フランボワーズは、バラ科に属する赤い小粒の実です。甘酸っぱい味わいと上品な香りが特徴的で、スイーツやソースなど、様々な料理に幅広く使われています。

一見小ぶりな実ですが、実はさらに小さな実の集合体。プチプチとした独特の食感を楽しめるのがポイントです。フランス料理との相性は抜群で、マカロンやタルト、ムースなどのスイーツはもちろん、肉や魚料理のソースにも使われます。

日本国内では北海道や東北、長野県などの寒冷地で一部栽培されていますが、流通量の大半は海外産。長期保存のための冷凍加工がされているため、一年を通して手に入りやすくなっています。

甘酸っぱい味と芳醇な香り、そしてかわいらしい外観で、見た目も味わいも魅力的なフランボワーズ。様々なアレンジが可能な万能フルーツとして、ぜひお料理にも取り入れてみてはいかがでしょうか。

フランボワーズとラズベリーは、同じ赤い果実を指す呼び名の違いにすぎません。ヨーロッパ原産のばら科の植物で、短い草状の茎に並んで実がなり、表面に小さな毛が生えているのが特徴です。味わいは甘酸っぱく、ややドライな食感があります。

一方、見た目はよく似ていますが、フランボワーズとは別のバラ科の植物であるラズベリーは、長い茎の先に房状の実がつき、表面はつるんと滑らか。味は芳醇で甘みが強く、多汁な食感が魅力です。

このように、同じ赤い実でも、植物の種類や味わい、食感に違いがあり、製菓や加工品でも使い分けられています。呼び名が異なるだけで、実はひとつの果実の個性的な味と香りを表しているのです。

ここでは、ブルーベリーの優れた栄養価と健康面での効果について解説しています。抗酸化物質が豊富で生活習慣病の予防が期待されるほか、食物繊維も含まれており便秘解消にも役立ちます。しかし価格が高いのが難点とも指摘しています。

その上で、近年国産ブルーベリーの生産が増え、価格も手頃になってきたことを紹介。生のブルーベリーはもちろん、ジャムやジュースなど様々な形で摂取できるようになったと説明し、最後に健康のためにブルーベリーを食生活に取り入れることを提案しています。

一方、ベリー類にはストロベリー、クランベリー、ブラックベリーなど様々な種類があり、フランボワーズとは特徴が異なります。例えば、ストロベリーは酸味が控えめで食べやすく、品種も300種類以上と多岐にわたります。ブルーベリーは鮮やかな青色が特徴的で、家庭菜園にも人気があります。クランベリーは酸味が強く加工品で食べるのが一般的で、ブラックベリーは渋味と苦みがありジャムなどの加工品で楽しまれています。このように、ベリー類は種類によって味や特徴、楽しみ方が様々です。

フランボワーズの魅力溢れるデザートレシピを、ご紹介いたしましょう。

フランボワーズタルト

サクサクのタルト生地に、フランボワーズを一粒ずつ丁寧に並べた愛らしい一品。卵液をからめ生クリームを添えれば、彩り鮮やかな味わい深い逸品に。

フランボワーズパフェ

ヨーグルトクリームにフランボワーズソースを合わせ、フレッシュなフランボワーズと交互に重ねれば、彩り豊かで女子会にぴったりのパフェが完成。

鴨ロースのフランボワーズソース

鴨の旨味とフランボワーズの酸味が見事に調和し、色合いも美しい一品。食卓に華やかさをもたらすメインディッシュです。

フランボワーズは鮮やかな色合いと上品な味わいで、デザートからメイン料理まで幅広く活躍。いつものメニューに彩りと味の変化をプラスしてみましょう。

フランボワーズとラズベリーは同じ科の植物ですが、味や香り、栽培方法が異なります。フランボワーズは甘酸っぱい味わいで生食やジャムに適し、ラズベリーは酸味が強く、デザートやジュースによく使われます。栽培面でも、フランボワーズは茂れ易く手入れが大変なのに対し、ラズベリーは比較的手間が掛かりません。このように用途が異なるため、それぞれの特徴を理解して使い分ける必要があります。