メロン冷凍
炎天下で身体を冷やしたい時、何よりも憧れるのが冷たいスイカやメロンの存在です。夏バテ防止に欠かせない栄養素も含まれているメロンは、冷やして食べるのが最高の美味しさです。しかし、時にはメロンがすぐに食べきれずに残ってしまうことも。そんな時は冷凍保存をして、メロンを長く楽しむことができます。今回は、メロンを上手に冷凍する方法とメロンを使った冷凍デザートの作り方をご紹介します。
メロンは冷凍保存できる?まずくならない?
メロンの冷凍保存は、夏の味覚を1年中楽しめる素晴らしい方法です。冷凍に適した熟度を見極め、適切な下ごしらえをすれば、おいしさを長期間キープできます。
結論から述べると、メロンは賢く冷凍保存すれば、生のものに近い風味を6カ月以上も楽しめる恵まれた果物なのです。生で食べきれない分は、ぜひ冷凍して賞味期限を延ばしましょう。冷凍庫に常備しておけば、いつでもメロンスイーツが作れる便利さがあります。
適切な冷凍方法を心がけることが重要です。未熟なうちから冷凍すると風味が損なわれがちなので、食べごろの熟度を見計らいましょう。皮をむき種を取り除き、一口大に切って並べれば、後の解凍時に固まりにくくなります。自然解凍が基本ですが、電子レンジは避けた方が賢明でしょう。こうした小さな心がけが、メロンのおいしさを長持ちさせる秘訣となります。
メロンをおいしいまま冷凍・解凍する方法を紹介
メロンを美味しく長期保存する秘訣は、完熟した状態で冷凍することにあります。そうすれば、メロンの旨味と香りをギュッと閉じ込めた状態で長期保存できるのです。冷凍方法によっても食べ方や味わいが変わるので、2つの方法を紹介しましょう。
カット冷凍で手軽に味わう
完熟メロンの種と皮を取り除き、一口サイズにカットした果肉を冷凍するのが一番シンプルな方法です。金属製のバットにカットしたメロンを並べ、ラップをかけて冷凍します。その後、フリーザーバッグに小分けにして保存しておけば、食べたい分だけ取り出して手軽に味わえます。スムージーやジュースにもアレンジできて便利です。
シャーベット風に冷凍してお洒落に
メロンの旨味を凝縮させたシャーベット風デザートが作りたければ、種と皮を取り除いた果肉をフリーザーバッグに入れ、袋の上から押し潰して平らに冷凍するのがおすすめです。冷凍庫から取り出してそのまま器に盛れば、見た目もおしゃれでメロンの味が濃縮された変わり種デザートが完成します。
解凍は自然解凍がベスト
冷凍したメロンは、冷蔵庫で自然解凍させるのがポイントです。数時間かけてゆっくり解凍させることで、メロンの繊維を壊さずおいしさを残すことができます。解凍後は早めに食べきるのが理想的ですが、日持ちを良くしたければシロップ漬けにするのも一案です。旬のメロンをお気に入りの方法で冷凍し、通年で味わう喜びを感じてみてはいかがでしょうか。
メロンをおいしく食べるために知っておきたい2つのこと
メロンをおいしく味わうための秘訣をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
追熟のタイミングを見極めて、常温で完熟を待とう
メロンは収穫後、日を経るごとに糖度が上がり、風味が引き立ちます。しかし熟し過ぎると糖分が分解し始め、おいしさが落ちてしまいます。理想的なのは、甘い香りが漂い、ツルが枯れ、底がやわらかくなった"完熟"の状態です。未熟な場合は、常温で追熟させましょう。3〜7日が目安の"おいしい期間"といわれています。
完熟メロンは低温に注意し、早めに食べきろう
完熟したメロンは、野菜室で保存しましょう。冷蔵庫など低温になると風味が損なわれるため注意が必要です。また、生もののため完熟後は2〜3日で食べきることをおすすめします。長期保存する際は冷凍すると良いでしょう。他の野菜や果物と接触しないよう、キッチンペーパーで包んでビニール袋に入れるのがコツです。
このように、追熟のタイミングと保存方法に気をつければ、メロンの甘みと香りを余すところなく堪能できます。ぜひお試しください。
簡単でおいしい!冷凍メロンのアレンジレシピ3選
レシピ1. 贅沢な味わい「メロンミルクシェイク」
調理時間: 5分(※解凍時間除く)
贅沢な味わいを求める方におすすめ。濃厚なミルクと蜂蜜の甘みが、メロンの上品な香りと絶妙に調和します。
材料(2人分)
・冷凍メロン…100g
・牛乳…200ml
・蜂蜜…大さじ2
・バニラアイス(お好みで)
作り方
1. 冷凍メロンを10分ほど室温で半解凍する
2. ミキサーに全ての材料を入れてなめらかに混ぜる
3. グラスに注ぎ、バニラアイスを添えれば更に贅沢な一杯に
蜂蜜が苦手な方はシロップや砂糖で調整可能。バニラアイスを添えれば、まるでミルクレープを飲んでいるかのような味わいに。暑い日のひと休みにぴったりの贅沢シェイクです。
レシピ2. 簡単デザート「メロングラノーラパフェ」
調理時間: 10分(※解凍時間除く)
手軽に作れる見た目も華やかなメロンデザート。グラノーラの食感とメロンの相性も抜群です。
材料(2人分)
・冷凍メロン…200g
・無糖ヨーグルト…150g
・グラノーラ…50g
・ミント(お好みで)
作り方
1. 冷凍メロンを15分ほど室温で半解凍する
2. グラスの底にメロンの一部を入れる
3. 2にヨーグルト、グラノーラを重ねる
4. 3の作業を2回繰り返し、最後にミントを飾る
ヨーグルトは無糖が おすすめですが、お好みで甘いタイプも。グラノーラにナッツ類を加えれば、ボリューム感もアップ。手軽に作れる見映えする一品です。
レシピ3. 清涼飲料「メロンスムージー」
調理時間: 5分(※解凍時間除く)
夏バテ予防に最適な、清涼スムージー。野菜と果物の素材をミキサーに入れるだけの簡単レシピです。
材料(2人分)
・冷凍メロン…150g
・キウイフルーツ…1個
・バナナ…1/2本
・ベビーリーフ…30g
作り方
1. 冷凍メロンを10分ほど室温で半解凍する
2. 全ての材料をミキサーに入れてなめらかに混ぜる
3. グラスに注いで完成
キウイとバナナの酸味と甘みで、苦手な方でもベビーリーフが飲みやすくなります。野菜不足が気になる日のスムージーとしてもおすすめです。暑い日に喉を潤す爽やかな一杯を、ぜひお試しください。
まとめ
メロンの旨味を最大限に引き出すには、果肉をそのまま冷凍するのがおすすめです。カットした果肉をラップに包んで冷凍すれば、いつでも新鮮な味わいを楽しめます。また、冷凍したメロンを使えば、アイスキャンディーやスムージーなど、様々な冷たいデザートが簡単に作れます。メロンの風味豊かな甘みと清涼感は、暑い夏にピッタリのリフレッシュ食材です。賢く冷凍を活用して、メロンの美味しさを年中堪能しましょう。