メローゴールドは、その名の通り、豊かな風味とジューシーな甘さを持つフルーツとして知られています。この柑橘類は、グレープフルーツとポメロの交配によって生まれ、非常にユニークな味わいを楽しむことができます。見た目はやや大きめで、香り高く、口に含むと驚くほどのジューシーさが広がります。ビタミンCを豊富に含み、健康にも美容にも嬉しい効果を発揮するメローゴールド。その魅力と特徴を詳しく探ってみましょう。
メロゴールドとは
カリフォルニアを起源とするユニークな柑橘類、メロゴールドは、親であるブンタンの特徴を引き継ぎ、分厚い皮を持っています。ただし、文旦とは異なり、種がほとんどないのが特徴です。その形はグレープフルーツに似ており、果実の先端がとがっており、下に向かって膨らむものもあります。
メロゴールドは、(グレープフルーツ×ブンタン)× ホワイトグレープフルーツとして交配されたフルーツです。
ホワイトグレープフルーツの酸味を控えて甘さを引き立たせた、食べやすい果実とも言えます。ブンタン由来の厚い外皮を持つため、保存が効きやすいという利点もあります。春先のグレープフルーツのシーズン(3月~5月)まで待ちきれない人には最適の柑橘類です。
この名前は、「Mellow flavor」(まろやかな味わい)の「melo」と、元親であるオロブランコの果皮よりも深みのある色を意味する「gold」から名付けられました。
メロゴールドの起源とその歩み
1958年に米国のカリフォルニア州で研究が始まった歴史の浅い果物です。1986年にはカリフォルニア大学リバーサイド校の博士によって公表されました。日本に輸入されるようになったのは2000年頃からです。アメリカ以外での栽培はほとんど見られません。
メロゴールドの特徴と最適な収穫時期
【出荷期間】
12月から3月
【美味しい時期】
年によって若干前後するものの、1月から2月が味わいのピークです。
12月末から1月末頃は、表皮に青色が残った状態で市場に出回ることが多く見られます。
新鮮なメロゴールドの選び方
弾力があり、つややかで、しっかりした重さのあるものを選びましょう。表面が若干緑色の果実もありますが、味には変わりありません。
メロゴールドを新鮮に保つコツ
保存する際は、通気性のある冷暗所や冷蔵庫の野菜室を利用するのが望ましいです。適切に保存すれば、2~3週間以上新鮮さを保つことができます。
メロゴールドは非常に厚い皮を持っているため、他の柑橘類と比べると内部が傷みにくいですが、購入後しばらく経過した場合は、カビなどの影響に注意が必要です。
メロゴールドのカット方法と楽しみ方
【メロゴールドの処理方法 その1】
まずは果物の表面を水でよく洗浄してください。
ステップ1
果実の上部から下部へ包丁で皮に線を引きます。4つのセクションに分けるように繰り返します。
ステップ2
上部から手を使って皮をむき始めます。
ステップ3
さらに上部から手で皮をむいていきます。
ステップ4
厚めの内側の皮も取り除いてから食べてください。
【メロゴールドの処理方法 その2】
最初に、また果物を流水で丁寧に洗います。
ステップ1
上部と下部を水平に切り落とします。ただし果肉部分を切りすぎないよう注意を。
ステップ2
リンゴの皮をむく要領で皮を取り除きます。
ステップ3
果肉を取りやすいサイズに切ります。
ステップ4
内皮と果実の間に包丁を入れ、果実を引き離します。
完成です。