取れるはずです。

マンゴー表面の白い粉(ブルーム)とは?

マンゴーの表面に白い粉のようなものが付着していることがありますが、これは決して病気や農薬のせいではありません。「ブルーム」と呼ばれ、マンゴーが成熟する過程で見られる自然な現象です。ブルームは、マンゴーの水分を調整したり、病気から保護したりする役割を果たしており、健康なマンゴーである証拠と言えます。成熟が進むにつれて、ブルームは自然に消え、果皮は光沢を増し、鮮やかな色合いになります。収穫時にブルームを多くまとっているマンゴーは、水分をたっぷり含んでおり、美味しい可能性が高いです。

避けるべきマンゴーの特徴

美味しいマンゴーを選ぶのと同様に、避けるべきマンゴーの特徴も把握しておきましょう。以下のような特徴が見られるマンゴーは、品質に何らかの問題があるかもしれません。

表面にキズがある

マンゴーを選ぶ際、表面のキズには注意が必要です。キズがあると、果肉が傷んでいる場合があり、そこから雑菌が入り込み腐敗が進むことがあります。訳あり品として安価で販売されていることもありますが、購入する際は追熟期間を考慮し、早めに消費するようにしましょう。

果皮に黒い斑点がある

果皮に目立つ黒い斑点があるマンゴーは、「炭疽病」が進行している可能性があります。炭疽病は、葉や果実に発生する病気で、黒い斑点が拡大し、果肉の腐敗や品質低下を引き起こします。ただし、小さな黒い斑点は、マンゴーが熟して食べ頃になったサインとも言えます。重要なのは斑点の大きさを見極めることと、出現したら早めに食べることです。斑点が大きい場合は、避けるのが賢明です。

手に持ったときにブヨブヨとした感触がある

マンゴーは熟すと柔らかくなり、とろけるような食感を楽しめますが、柔らかすぎるものは内部で果肉が腐っている可能性があります。腐敗したマンゴーを食べると、食中毒の原因となることもありますので、注意が必要です。

マンゴーの保存方法:完熟と追熟

マンゴーはデリケートな果物で、完熟状態での保存期間は短いのが特徴です。完熟マンゴーを購入した場合は、できるだけ早く食べるようにしましょう。保存する際は、乾燥を防ぐために濡れた新聞紙で包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。なるべく3~4日以内に食べきるようにしてください。長期保存したい場合は、皮と種を取り除き、カットして冷凍保存することも可能です。

完熟前の、ブルーム(白い粉)が付いていたり、果肉が硬いマンゴーは、常温で追熟させましょう。追熟とは、収穫後に果物を熟成させることで、マンゴーの甘みと風味を最大限に引き出すために重要な工程です。色つやが良くなり、触った時に弾力を感じたら食べ頃です。食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やすと、より美味しく味わえます。

まとめ

美味しいマンゴーの見分け方や様々な品種について解説しました。これらの情報を活用して、ぜひ最高のマンゴーを選び、その格別な味わいを堪能してください。

マンゴー