和菓子冷凍

和菓子冷凍

和菓子冷凍

和菓子は繊細な味わいと見た目の美しさで、多くの人に愛されている日本の伝統菓子です。しかし、生菓子を中心に賞味期限が短いものが多く、「買ったけれど食べきれなかった…」という経験がある方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、和菓子をおいしく保存するための冷凍・解凍の方法や、冷凍に向く種類、避けたいケースについて詳しくご紹介します。

和菓子の冷凍・解凍方法

和菓子の保存には冷凍が便利です。常温や冷蔵では日持ちしないものでも、冷凍なら風味を保ちながら保存期間を延ばすことができます。冷凍の際は、まず1つずつ丁寧にラップで包み、さらに冷凍用保存袋に入れて密封しましょう。個包装されているものは、そのままでも問題ありません。冷凍庫での保存期間はおおよそ3週間が目安です。
解凍する際は、冷蔵庫で2~3時間かけて自然解凍するのがおすすめ。和菓子は砂糖の含有量が多く、凍ってもカチカチになりにくいため、解凍後も食感や風味を損ないにくいのが特長です。

冷凍保存できる和菓子はコレ

意外にも、多くの和菓子が冷凍保存に向いています。たとえば「まんじゅう」は皮が乾燥しやすいので、買ってすぐ冷凍するのがおすすめ。1つずつラップに包めば、解凍後もしっとりした食感が楽しめます。「だんご」は日持ちが短く、冷蔵すると硬くなるため、串ごとラップして冷凍すると便利です。みたらしやあんこ、しょうゆ味など、さまざまな種類でも冷凍可能です。
「ようかん」は未開封なら日持ちしますが、開封後は数日で劣化するため、薄く切って冷凍保存すると食べたい分だけ解凍できて便利です(ただし水ようかんは除く)。「大福」や「どら焼き」も、冷蔵だと餅が硬くなったりカビが生えやすくなるため、冷凍保存が向いています。

冷凍NGな和菓子もあり

和菓子の中には、冷凍に不向きなものも存在します。特に水分が多く含まれていたり、フルーツを使用しているものは注意が必要です。「いちご大福」や「葛きり」、「寒天よせ」などは、冷凍すると食感が大きく変わってしまい、風味も損なわれる可能性があります。このような和菓子は、なるべく新鮮なうちに食べるようにしましょう。また、ゼリー系や生クリームを使ったものも冷凍に適していないため、購入後は早めにいただくことをおすすめします。
和菓子冷凍

まとめ

和菓子はそのまま食べるのが一番というイメージがありますが、正しい冷凍保存を活用すれば、賞味期限を気にせずゆっくり楽しむことができます。すぐに食べきれないときや、贈り物として大量にいただいたときでも、冷凍保存の知識があれば安心です。お気に入りの和菓子を、もっと身近で、もっと長く楽しむために、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。