食パンは手軽さと栄養バランスを兼ね備えた優れもので、冷凍保存にも最適です。ここでは、食パンを離乳食に取り入れる方法や冷凍保存についてご紹介します。
パンはいつから離乳食に取り入れて大丈夫?
生後6ヶ月を過ぎたら、小麦アレルギーを予防するため、離乳食に少しずつ取り入れながら様子を見て与え始めます。
赤ちゃんにパンを与える際のポイントとは?
小麦製品のアレルゲン性は、使用する強力粉・中力粉・薄力粉の種類とは無関係に、その食品に含まれる「小麦タンパク質の量」で左右されます。「パン」は便利で摂りやすいものの、小麦タンパク質が多いため最初に試す際には「うどん」が適しています。主食としておかゆに慣れたら、うどん、そしてパンの順で進めると安心です。
離乳食に最適なパンの種類とは?
シンプルな食パンを選びましょう。耳も調理次第で食べやすくなり、使用するのに適しています。バターロールは脂質、フランスパンは塩分が豊富なので、与えすぎに注意が必要です。
離乳食における食パンの使用量と形状について
離乳食における食パンの使用量と形状について確認しておきましょう。
生後6ヶ月以降(離乳食初期・ゴックン期後半)
小麦アレルギーを防ぐために、生後6ヶ月以降にスプーンひとさじからスタートしましょう。適度な大きさに刻み、牛乳などで水分を加えてなめらかになるまで煮たものを提供します。
生後7~8ヶ月頃(離乳食の中期・モグモグ期)
小さく切ってから、牛乳などで水分をたっぷり染み込ませ、柔らかくなるまで煮込みます。
9~11ヶ月の赤ちゃん(離乳食後期・カミカミ期)
パンを1cm角にちぎり、冷凍前に牛乳などで少し湿らせるか、軽くトーストします。
1歳から1歳半まで(離乳食完了期・パクパク期)
手づかみに適した大きさに切ってから、軽く焼いてください。
食パンの冷凍保存方法
チャック付きのフリーザーバッグに入れて冷凍すると便利です。生後9~11ヶ月頃(離乳食中期・カミカミ期)には、1cm幅のスティック状にすると、パンがゆや手づかみ食べにもぴったりです。生後1歳~1歳6ヶ月(離乳食完了期・パクパク期)には、ロールサンドや型抜きに最適な1枚サイズで冷凍保存しましょう。