ディルマ紅茶は、紅茶生産国として知られるスリランカで初めて生まれたブランドです。その歴史は1988年、創業者メリル・J・フェルナンド氏の情熱から始まりました。「世界中に最高品質のセイロン紅茶を届けたい」という彼の強い思いが原点です。もともとは小規模な家族経営の茶農園からスタートしましたが、フェルナンド氏の革新的なビジネスモデルと品質へのこだわりが実を結び、現在では世界100カ国以上で親しまれるブランドへと成長しました。特に注目すべきは、紅茶の収益を社会貢献活動に活用する「MJF慈善基金」の運営です。この基金はスリランカ国内の地域復興や生活改善、教育支援などに役立てられています。その結果、ディルマは単なる紅茶ブランドにとどまらず、社会的にも影響力のある存在となっています。また、2015年にはフェルナンド氏が「オスロ・ビジネス・フォー・ピース・アワード」を受賞し、持続可能で倫理的な経営の模範とされました。

ディルマ紅茶は、「純スリランカ産」と「鮮度」の2点に強くこだわっています。茶葉の栽培から製品化、そして輸出までを一貫して行う体制により、新鮮なセイロンティーを届けることを可能にしています。このプロセスを通じて、紅茶本来の香りや風味を損なうことなく、消費者のもとに届けられるのが最大の魅力です。また、スリランカには標高ごとに異なる特徴を持つ茶園があり、ディルマではその地理的条件を活かして、さまざまな風味の茶葉を取り扱っています。さらに、品質管理にも徹底的に取り組んでおり、国際的な品質基準であるISO認証を取得しています。特に、ISO技術委員会からは「世界で最も清潔な茶葉」と評価されており、安全性と信頼性の高さが際立っています。これらの努力によって、ディルマは単なる紅茶ブランドを超えて、スリランカ紅茶の象徴として高い評価を受けています。

ディルマ紅茶はスリランカのハイランド地域で栽培され、職人の手で丁寧に加工されることで、独特の芳醇さと深みを持つ味わいに仕上がります。複雑な香りと優雅な甘さを持つこの紅茶は、一杯飲むだけでその地の風土と人々への愛情を感じることが出来ます。ディルマ紅茶の持つ魅力を知れば知るほど、その一杯から受ける癒しと満足感は増していきます。毎日の生活にほっと一息つきたい時、リラックスしたい時、ディルマ紅茶を是非お試しください。