バレンタインは、子どもたちにとっても特別なイベント。市販のチョコレートも良いけれど、今年は手作りで、さらに心温まる思い出を作ってみませんか?親子で一緒にキッチンに立ち、チョコレートを溶かしたり、デコレーションを考えたりする時間は、何よりも素敵な宝物になるはず。この記事では、バレンタインにチョコを贈る、貰うといった傾向についてお伝えしていきます。
昨年のバレンタインにプレゼントを贈った子どもは約5割
最初に、お子さんが去年のバレンタインにチョコレートやお菓子などを誰かにプレゼントしたかどうかを質問しました。その結果、「プレゼントした」と答えたお子さんは50%、「プレゼントしなかった」と答えたお子さんは47%、「わからない」と答えたお子さんは3%となり、およそ半数のお子さんが昨年(2024年)のバレンタインに何らかの贈り物をしたことがわかりました。
年齢を重ねるごとに、バレンタインへの想いが深くなる
年代別にその傾向を見てみましょう。まず「0~2歳」では、「バレンタインに何かをあげた」人は18%にとどまりました。これは、まだ幼くバレンタインの習慣に馴染みが薄いことや、食べられるものが限られるなどが理由として考えられます。ところが、「3~5歳」になると、あげる人の割合は49%へと大きく増加します。この時期になると、食べられるお菓子の種類が増えることに加え、友達との交流やプレゼントを贈る楽しさを感じるようになることが影響しているのでしょう。さらに、「6~8歳」では55%、「9~12歳」では64%と小学生の間で増加し、中学生以上になると65%に達します。このように、年齢が上がるにつれて、バレンタインへの関与が深まる傾向が見て取れます。
手作りチョコ・お菓子派が過半数を超える
贈り物にするチョコレートやお菓子の準備について見ていきましょう。最も多かった回答は、「お子さんと一緒に手作りした」というもので、全体の半数以上を占める51%でした。続いて多かったのは、「市販のものを、お子さんと一緒に買いに行った」という回答で、43%でした。手作りをするご家庭が多い一方で、市販品を選ぶ際にも、お子さんと一緒に選ぶという傾向が見られます。バレンタインの準備を、家族みんなで楽しんでいる様子がうかがえます。
小学生以下は家族にあげる子が圧倒的多数、中学生では「友チョコ文化」が急増
昨年、お子様はバレンタインにどのような方へチョコレートやお菓子を贈られましたか?調査の結果、75%ものお子様が「ご家族(親、兄弟姉妹、祖父母など)」に贈ったと回答しており、家族間でバレンタインを楽しまれているご家庭が非常に多いことが明らかになりました。次に多かったのは「同性の友達」で36%、「異性の友達」は21%でした。かつては「好きな人へのプレゼント」というイメージが強かったバレンタインですが、現在では友達との親睦を深めるコミュニケーションツールとして広く認識されているようです。また、「自分用」という回答も見受けられました。お子様の年齢によって、バレンタインの贈り先が大きく変わることも今回の調査で判明しました。詳細については、「子どものバレンタインについての調査レポート」にてご確認ください。
あげた人数は「3人以下」が6割以上
続いて、昨年のバレンタインデーにお子様が何人にチョコレートやお菓子を贈ったかについて伺いました。その結果、「1人」と答えた方が20%、「2人」が21%、「3人」が22%となり、3人以下に贈った方が全体の63%を占めることがわかりました。
チョコやお菓子をもらった割合は幼児期後半から半数超え、中学生では80%以上に
昨年のバレンタイン、お子様はチョコレートやお菓子を受け取りましたか?回答としては、「受け取った」が56%と過半数を占め、先に述べた「贈ったかどうか」の調査結果とほぼ同様の割合でした。一方で、「わからない」という回答も8%程度見られました。これは、保護者がお子様の受取状況を把握できていないケースが少なからず存在することを示唆しています。年齢層別に見ると、3歳から5歳のお子様でも半数以上が受け取っており、13歳以上になると85%が「受け取った」と回答する結果となりました。
もらった相手で最も多かったのは「家族」
プレゼントを贈られることが多いのは、一体どのような関係の人からなのでしょうか?アンケート結果によると、最も多かったのは「親、兄弟姉妹、祖父母といった家族」で、全体の57%を占めています。続いて「同性の友人」が34%、そして「異性の友人」が23%という結果でした。プレゼントを贈る相手と同様に、家族や同性の友人といった親しい間柄からのプレゼントが多いことがわかります。
今年のバレンタイン「あげる予定」は41%
今年のバレンタインにおけるお子様のチョコレートやお菓子を贈る予定について調査しました。その結果、「贈る予定がある」と回答したご家庭が41%、「贈る予定はない」と回答したご家庭が24%でした。多くのお子様が今年のバレンタインを楽しみにしていることが伺えます。一方で、「まだわからない」と回答したご家庭も35%いらっしゃいました。バレンタインの計画を具体的に立てていないご家庭も少なくないようです。これからバレンタインが近づくにつれて、計画を立て始めるご家庭が増え、関心も高まっていくと考えられます。
まとめ
多くの子どもたちがバレンタインにチョコレートやお菓子を贈っており、年齢が上がるにつれてその割合も高くなっています。お菓子やチョコレートの準備方法としては、「子どもと一緒に手作りする」という回答が最も多く、家族でバレンタインを楽しむ様子がうかがえます。小学生以下の子どもたちは家族に贈るケースが多いものの、中学生になると友人同士で贈り合う「友チョコ」の割合が大幅に増加することがわかりました。また、チョコレートやお菓子をもらう側としても、幼児期後半から半数以上の子どもが受け取っており、中学生になると8割以上の子どもがもらっています。バレンタインは、子どもたちが家族や友達に感謝の気持ちを伝え、親睦を深める良い機会となっているようです。バレンタインを通して、子どもと一緒にお菓子作りを楽しんだり、子どもの成長を見守るのも良いかもしれません。