トゲトゲとした見た目が特徴的なキワノ。そのユニークな姿からは想像もつかない、爽やかな味わいが魅力のフルーツです。原産地はアフリカで、近年日本でも栽培されるようになりました。この記事では、キワノの特徴から、気になる味、豊富な栄養、そしておすすめの食べ方までを徹底解説。キワノの魅力を余すことなくお届けします。
キワノ(角苦瓜)とは
キワノは、ウリ科キュウリ属に分類される果実で、別名ツノニガウリやツノメロンとしても知られています。アフリカの熱帯地域が原産で、現在ではニュージーランドやオーストラリアなどで盛んに栽培されています。日本でも8月中旬から10月にかけて収穫期を迎えます。食用として楽しまれており、そのユニークな外観と食感が注目を集めています。
キワノの独特な見た目とテイスト
キワノは、表面に多数の黄色いトゲを持つ特徴的な外観の果物です。大きさは約直径5~7cm、長さ10cmほどの楕円形で、表面にはイボのような突起が密生しています。内部には、ミカンのように見える果肉がゼリー状に詰まっており、半透明で淡い緑色をしています。味わいは甘みが控えめでさっぱりとしており、かすかな酸味とウリ科特有の爽やかな風味を楽しむことができます。品種によっては、バナナやライムを連想させるような香りがするものもあります。
キワノの栄養成分:ビタミン、ミネラル、食物繊維がたっぷり
キワノは、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素をバランス良く含んでいます。特に、カリウム、マグネシウム、リンなどのミネラルが豊富に含まれており、これらのミネラルは、体液の浸透圧調整、骨の形成、筋肉の機能維持、神経伝達など、生命維持に不可欠な役割を果たしています。また、食物繊維も豊富で、オレンジと比較すると約3倍以上の量が含まれています。以下に、キワノ可食部100gあたりの主要な栄養成分を示します。
- カロリー:41kcal
- 食物繊維:2.6g
- 炭水化物:8.0g
- カリウム:170mg
- マグネシウム:34mg
- リン:42mg
キワノの風味:パッションフルーツやライムを彷彿とさせる
キワノの風味は、パッションフルーツやライムに似ていると言われています。中のゼリー状の果肉には、小さな種が多数含まれており、独特の食感を作り出しています。
キワノの選び方:色と状態で品質を見分ける
キワノを選ぶ際には、色と状態を注意深くチェックすることが大切です。すぐに食べる場合は、全体が鮮やかな黄色に熟しているものを選びましょう。すぐに食べない場合は、緑色のものを選び、追熟させて風味の変化を楽しむのもおすすめです。また、果皮にシワや目立つ傷がなく、表面のトゲがしっかりと立っているものを選ぶようにしましょう。表面に傷やへこみが多いものは、果肉の水分が失われている可能性があるため、避けた方が良いでしょう。
キワノの保管方法:常温および冷蔵
キワノは、保管方法次第で日持ちが変わります。直射日光を避け、涼しい場所であれば、常温で約2週間保存できます。もし購入時に緑色の部分が残っている場合は、全体がオレンジ色に変わり、触ると少し柔らかくなるまで追熟させてください。完全に熟したキワノは、キッチンペーパーなどで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存することで、より長く鮮度を保てます。
キワノの熟し方:見た目と手触りで判断
キワノの熟し具合は、外皮の色と弾力で判断可能です。未熟な果実は緑色をしていますが、熟成が進むにつれて、淡い黄色から鮮やかなオレンジ色へと変化します。最も美味しい時期は、果皮の緑色が消え、全体がオレンジ色になり、適度な弾力が出てきた頃です。熟しすぎると、実が割れて種が飛び出すことがあります。
キワノの推奨される食べ方:そのまま、ヨーグルト、サラダなど
キワノは、多種多様な方法で味わうことができます。一番ポピュラーなのは、縦半分にカットし、中の緑色のゼリー状の果肉をスプーンで掬って食べる方法です。甘味が少ないため、お好みでハチミツや砂糖を加えると、より美味しく召し上がれます。さらに、ヨーグルトに混ぜたり、サラダやデザートのアクセントとして使用するのも良いでしょう。果皮にも栄養が豊富に含まれているため、気になる方は皮ごと食べることも可能です。
キワノの栽培:鑑賞価値
キワノは、食材としてだけでなく、そのユニークな見た目から観賞植物としても楽しまれています。また、特定の病気に対する抵抗力があるため、植物の接ぎ木における台木としても利用されることがあります。ただし、線虫や特定の病気には弱い性質も持ち合わせています。
キワノとゴーヤの違い
キワノはツノニガウリとも呼ばれますが、一般的にゴーヤとして知られるニガウリとは異なる植物です。どちらもウリ科に分類されますが、キワノはキュウリと同じ属、ゴーヤはツルレイシ属に分けられます。
キワノの多彩な活用法:アフリカにおける伝統食
キワノはアフリカにおいて、古くから食料として用いられてきました。特に乾燥地域では、貴重な水分補給源として大切にされています。果肉はもちろん、果皮にも栄養が豊富に含まれているため、余すことなく利用されています。
まとめ
キワノは、他に類を見ない見た目と豊富な栄養素で、世界中で関心を集めているフルーツです。色々な調理法で味わうことができ、健康的な食生活をサポートします。ぜひ一度、キワノを味わって、その美味しさを体感してください。