焦げ目の香ばしさと、とろけるような食感が魅力のバスクチーズケーキ。そのままでも十分美味しいけれど、ちょっとした工夫でさらに特別なデザートに変身させませんか?この記事では、プロのライターが、ご家庭で簡単にできるバスクチーズケーキのデコレーション術をご紹介します。特別な材料や難しいテクニックは不要!いつものバスクチーズケーキが、誕生日や記念日など、特別な日を彩る華やかなスイーツに生まれ変わります。さあ、あなただけのオリジナルバスクチーズケーキを作ってみましょう!
バスクチーズケーキとは?その魅力と簡単レシピをご紹介
バスクチーズケーキは、スペイン、バスク地方がルーツのチーズケーキです。特徴的なのは、高温で焼き上げることで生まれる表面の焦げ目。この焦げが、ほろ苦さと香ばしさをプラスし、奥深い味わいを生み出します。焼き上がりはまるでプリンのようにプルプルで、とろける食感と甘い香りが食欲をそそります。材料は、クリームチーズ、砂糖、卵、生クリーム、そして少量の薄力粉と、とてもシンプル。作り方も簡単で、材料を混ぜて型に入れ、オーブンで焼くだけ。特別な技術は必要なく、お菓子作り初心者さんでも気軽に挑戦できます。この記事では、15cmと18cmの丸型(手に入りやすいダイソーの型も使用)を使った、ご家庭で手軽に作れるバスクチーズケーキのレシピを、詳しい手順とともにご紹介します。ぜひ、このレシピで、おかわり必至の絶品バスクチーズケーキを自宅で作ってみてください。読み進めていただければ、失敗しないためのコツや、異なる型での焼き加減のポイントもわかります。
材料(15cmまたは18cm丸型)
本格的なバスクチーズケーキを作るための材料をご紹介します。主役のクリームチーズは、200gをご用意ください。(例:雪印)。18cmの型を使う場合は、250gに増やしてください。砂糖はグラニュー糖100gが基本ですが、甘さを調整したい場合は80gに減らしてもOKです。卵はLサイズ2個、生クリームは200ml(例:明治十勝生クリーム 乳脂肪35%)をご用意ください。乳脂肪分35%の生クリームを使うと、あっさり上品な味わいに。より濃厚な口どけがお好みの場合は、乳脂肪分45%以上のものを選ぶのもおすすめです。つなぎとして、薄力粉を大さじ1(約8g)用意します。クリームチーズ、生クリーム、卵は、生地を作る前に室温に戻しておくのがポイント。特にクリームチーズは、冷たいままだと固くて混ざりにくく、ダマになる原因にもなるため、事前に室温に戻すか、電子レンジで少し温めると良いでしょう。シンプルな材料の組み合わせで、奥深いバスクチーズケーキの味わいが生まれます。
ダイソー15cm丸型の準備
今回は、手軽に入手できるダイソーの15cm丸型を使います。型の準備は、ケーキを美しく焼き上げるための大切なステップです。まず、クッキングシートを、型の高さよりも大きめにカットします。型全体を覆えるくらいの大きさが目安です。次に、カットしたシートを一度くしゃくしゃに丸めてから、水にさっと浸します。こうすることで、シートが柔らかくなり、型に敷きやすくなります。水から取り出したら、シートを絞って水気を切り、清潔な布巾で表面の水分を丁寧に拭き取ります。水分が残っていると、型に密着しにくくなるため、しっかり拭きましょう。柔らかくなったクッキングシートを、型に沿わせて丁寧に敷き詰めます。バスクチーズケーキの生地は比較的ゆるいので、焼いている間に生地が漏れないよう、シートは切らずに一枚で敷くのがおすすめです。水に浸すことでシートが柔らかくなり、型にぴったりフィットし、美しい焼き上がりにつながります。この丁寧な準備が、最終的な仕上がりに大きく影響します。
滑らかなクリームチーズと、砂糖・卵の混ぜ方
バスクチーズケーキの生地作りは、混ぜるだけのシンプルさですが、ポイントを押さえることで、より美味しく仕上がります。大きめのボウルに、室温に戻したクリームチーズ(200g)を入れ、泡立て器で滑らかになるまで混ぜます。クリームチーズを十分に柔らかくしておくことが、他の材料と均一に混ざる秘訣です。もしクリームチーズが固い場合は、電子レンジの解凍機能(弱~中)で1分半ほど温めると、簡単に柔らかくなります。次に、グラニュー糖(100g、甘さ控えめなら80g)を加え、クリームチーズと砂糖が馴染むまで混ぜ合わせます。砂糖が混ざったら、溶き卵(Lサイズ2個)を2~3回に分けて加え、その都度よく混ぜます。卵を一気に加えると分離しやすいので、少量ずつ加え、混ぜるたびに乳化させるように丁寧に混ぜることで、きめ細かい生地になります。全体が均一になったら準備完了です。
粉の混ぜ方と生クリームのなじませ方
卵が十分に混ざった生地に、小麦粉を加える工程です。薄力粉(大さじ1、約8g)は、ふるいを使って少しずつ生地に加えるのがポイントです。こうすることで、ダマになるのを防ぎ、均一な仕上がりになります。もしダマができてしまったら、生地を一度こして滑らかにしましょう。薄力粉が全体に混ざったら、生クリーム(200ml)を少量ずつ加え、泡立て器で丁寧に混ぜます。生クリームが生地と完全に混ざり、滑らかでツヤのある状態になれば準備完了です。生クリームは乳脂肪分の違いで風味が変わります。35%ならあっさり、45%以上なら濃厚な味わいになるので、お好みで選びましょう。丁寧な混ぜ合わせが、口どけの良いバスクチーズケーキを作る秘訣です。
オーブンの準備、生地の投入、焼き加減
生地ができたら、次は焼きの工程です。オーブンを220℃に予熱します。予熱が完了したら、型に生地をゆっくりと流し込みます。生地は型の縁近くまで入りますが、焼いている間に溢れる心配はほぼありません。220℃に予熱したオーブンで、30分から40分を目安に焼き上げます。焼き時間はオーブンの機種によって変わるため、焼き色を見ながら調整しましょう。表面の焦げ目はバスクチーズケーキの特徴ですが、焦げ付きすぎる場合は、アルミホイルを被せると良いでしょう。焼き上がりの状態は、表面が焦げ茶色で、中心が少し揺れるくらいが目安です。薄力粉の量が少ないため、竹串で確認する必要はあまりありません。焼き上がったケーキは、ふっくらと膨らんでおり、甘く香ばしい香りが広がります。
冷やし方と仕上げ
焼き上がったバスクチーズケーキはとても柔らかいので、型に入れたまま冷ますのが重要です。粗熱が取れると、膨らんでいた生地が落ち着きます。完全に冷めたら、ラップで覆って冷蔵庫で数時間冷やし固めます。焼きたてはプリンのような食感ですが、冷やすことで生地が締まり、濃厚で滑らかな食感に変わります。冷やすことで味が落ち着き、より美味しくなるので、じっくりと冷やしましょう。型から取り出す際は、完全に冷えてからクッキングシートを剥がします。冷えていないと崩れる可能性があるので注意してください。この冷却時間が、バスクチーズケーキ特有の風味と食感を生み出すために重要なのです。丁寧に仕上げることで、お店のようなバスクチーズケーキが完成します。
盛り付け
冷蔵庫でしっかり冷やしたバスクチーズケーキを型から取り出し、クッキングシートを丁寧にはがします。ケーキが十分に冷えていることを確認してから作業することで、型崩れを防ぐことができます。レースペーパーを敷いた皿に盛り付けると、見た目がより一層引き立ちます。カットした断面はきめ細かく滑らかで、しっとりとした質感が食欲をそそります。焼きたてのプルプル感も良いですが、冷やすことで生地の密度が増し、より濃厚なチーズの風味と口どけを楽しめます。焦げ目のコントラストもバスクチーズケーキの魅力の一つです。
インスタグラムで動画や他のレシピも紹介
焼き上がったバスクチーズケーキの魅力をさらに伝えるため、冷蔵庫で冷やす前の、とろけるような生地の動画をインスタグラムで公開中です。焼きたてならではの、まだ温かいバスクチーズケーキが、どのように揺れるのかを映像で楽しめます。また、このダイソーの型を使ったチーズケーキ以外にも、さまざまなオリジナルレシピをインスタグラムで紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。動画や写真を通じて、自宅で作るお菓子の楽しさや、豊かなティータイムの様子を共有しています。より多くの製菓のヒントやインスピレーションを得るために、気軽にアクセスしてください。
18cm丸型で焼くバスクチーズケーキのポイント
このレシピは主に15cm丸型での作成を想定していますが、18cmの丸型でもバスクチーズケーキを焼くことができます。18cm型を使う場合も、型の準備は15cm型と同様に、クッキングシートを水で濡らして柔らかくしてから敷き込むことで、生地が漏れるのを防ぎ、型にぴったりとフィットさせます。材料の分量についてですが、クリームチーズを250gに増やしてください。その他の砂糖、卵、生クリーム、薄力粉の量は15cm型の場合と同じで大丈夫です。焼き時間は、18cm型の場合、約40分を目安にしてください。ただし、オーブンの性能によって差があるため、焼き色や生地の状態を見ながら調整してください。今回焼いた際は、40分だと少し焼きすぎたように感じましたが、焼き加減はお好みで調整してください。18cm型で焼くと、15cm型よりも高さが出にくく、少し平らな仕上がりになることがありますが、味は変わりませんので心配ありません。少し大きめのサイズで作りたい場合や、みんなで分け合って楽しむ際には、18cm型もおすすめです。
バスクチーズケーキと楽しむティータイム
手作りのバスクチーズケーキには、相性の良い美味しい飲み物を合わせることで、さらに豊かなティータイムを過ごせます。今回おすすめするのは、ルピシアの紅茶「SAKURA」です。この紅茶は、ほんのり香る桜の風味が特徴で、春の訪れを感じさせるような、優雅で上品な味わいです。茶葉の中には乾燥させた桜の葉がたっぷり入っており、見た目も美しく、香りの深みを増しています。ルピシアの春の定番商品としても知られており、季節感あふれるティータイムに最適です。焦げ目の香ばしさとしっとりとしたチーズケーキの甘さに、桜の香りが加わることで、素晴らしいハーモニーが生まれます。バスクチーズケーキがお好きな方は、ぜひカヌレやプリンなど、他の焼き菓子のレシピも参考にして、色々なデザートとティータイムの組み合わせを楽しんでみてください。お気に入りのカップに温かい紅茶を注ぎ、丁寧に作ったバスクチーズケーキを添えれば、日々の忙しさを忘れさせてくれる、最高のひとときが待っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。スペイン・バスク地方発祥の本格的なバスクチーズケーキも、ご紹介したレシピを使えば、ご家庭でとても簡単に、そして美味しく作ることができます。混ぜるだけのシンプルな工程でありながら、その味わいは奥深く、焼きたてのプルプルした食感から、冷蔵庫で冷やし固めた後のなめらかな口どけまで、色々な魅力を堪能できます。特に、ダイソーで手軽に手に入る型を活用することで、気軽に本格的なお菓子作りに挑戦できるのが大きなポイントです。手作りケーキの魅力は、「簡単なのに美味しい」という点にあります。今回ご紹介したバスクチーズケーキはまさにその言葉にぴったりの一品ですので、ぜひこの機会に作ってみてください。最後まで記事を読んでいただき、本当にありがとうございます。インスタグラムでも、日々のお菓子作りやティータイムの様子を紹介していますので、ぜひそちらもご覧いただけると嬉しいです。
質問:バスクチーズケーキの特徴を教えてください。
回答:バスクチーズケーキは、スペインのバスク地方がルーツのチーズケーキです。表面をあえて焦がすことで生まれる、ほろ苦さと香ばしい風味が特徴です。焼き上がりはまるでプリンのようにプルプルで、材料も作り方もシンプルながら、本格的な味わいが楽しめます。
質問:ダイソーの型で上手に作るコツはありますか?
回答:ダイソーの15cmの丸型を使う際は、クッキングシートを型の高さに合わせて大きめにカットし、水にくぐらせて柔らかくしてから型に敷き込むのが重要です。生地がゆるいので、シートは切らずに使うことで液漏れを防止し、水に濡らすことで型にぴったりとフィットさせることができます。
質問:クリームチーズが固い時の対処法は?
回答:室温に戻してもクリームチーズが硬い場合は、電子レンジの解凍モード(150w~200w程度)で約1分30秒温めると柔らかくなります。均一に柔らかくなるよう、状態を確認しながら加熱時間を調整してください。
質問:薄力粉をふるう理由は何ですか?
回答:薄力粉(大さじ1、約8g)は、必ずふるってから生地に加えてください。そのまま加えると粉がダマになりやすく、なめらかな生地に仕上がりません。目の細かいザルや茶こしを使って丁寧にふるい入れましょう。万が一ダマができてしまった場合は、焼く前に生地を一度濾すと綺麗に仕上がります。