カクテルの世界には数多くの種類がありますが、その中でも「ホワイト・ルシアン」というカクテルをご存知でしょうか？今回は甘くて飲みやすいホワイト・ルシアンについてご紹介します。

ホワイト・ルシアンはウォッカベースにコーヒーリキュールと生クリームを混ぜたドリンクです。ルシアンとは、ウォッカの原産国であるロシアを指します。その由来については明確な答えはなく、ある説では真っ白な雪に覆われた極寒のロシアをイメージしていると言われています。また、白系ロシア人（White Russians）を指す可能性もあります。

ウォッカとコーヒーリキュール、生クリームの比重を利用して2層になったカクテルは、味だけでなく見た目も楽しむことができます。生クリームの加わることで、滑らかで甘く飲みやすいお酒になります。例えるなら、ミルク入りアイスコーヒーのようなものでしょうか……。飲む際にはステアして、生クリームと絶妙に組み合わさった味を楽しむのも良し、ステアせずにそのままいただくのも良いでしょう。

ホワイト・ルシアンは甘くて飲みやすい一方で、ウォッカベースであるため、他のカクテルと比べるとアルコール度数が高めです。通常、ウォッカのアルコール度数は銘柄によって異なりますが、平均して40度程度です。また、コーヒーリキュールも甘い印象があるカルーアですが、実際のアルコール度数は20度前後です。

これら2つのリキュールが合わさり、更に生クリームが加わることで、ホワイト・ルシアンのアルコール度数は30度前後になります。一般的なビールが5度、日本酒が15度前後であることを考えると、ホワイト・ルシアンは比較的強めのお酒であることが理解できます。口当たりは柔らかいですが、飲み過ぎには注意が必要です。

用意するもの

・ウォッカ：40cc

・カルーアのようなコーヒーリキュール：20cc

・生クリーム（お好みで牛乳）：10～20cc

・氷

・ロックグラス

・メジャーカップ

・バースプーン

作り方

まず大きめの氷をロックグラスに入れます。

次にコーヒーリキュールとウォッカを注ぎます。

生クリームを静かにフロートさせれば完成です。

ポイントは生クリームを注ぐ際に勢いよく注がず、ゆっくり入れることです。そうすると、下の段と混ざることなく美しい2層のコントラストが完成します。さらに、ウォッカの量はコーヒーリキュールの2倍以上にしないことも重要です。ウォッカの量が多すぎると生クリームが浮きにくくなり、層が混ざってしまいます。

生クリームの量はお好みで調整してください。濃厚すぎると感じる場合は、生クリームに牛乳を加えてみてください。牛乳をプラスすることでさっぱりとした口当たりになります。また、牛乳を加えることで生クリームのとろみが減り、浮きやすくなります。見た目よりも味を重視したい場合は、生クリームの代わりに牛乳を使用することもおすすめです。

ホワイトルシアンは気品と清涼感あふれる魅力的な花です。栽培は難しくありませんが、適度な日陰と水はけの良い土壌を好みます。切り花としても人気が高く、生け花やブーケに取り入れると上品な雰囲気を演出できます。また、乾燥させてドライフラワーにするのも素敵な活用法です。育てる楽しみはもちろん、インテリアとしての魅力も存分に味わえる、ホワイトルシアンは優雅な存在感を放つ花といえるでしょう。

カルーアミルクとは