日本の伝統的なお菓子全般を和菓子と呼びます。主に小豆や餅粉、米粉などを原料としており、ふんわりとやさしい食感、素朴な甘さが特徴です。季節を感じられる花や動物・色彩を取り入れた見た目も魅力とされています。

幅広い世代に人気があり季節感も感じられる和菓子は、詰め合わせギフトとしてもおすすめです。母の日や父の日・敬老の日といったさまざまな記念日ギフトや手土産としていかがでしょうか？

一般的な和菓子は、お菓子に含まれる水分量によって大きく「生菓子」「半生菓子」「干菓子」の3つに分類されます。

生菓子は水分量30%以上で、大福やどら焼き、わらび餅など餡子や餅を使ったものが多くあります。生菓子の中でも特に上等とされる「上生菓子」は、希少な食材・日本の歴史の中で培われた製菓技法を用いて、四季のうつろい・花鳥風月を表現しています。

半生菓子は水分量10～30%で、生菓子と干菓子の中間にあります。最中やぎゅうひ、ぜんざいなど、こちらも餡子を使ったものが多く見られます。

干菓子は水分量10%以下と少なく、生菓子や半生菓子よりも日持ちする期間が長いことが特徴です。煎餅といった塩気のあるものや、かりんとう、金平糖などがこれにあたります。

 大きな違いは原材料です。和菓子には米・麦・豆類など植物性の原材料が多く使われ、洋菓子には卵やバター・牛乳など動物性の原材料が多く使われています。

それぞれ水分量にも違いがあります。和菓子は原料の60%が水分、対して洋菓子は水をほとんど使わない代わりにバターや生クリームを使用し、このことで甘さや食感にも違いが生まれています。