バジル 効能
香り高く料理のアクセントとして多くの方がお使いだと思いますが、あなたはバジルがただのハーブではない、ということをご存知でしょうか？ 実は、バジルには健康をサポートするための驚くべき効能と効果が詰まっています。その美味しさだけでなく、さまざまな健康に対するバジルの効能を探求していくと、日々の生活がさらに豊かなものになるでしょう。それでは一緒にバジルの秘められたパワーを見ていきましょう。
バジルはどんな野菜？
バジルは、イタリア料理ではお馴染みの香り高いハーブとして、また、その美味しさから日本料理でも使われるようになりました。しかし、その風味以外の特性や効能についてはあまり知られていないかもしれません。今回はバジル誕生の歴史、栄養価、そして日本での風味の活用方法についてを見てみましょう。
**バジルの起源と歴史**
バジルは、地中海周辺が原産とされていますが、古代インドからヒンドゥー教の祭りで使われ、また、その豊かな香りからイタリアでは求愛のシンボルとされてきました。バジルの日本への伝来は江戸時代といわれ、薬用ハーブとしての効用が重視されました。その名残から、バジルの和名は目を掃除する""メボウキ""といわれ、種子はこれまでアイケアに使われてきてました。
**バジルの栄養成分**
カロリーと糖質100gあたりの含有量を見てみると、生バジルは24kcal、糖質は0gと、ダイエットに優れたハーブであることがわかります。乾燥させると、カロリーは増えるものの、それでも糖質は0.51gと低い水準を保ちます。
**バジルの用途**
そしてバジルが食事の中で最も輝く瞬間は、その香りと風味を強調すべく、新鮮なまま料理に取り入れられるときです。バジルは成熟度により風味が変わりますから、若いうちの明るい緑色の葉は軽やかな風味、一方、成熟した暗い緑色の葉は強い風味が楽しめます。このように、用途に応じてバジルを選び、家庭料理に活用することで、日常生活にアクセントを加えることができます。
さらに、バジルは容易に育てることができ、家庭菜園にも適しています。自宅でバジルを育てることで、新鮮なバジルをいつでも料理に使用することができ、その香りを存分に楽しむことができます。
バジルの栄養成分と効能
香り高いハーブとして知られるバジルですが、その利点は香りだけではなく、豊富な栄養成分も特徴の一つです。この記事ではバジルに含まれる各種の栄養素とその効果について紹介します。
1. ビタミンA ・ ビタミンK
バジルには、ビタミンAやビタミンKが豊富に含まれています。ビタミンAは、皮膚や免疫機能の健康を支える大切な栄養素で、ビタミンKは、血液の凝固を助ける作用があります。また、骨の健康を維持するためのカルシウムや鉄分もバジルには含まれています。
2. 抗酸化物質
バジルは抗酸化作用も持つことで知られ、この作用によって身体を酸化ストレスから保護し、老化防止に役立ちます。さらに抗菌性もあるため、風邪やインフルエンザの予防にも寄与します。
3. リラクゼーション効果
バジルの持つ独特の香りには、リラクゼーション効果があります。この香りを利用してアロマセラピーを行うと、ストレスの緩和や心地よい気持ちを得ることができます。
以上の様々な効果から、バジルはただの料理の香り付けだけではなく、栄養補給や健康維持、さらにはリラクゼーションのためのハーブとして、多くの面で活用することができます。日々の食事やライフスタイルに積極的にバジルを取り入れ、その効用を活かしましょう。
バジルの栄養成分を逃さない調理法・食べ方は？加熱NG？
バジルを摂取する際の栄養素の逃さない方法として、カルシウムやビタミンA、ビタミンCを活かすための一環である調理法をいくつか解説します。これらのアドバイスを活用して、バジルの栄養を最大限に消費してみてください。
まず、加熱に敏感な生のバジルはそのまま食べることが一番の栄養確保法となります。サラダやサンドイッチにトッピングとなる具材として織り交ぜましょう。これにより、バジルのフレッシュな香りが口の中で広がり、食事を一層楽しむことができます。バジルとトマトの組み合わせは、リコピンが豊富なトマトの吸収率を向上させるとされているので特におすすめです。
一方、加熱調理を行う際でも、工夫をすればバジルの栄養素を逃さずに済みます。具体的には、料理の最終ステップとしてバジルを加える、または火を止めた直後にバジルを混ぜ込むことで、加熱時間を短縮できます。例えばバジルを加えたパスタを作る際にも、ソースに混ぜる方法よりも最後にちらす方法が栄養素を保護します。
全てのバジルを食べるのは困難な場合もあるかもしれません。そんな際には、バジルをオイルと一緒にすりつぶして作るバジルペーストを試してみてはいかがでしょうか。オイルがバジルの栄養成分を守りながら、体が吸収しやすい形に加工することができます。
多くの栄養価を誇るバジルですが、調理法などでその恩恵を享受できないこともあります。そのため、生のまま食べることや適切な加熱調理法を取り入れることで、バジルの栄養素を効果的に利用しましょう。
バジルを食べる際の注意点
バジルはその栄養価の高さから健康維持に役立ちますが、摂取量や体調によっては体に影響を及ぼす可能性があります。その症状について明らかにしていきますので、理解して適量を守るようにしましょう。
副作用があることを把握し、適量を守る
普段の食事で適量のバジルを食べる分には無害ですが、過剰摂取は避けたほうが良いでしょう。特に既に何らかの病気をもっていて体調がすぐれない人たちには注意が必要です。バジルに含まれるエストラゴールは、肝臓に悪影響を及ぼす可能性があるとされています。そして、食べすぎると舌がヒリヒリするという副作用も認識しておくべきです。
また、バジルは新鮮なものを食べることが大切です。品質が落ちたり、カビが生えたものを食べると体に害を及ぼします。購入後は早めに食べ、長期保存する場合は冷蔵庫で適切に保管しましょう。
バジルは、正しく摂った場合には健康の味方となります。適量と品質を守りつつ、バジルを楽しみ、健康生活に活用しましょう。
バジルの栄養が取れるレシピ・食べ合わせ
イタリア料理を代表するハーブの一つ、バジル。その香ばしさはもとより、ビタミンA、K、C、およびカルシウム、鉄などといった栄養成分も含む優れものです。
ここで、バジルを活用した簡単な料理を紹介します。
1. 簡単☆トマトとバジルの冷製パスタ - バジルとトマトの相性を利用したパスタで、生ハムやニンニクの追加などアレンジも自由です。
2. 簡単！たことブロッコリーのバジルサラダ - バジルソースと海鮮の相性が抜群のこのサラダは、食欲を増進させる効果も期待できます。
3. サーモン炙りバジルマヨソース - サーモンにバジルマヨネーズを合わせることでサッパリとした食事が楽しめます。
4. バジルペスト - オリーブオイルで作ったバジルペストは、多彩な料理と合わせることができます。その中でも、バジルの栄養成分を効率よく摂取できるのがメリットです。
5. バジルとミントのジュース - 香り豊かなハーブを使ったジュースは、栄養補給と共に夏バテ防止にも効果的です。
6. トマトとバジルのムース - バジルとトマトの美しい層で成るこのムースは、見た目も美しく、栄養価も高いため、ダイエット中の方にもおすすめです。
香り高く、栄養満点のバジルを食事の中に取り入れて、健康と免疫力のアップに役立ててみてください。
バジルは栄養豊富な野菜
バジルは、その色鮮やかな緑色と特有の香りで広く料理に活用されていますが、その栄養価の高さから、ハーブの中でも特に注目されています。
ビタミンA、ビタミンK、ビタミンCを豊富に含み、視覚の保持、骨格の生成、免疫力の向上の助けになります。また、カルシウムや鉄分も多く、骨の健康や血液の質の維持に貢献します。さらに、バジルにはフラボノイドという強力な抗酸化物質が存在します。ストレスの緩和、疲労の軽減、老化の抑制といった効果が期待されています。また、抗菌性も有しているため、食品の鮮度保持にも一役買います。
そして、「リナロール」という成分による心地よいリラクゼーション効果や記憶力向上の作用もバジルによる魅力の一つ。その程よい香りに包まれるだけで、癒やしを感じることでしょう。
バジルは、料理の風味を引き立てるだけではなく、栄養素の供給、美しさ、そして心地よい香りまで、生活を全方位的に豊かにする優れたハーブです。料理法や食べ合わせを理解し、効率的に栄養を吸収できるように、日々の食事にバジルを取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
バジルの効能は、抗酸化作用、抗菌・抗ウィルス効果、免疫強化、精神安定効果など多岐にわたります。また、鉄分やビタミンKの補給源としても優れています。バジルを日常のメニューに取り入れることで、味覚の楽しみだけでなく、身体と心の健康をトータルでサポートすることが可能です。これからはバジルをただのハーブと見るのではなく、自身の健康を担うパートナーとして親しむことをおすすめします。