料理を作る時に、バターが固くて使いづらいと感じたことはありませんか?特に忙しい日々の中では、時間をかけずにバターを柔らかくしたいものです。ここでは、そんなお悩みを解決するべく、簡単かつ時短でできるバターの柔らかくする方法をご紹介します。また、柔らかくしたバターを活用するレシピアイデアもお届けしますので、毎日の料理がもっと楽しく、そして美味しくなりますよ。
バターは使用前に常温へ戻すのがカギ!
スイーツ作りに欠かせない「バター」は、味わいを豊かにし、クッキーの軽やかな食感やケーキの柔らかさを生み出す重要な役割を果たします。
バターをしっかり練ることが重要なレシピも多くありますが、冷えた状態のバターは扱いにくいため、常温に戻してから使用することが大切です。ただ、自然に戻すには時間がかかってしまいます。
そんな時に便利なのが電子レンジでの柔らかくする方法です!
バターを室温に戻す方法とは?
お菓子作り、特にクッキーやパウンドケーキを作る際には、材料と混ざりやすくするためにバターを常温に戻すことが重要です。スプーンや指で押して少しくぼむ程度が理想とされます。ここでは、いくつかの方法でバターを効率よく常温に戻す手順を説明します。
■室温に戻す方法
冷蔵庫からバターを取り出し、ラップで軽く覆って室内に置きます。夏であれば30分から1時間、冬の寒い時期は数時間置いておくと柔らかくなります。
■薄く切って室温に戻す方法
冷蔵庫から取り出したバターを1~1.5cm幅にスライスし、軽くラップをして室内に置きます。夏場なら20~30分、冬は約2時間で柔らかくなります。カットすると早く戻りますが、過加熱には注意が必要です。
■電子レンジを使う方法
バターをすばやく柔らかくしたい場合、電子レンジが便利です。
①バターを耐熱ボウルに入れ、軽くラップをかけます。
②200Wの電子レンジで5秒ずつ加熱しながら、様子を見て追加で加熱します。
③バターが少しへこむ程度になったら完了です。
【注意点】
電子レンジで加熱し始めると、急に柔らかくなることがあるため、様子を見ながら慎重に行いましょう。
溶けてしまったバターをどうする?
バターを電子レンジで戻すときは、温度が上がりすぎて「溶かしバター」にならないよう気をつけましょう。溶けたバターは空気を含む力を失い、クッキーのような焼き菓子を作る際に軽やかな食感が得られなくなります。いったん溶けたバターは冷やしても元の状態には戻らないため、バターを練り込むレシピには不向きです。
溶かしバターになってしまった場合は、パンケーキやスポンジケーキ、またはムニエルや炒め物などの料理に使うと良いでしょう。
ちなみに、溶かしバターを積極的に使用するレシピもあるので、探してみるのもおすすめです。
溶かしバターは、電子レンジで20秒ほど(600Wの場合)加熱するほか、湯せんで溶かして作ることも可能です。電子レンジを使用するときはバターが飛び散らないように、加熱しすぎを避け、様子を見て加熱時間を調整してください。
おいしいスイーツを作るために、バターの扱い方を完璧に習得しよう!
「バター」は、お菓子作りの際に欠かせない材料です。これにより、濃厚な味わいや香りが加わり、さらにはサクサクとしたり、フワフワとしたりする食感を楽しむことができます。
冷蔵庫から出したばかりのバターは硬く扱いにくいことがありますが、電子レンジをうまく活用することで、すぐにお菓子作りに最適な柔らかさにできます。また、溶かしすぎたバターも工夫次第でさまざまな料理に使えるため、覚えておくと便利です。
バターの上手な取り扱いを習得し、絶品のスイーツや美味しいおかずを作ってみてくださいね。