イギリスパンとは

イギリスパンについて
イギリスパンは、蓋をしないで焼成する山型の食パンとして知られています。日本ではこのパンを“イギリスパン”と呼んでいますが、本場イギリスでは“ティンブレッド”と呼ばれています。この名前の由来は、焼成時に用いる型である“ティン”からきています。イギリスパンは山型の特徴的な形状をしており、軽い食感と独特の風味が楽しめるパンです。また、焼成中に蓋をしないため、水分が適度に抜けて表面がこんがりと焼き上がります。これにより、他の食パンにはないサクサクとした食感が生まれるのです。
イギリスパンと食パンとの違い
イギリスパンの発祥の歴史
イギリスパンの歴史にはいくつかの説があります。その一つは、コロンブスが航海時に持ち運びやすい食料として利用したという説です。このパンは大勢で分け合える形状で、保存性が高く、航海には最適でした。また、別の説として、産業革命期に大量生産が可能なパンとして広まったとも言われています。この時期、多くの人々が工場で働くようになり、手軽に食べられる食品の需要が高まりました。イギリスパンは大きめで、一度に多くの量を焼けるため、労働者たちの間で普及したとされています。このように、イギリスパンは歴史的背景の中で実用性を重視して発展してきたパンなのです。

イギリスパンのカロリー・糖質
イギリスパンのカロリーや糖質は、基本的には他の食パンと大きな違いはありません。原材料が小麦粉であるため、栄養成分の構成も似ています。イギリスパンの100gあたりのカロリーは約264kcalで、6枚切りにカットされた場合、1枚あたり約60gとなり、カロリーは158kcalほどです。この量であれば、ダイエット中でも無理なく取り入れることができます。ただし、バターやジャムを多量に塗ると、カロリーが急激に増加するので注意が必要です。また、イギリスパンは薄切りにしてカリッと焼くことで、満足感を得やすくなります。食べ方を工夫することで、健康的な食生活を維持することができます。
イギリスパンの美味しい食べ方・焼き方は?
イギリスパンを美味しく楽しむには、食べ方や焼き方に少し工夫を加えると良いでしょう。まず、パンの厚さを調整することで、食感の違いを楽しむことができます。薄切りにしてトーストすれば全体がカリカリになり、厚切りにすると表面はカリカリで中はモチモチの食感が味わえます。トーストの際には、トースターをあらかじめ温めておき、高温で短時間焼くと水分を逃さずに表面をカリッと仕上げることができます。
また、アレンジレシピとしてチーズトーストやピザトーストがおすすめです。例えば、イギリスパンにジャコとコーン、セロリの葉を乗せてチーズをかけて焼けば、香ばしい一品が完成します。また、鮭フレークを使ったアレンジは栄養バランスが良く、朝食にピッタリです。シンプルにバターだけを塗る場合も、塗る前にパンを軽くトーストしておくと風味が引き立ちます。

イギリスパンの作り方・レシピ
イギリスパンはイギリス生まれの伝統的なパンで、一度食べたらやみつきになるほどのふんわりとした食感とクリーミーな味が特徴的な逸品です。パン屋さんで購入するのも良いですが、自分で作るのも一興です。特別な道具が必要なく、材料さえ揃えば自宅でいつでも手作りできます。
使用する材料は以下の通りです。
・強力粉:150g
・ドライイースト:3.5g
・グラニュー糖:15g
・塩:2.5g
・全卵(約半個分):30g
・無塩バター:15g
・牛乳:120ml
作り方は、まず必要な材料を全部そろえます。その後、牛乳に塩、砂糖、イーストを混ぜ合わせ、そこに強力粉を加えて混ぜます。全卵とバターも加えてよく練ります。次に生地を丸めて1時間ほど発酵させ、その後ベンチタイムを設けて30分置きます。その後、三つに分けてさらに休ませ、スキットパンやパウンド型で整形します。最後に40分ほど発酵させ、用意したオーブンで約30分焼けば完成です。
手作りのイギリスパンは出来立てホヤホヤが最高に美味しいです。一見手間がかかりそうなイギリスパンも手順をすれば誰でも簡単に作れます。そして、牛乳の量を微調整することで、その日の気分や好きな食感に合わせてアレンジすることも可能です。ふんわりとした食感と豊かな味わいのイギリスパン、ぜひ一度、自宅で作ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
イギリスパンは、パンとケーキの中間のような食感と風味が特徴の英国生まれのパンです。伝統的な製法を守りながらもアレンジが加えられ、その多彩なバリエーションが世界中のパン愛好家を魅了し続けています。その歴史や製法に深く迫ることで、イギリスの持つ豊かなパン文化の一端を理解することができ、その中には地方ごとの特色や歴史を感じることができます。是非一度その魅力を探してみてください。