紅茶 タンニンとは

紅茶には様々な成分が含まれており、その一つに“タンニン”というものがあります。しかしこれを名前で知っていても、具体的には何なのか、どのような役割を果たしているのか、詳しくは知らない方も多いでしょう。今回はそんな紅茶の深層を探り、その不可欠な成分“タンニン”について解説していきます。
紅茶の含有成分「タンニン」とは?
タンニンとカテキンの違い
タンニンとカテキンは、どちらもポリフェノールに含まれる成分で、基本的には同じグループに属します。しかし、これらにはいくつかの微細な違いがあります。カテキンは主に緑茶に豊富に含まれており、フラボノイドの一部として、紅茶よりも軽やかな渋みを与えることが多いです。一方、タンニンは紅茶に含まれるポリフェノールの一種で、特にその強い渋みや色合いに大きく関与しています。カテキンが茶葉に含まれている状態から酸化される過程で、タンニンが生成されるため、紅茶におけるタンニンは、製造過程を経た結果として現れることが多いです。したがって、タンニンとカテキンは、同じ種類の物質であっても、その役割や発生する過程に違いがあります。

タンニンの効果効能
タンニンは健康面でも非常に注目されています。まず、抗酸化作用があり、体内の活性酵素を抑制する働きが確認されています。これにより、老化現象や細胞のダメージを防ぎ、肌や内臓機能の老化を遅らせる効果が期待されます。また、タンニンは抗菌作用もあり、風邪やインフルエンザウイルスへの抵抗力を高めるとされています。さらに、消臭作用もあり、口臭予防や体臭対策として利用されることもあります。その他、アレルギー対策や肥満防止、生活習慣病予防にも有効とされ、日常的に摂取することで健康維持に役立つ成分といえます。これらの効果を考慮すると、紅茶に含まれるタンニンを積極的に取り入れることが、日々の健康に良い影響を与える可能性が高いです。
タンニンの含有量が多い紅茶
紅茶の中でタンニンが豊富に含まれるものには、ウバ、アッサム、ダージリンがあります。ウバはスリランカ南東部のウバ高原で生産され、爽やかな渋味と華やかな花の香りが特徴です。その豊かな渋みの背後には、タンニンが多く含まれており、ストレートでもミルクティーとしても楽しむことができます。アッサムはインド北東部のアッサム平野で栽培され、非常に強いコクと甘みを持つことで知られています。この紅茶はその濃厚な味わいから、ミルクティーにぴったりで、タンニンの含有量も多いため、深い渋みが感じられます。ダージリンは「紅茶のシャンパン」とも称され、香り豊かなマスカルポーネフレーバーが特徴ですが、そのシャープな渋みもタンニンによるもので、爽やかでありながら深みのある味わいを楽しむことができます。

まとめ
タンニンは紅茶の味わいを深くする成分で、健康面においても抗酸化作用があるなど、さまざまな効果を持っています。紅茶の特徴的な渋みや色合いを作り出すのも、このタンニンの役割。タンニンを理解すると、一杯の紅茶がさらに楽しめるようになるでしょう。