マルメロとは - スイーツモール

マルメロとは

マルメロとは

美しい黄色の果実と鮮やかなピンクの花で知られるマルメロ。この丸々とした果実は、その見た目だけでなく、その多用途性でも世界中で愛されています。一見、馴染みのない名前かもしれませんが、ジャムやリキュール、さらにはパフュームの材料としても使われているこのフルーツについて、その生態から利用方法まで詳しく読み解いていきましょう。

マルメロはどんな果物?

マルメロはバラ科に属する果樹で、漢字では「榲桲」や「木瓜」と表記されます。果実は甘く香り高い匂いを放ちますが、硬く酸味が強いため、生のままでは食べられず、加工して楽しむのが一般的です。別名として「セイヨウカリン」やポルトガル語由来の「マルメレイロ」があります。また、英語では「クインス(quince)」と呼ばれ、世界各地で親しまれています。日本には江戸時代にポルトガルから伝わり、既存の「カリン」に似ていたため「セイヨウカリン」として区別されました。果実だけでなく、春に咲く花も美しく、観賞用としても楽しむことができます。マルメロは暑さ寒さに強く、日本の気候にも適応しやすい果樹です。

マルメロとカリンとの違いは?

マルメロとカリンは似ているようで、いくつかの顕著な違いがあります。まず、マルメロの果実は硬く、表面には細かな産毛があり、独特の手触りです。花は白やピンク色で、葉は楕円形をしており、樹全体が柔らかな印象を与えます。一方、カリンの果実は皮が滑らかで、ツルツルとしています。赤い花を咲かせ、葉はギザギザが特徴的です。また、果実の用途や味わいにも違いがあります。カリンは咳止めや喉のケアに用いられることが多く、マルメロも同様の効能がありますが、より甘い香りを持つのが特徴です。これらの見た目や用途の違いから、両者を容易に区別できます。

マルメロの花

マルメロの花は白から淡いピンク色の美しい色合いを持ち、その花言葉は「魅惑」や「誘惑」、そして「幸福」などがあります。これらの花言葉は、普段伝えにくい想いを伝える際の贈り物として最適です。特に9月14日の誕生花に選ばれているため、この日に花を贈ると特別な意味が込められます。また、マルメロの花は男性から女性への贈り物としても素敵な選択肢です。ただし、花言葉には「別れ」や「悲しみ」を表すものもあるため、場面に応じて適切な花を選ぶことが重要です。観賞用としても魅力的で、庭木に植えると季節の彩りを加えてくれる存在です。

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マルメロの実

マルメロの実はクリーム色で洋ナシに似た形をしています。調理する際は、中央の種を取り除いてから使います。種を土に植えて育てるのは難しいですが、試してみるのも一つの楽しみです。

おいしいマルメロの見分け方

おいしいマルメロを選ぶには、皮が鮮やかな黄色で、全体的に丸みがあり、張りのあるものを選びましょう。青い皮のものは未熟なので注意が必要です。また、甘い香りがするマルメロも食べ頃のサインです。


青い未熟なマルメロは追熟させることで食べ頃になります。風通しのよい涼しい場所で常温保存し、黄色に色づくまで待ちましょう。

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マルメロの栄養

マルメロには食物繊維やカリウムが豊富に含まれており、便秘の改善や体内の不要な水分排出が期待できます。また、咳止めや喉の痛みにも効果があるとされ、シロップや果実酒に加工して楽しむのもおすすめです。

マルメロの種(クインスシード)は美容効果があるとされ、化粧水や乳液として使用することができます。また、種には咳止め成分も含まれており、活用方法はさまざまです。

マルメロの食べ方

今回は、生のままでは食べにくい硬さと渋みを持つマルメロを美味しく食べる方法をご紹介します。加工を施すことで、マルメロの魅力を存分に楽しむことができます。不思議な果物、マルメロを調理して美味しく食べてみましょう。

食べ方①ジャム

まず準備として、マルメロを洗い皮をむき、種と芯を取り除きましょう。次に、マルメロを細切りにし、鍋に入れ、砂糖と水を加えて弱火でゆっくり煮込むだけです。このレシピでは、マルメロ独特の甘酸っぱさと香りが生かされた、美味しい煮物が完成します。

食べ方②マルメロの果物酢

甘さを控えめにしたい方や、さっぱりとした味が好きな方は、マルメロの果物酢がおすすめです。マルメロ煮と同様に準備し、砂糖の量を減らしてじっくりと煮込みます。そして完成したマルメロを果物酢として楽しむのです。

食べ方③マルメロと豚肉の煮物

マルメロは、その香りと甘酸っぱさが豚肉との相性が抜群です。マルメロと豚肉を一緒に煮込めば、肉がやわらかくなり、マルメロの味を引き立ててくれます。是非お酒のつまみに組み入れてみて下さい。

いかがでしたか?マルメロは調理方法によりその美味しさが際立ちます。是非ともマルメロの特性を利用した料理を、日々の食卓で楽しんでみてください。

マルメロの栽培方法

マルメロを育てる場合、種から育てるのは難しいため、苗木を植える方法がおすすめです。植え付けの適期は12~2月で、風通しと日当たりの良い場所が適しています。プランター栽培も可能なので、手軽に楽しめます。

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マルメロの品種

マルメロには在来種とスミルナという2つの主要品種があります。これらを組み合わせて育てると、受粉の成功率が上がり、果実を効率よく実らせることができます。


在来種

在来種は香りが強いのが特徴で、200g程度の小ぶりな実がなります。収穫量は少ない傾向にあり、主に受粉用として利用されます。


スミルナ

スミルナは洋ナシのような形をしており、在来種よりも大きめ(約300g)で収穫量も多い品種です。ただし、香りは控えめです。

まとめ

マルメロはその独特の香りと風味から、様々なレシピや香水の製作に積極的に利用されています。時にはジャム、リキュールとして、また、パフュームの素材として世界中で活躍中。多用途な才能を持つ果実、マルメロ。その存在を知り、活用することで、日々の生活がさらに豊かなものへと変わります。