カヌレとは

おしゃれな洋菓子「カヌレ」とは?
「カヌレ」は、フランス・ボルドー地方発祥の伝統的な焼き菓子で、見た目の可愛らしさが特徴です。正式には「Cannele de Bordeaux(カヌレ・ド・ボルドー)」と呼ばれ、フランス語で「溝の付いた」という意味の「Cannelé」に由来します。その名の通り、12の溝がついた専用の型で焼き上げられることで、カリッとした外側ともちもちとした内側の食感が生まれます。材料は卵黄、牛乳、薄力粉などが使われ、ラム酒やバニラの風味が香る一品です。カヌレは、その独特の形状と食感から、手土産やプレゼントにもぴったりな人気のお菓子となっています。
カヌレの発祥と歴史
カヌレはなぜ人気がある?
カヌレの人気の理由は、主にその可愛らしい見た目と独特の食感にあります。1990年代に流行したカヌレは、特徴的な溝のある形状とカリッとした外側が一世を風靡しました。さらに近年では、オーソドックスなカヌレに加えて、クリームやチョコレートでデコレーションされたカヌレが登場し、SNSなどで目にする機会が増えました。これらのデコレーションカヌレは、フォトジェニックであるため、特に若い世代を中心に人気が再燃しています。伝統的な味わいと現代的なアレンジがうまく融合し、今も多くの人に愛されています。

カヌレの味は?アルコール分は?
カヌレの味は、外はカリッとしたほろ苦さがあり、内側はもっちりとした食感が特徴です。甘さは控えめで、バターのコクが感じられ、ラム酒やバニラの風味が絶妙に調和しています。焼き上げる際に低温でじっくりと時間をかけることで、この独特の食感が生まれます。また、カヌレにはラム酒が使われており、焼き上げる過程でアルコール分はほとんど飛びますが、風味は残ります。多くのカヌレは、アルコール分が飛んでいるため、子どもや妊娠中・授乳中の方でも食べられることが多いですが、香りが強く感じられることもあるので、気になる場合は購入前に確認することをおすすめします。
基本のカヌレの作り方
家庭で手作りする楽しみながら、ボルドー地方人気の菓子、カヌレを味わいませんか?思ったよりも簡単に作れるレシピをご紹介します。馴染ませた生地を一晩おき、これにより深い風味が引き立ちます。このフレンチトリートはティータイムに最適で、贈り物としても非常に喜ばれます。
材料(カヌレ型約12個分)
・牛乳……500cc
・砂糖……250g
・バター……25g
・純粋バニラエキス……1/2本分
・卵……1個
・卵黄……2個
・ラム酒……大さじ2杯
・からすみ粉……70g
・強力粉……55g
手順
1. 鍋に牛乳、半分の砂糖、バター、純粋バニラエキスを入れて中火にかけ、ふつふつと沸騰したら火を止めてから粗熱を取ります。
2. 別のボウルに卵と卵黄、残りの砂糖を入れてよく混ぜ、さらにふるったからすみ粉と強力粉を加えて混ぜます。
3. 1の牛乳ミックスを2のボウルにゆっくりと加えて混ぜ、ラム酒を加えます。これを冷蔵庫で一晩休ませます。
4. 翌日、冷蔵庫から取り出した生地を常温に戻し、カヌレ型に7〜8分目まで流し入れます。190℃に予熱したオーブンで約20分焼きます。
5. 一定の焼き色が付いたら取り出し、完全に冷ませば出来上がりです。今回はフランスの伝統的なカヌレをご自宅で楽しんでください。

カヌレのおすすめの食べ方
カヌレをより楽しむためには、加熱や冷却を工夫するのがおすすめです。焼き立てのふわっとした食感を味わいたいなら、オーブントースターで軽く温めると良いでしょう。加熱時間は3分程度が目安ですが、焼きすぎないように注意してください。また、カヌレを冷蔵庫で冷やすことで、内側がさらにしっとりもちもちとした食感に変化します。冷蔵後、オーブントースターで軽く焼くと、外はカリッと、中はもちっとした理想的な食感が楽しめます。さらに、生クリームやジャム、ナッツ、ドライフルーツなどでトッピングすることで、シンプルなカヌレをアレンジして楽しむこともできます。
カヌレの賞味期限
市販のカヌレの賞味期限は、一般的に2~3日程度です。カヌレは湿気を吸いやすく、時間が経つと風味が落ちるため、できるだけ早く食べるのが理想的です。すぐに食べない場合は、冷凍保存が可能です。ひとつずつラップで包んでジッパー付きの保存袋に入れ、冷凍庫で保存します。冷凍保存の場合、2〜3週間程度日持ちすることがあります。食べる際は、常温で自然解凍するか、電子レンジやトースターで温めてから食べると美味しくいただけます。手作りのカヌレは保存料を使用していないため、早めに食べきることが推奨されます。
まとめ
カヌレは見た目、風味、歴史を共に楽しむことのできる焼き菓子です。その神秘的な起源と高度な製法は、一つ一つが手作りの特別な逸品として、世界中のスイーツ愛好家を魅了します。カヌレを味わうということは、伝統と革新が交差する美味しさの探求でもあり、その深遠なる風味は語り尽くせない物語を持っています。まだまだ進化を続けるカヌレの世界へ、ぜひあなたも一歩踏み入れてみてください。