離乳食完了期、通称「パクパク期」の赤ちゃんに、さつまいもを使った美味しいレシピをご紹介します。1歳から1歳6ヶ月頃の赤ちゃんは、自分で食べる意欲も高まり、栄養満点のさつまいもは強い味方。手づかみ食べにも最適です。この記事では、豊富なレシピの中から、月齢やアレルギー、調理時間など、様々なニーズに合わせたレシピの探し方をご提案。さつまいもの選び方や栄養、調理のコツまで、詳しく解説します。安心安全な離乳食で、赤ちゃんの健やかな成長をサポートしましょう。
1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)の離乳食について
1歳から1歳6ヶ月頃は、離乳食がほぼ完了し、赤ちゃんが大人と近い食事を摂る準備をする大切な時期です。この時期には、食べ物を口に入れて噛み、飲み込む動作が上達し、色々な食材や味に慣れることが重要になります。多くの赤ちゃんが自分で食べることを楽しみ、食事の自立へと進んでいきます。この大切な時期の離乳食に関する悩みは、管理栄養士、助産師、産婦人科医、小児科医といった専門家への相談が有効です。例えば、管理栄養士、助産師、産婦人科医、小児科医などの専門家が、離乳食に関する疑問や不安に対して、それぞれの専門分野からアドバイスを提供してくれます。
おいしいさつまいもの選び方
さつまいもは、自然な甘さとやわらかい食感で、離乳食の初期からよく使われ、多くの赤ちゃんに好まれる食材です。特に離乳食完了期には、手づかみ食べの練習や様々な料理に使えるため、選び方を知っておくことは、より美味しく安全な離乳食を作る上でとても大切です。美味しいさつまいもを選ぶには、まず見た目をよく見ることが大切です。品種によって色は違いますが、新鮮で良いさつまいもは、全体につやがあり、その品種特有の鮮やかな色をしています。表面に目立つ傷や痛みがあるものは、中が傷んでいるかもしれないので、避けた方が良いでしょう。次に、手に取って重さを確かめることも重要です。一般的に、甘くて美味しいさつまいもは、見た目よりも重く、全体的にふっくらとしています。反対に、細長いものや軽いものは、水分が少なかったり、栄養が足りていないことがあるので、避けるのがおすすめです。また、切ったときの断面がみずみずしいかどうかも、鮮度を見るポイントになります。断面に空洞があるものは、収穫から時間が経っていて鮮度が落ちているサインなので、買ったら早めに使いましょう。さらに、さつまいもの表面にある硬いひげ根にも注意が必要です。ひげ根が硬くて多いものは、中の繊維も硬いことが多いので、赤ちゃんの離乳食には向いていません。芽が出ているものや、表面が黒く変色しているものも、鮮度が落ちているか保存状態が悪い可能性があるので、避けるようにしましょう。これらのポイントを参考に、良いさつまいもを選んで、赤ちゃんの離乳食をより美味しく、栄養豊かにしましょう。
さつまいもに含まれる栄養素
さつまいもは、離乳食完了期の赤ちゃんが成長するために必要な栄養素をたくさん含んだ、優れた食材です。まず、活発に動く赤ちゃんに必要なエネルギー源である糖質が豊富で、効率よくエネルギーを補給できます。また、消化を助け、便秘解消にも役立つ食物繊維も豊富です。食物繊維は腸内環境を整え、規則正しい排便を促します。さらに、さつまいもに含まれるビタミンCは、皮膚や粘膜を健康に保ち、抵抗力を高めます。ビタミンCは熱に弱いですが、さつまいもに含まれるでんぷんがビタミンCを守るため、加熱しても栄養価が損なわれにくいのが特徴です。その他、体内の余分なナトリウムを排出して血圧を調整するカリウムや、抗酸化作用があり細胞を健康に保つビタミンEも含まれています。特に注目したいのは、ヤラピンという成分です。これは、さつまいもを切ったときに出る白い液体で、食物繊維と一緒に腸の動きを活発にし、腸内環境を良くする効果があると言われています。これらの栄養素がバランスよく含まれているさつまいもは、赤ちゃんの成長をサポートする、まさに「スーパーフード」です。
目的別・シーン別!さつまいも離乳食レシピを幅広く検索
当サイトは、1歳~1歳半頃の赤ちゃんを対象とした離乳食、特にさつまいもを使ったレシピを豊富に掲載しています。様々なニーズに合わせて検索できるよう、充実したカテゴリをご用意しました。例えば、忙しいママ・パパに嬉しい「冷凍保存」可能なレシピ、赤ちゃんが自分で食べやすい「手づかみ食べ」にぴったりのレシピなど、実用的な選択肢が満載です。また、食物アレルギーが心配な方のために、「小麦粉」「卵」「乳」不使用のレシピも簡単に検索できます。季節のイベントを盛り上げる離乳食として、「お正月」「節分」「バレンタイン&ホワイトデー」「ひな祭り」「端午の節句」「七夕」「ハロウィーン」「クリスマス」「誕生日」「ハーフバースデー」など、イベントごとのレシピもご用意。さらに、「時短」調理が可能なレシピや、赤ちゃんの体調不良時に役立つ「便秘の時」「発熱時」「下痢の時」「嘔吐の時」「咳が出る時」といった症状別のレシピも掲載し、毎日の離乳食作りをサポートします。
完了期におすすめ!厳選さつまいもレシピ3選
ここでは、栄養士が考案した、離乳食完了期の赤ちゃんにぜひ試してほしい、さつまいもレシピを3つ厳選してご紹介します。簡単に作れて栄養満点、手づかみ食べにも適した工夫がされているので、きっと毎日の離乳食作りに役立ちます。
材料
食パン 1枚
さつまいも 20g
バナナ 20g
作り方
1.さつまいもは皮をむき、約15分水に浸してアクを抜きます。鍋でやわらかくなるまで茹でたら、滑らかなペースト状につぶします。
2.バナナも同様に、ペースト状になるまでつぶします。
3.食パンの耳を切り落とし、半分にカットします。カットした食パン1枚の片面にさつまいもペーストを塗り、もう1枚の片面にバナナペーストを塗ります。
4.2枚の食パンを重ね合わせ、赤ちゃんが食べやすいサイズにカットすれば完成です。
材料
まぐろ油漬け 20g
さつま芋 30g
人参 20g
ほうれん草 葉1枚
牛乳 150ml
水 150ml
片栗粉 少々
作り方
1.さつま芋、人参、ほうれん草を小さく切る。さつま芋は水に15分ほど浸けてアクを抜く。
2.鍋に切った野菜と水を入れ、蓋をして野菜が柔らかくなるまで煮る。
3.まぐろを加えて軽く煮込み、火が通ったら牛乳を加えてさらに弱火で10分ほど煮る。
4.火を止め、水溶き片栗粉を少しずつ混ぜながら加える。再度火にかけ、とろみがつけば出来上がり。
材料
さつま芋 80g
黒ごま 小さじ1/2
きな粉 小さじ1/2
片栗粉 小さじ3
牛乳 大さじ1
作り方
1.さつま芋は皮をむいて薄切りにし、水に15分浸す。鍋で柔らかくなるまで茹で、熱いうちに潰して滑らかにする。
2.ボウルに全ての材料を入れ、よく混ぜ合わせる。10等分にしてスティック状に形作る。
3.フライパンにクッキングシートを敷き、成形したものを並べる。弱火でじっくりと転がしながら焼き、焼き色がついたら完成。
まとめ
この記事では、1歳から1歳6ヶ月頃の離乳食完了期、いわゆるパクパク期におけるさつまいもの離乳食に焦点を当て、そのメリット、選び方、栄養価、レシピ、下ごしらえ、保存方法まで詳しく解説しました。さつまいもは、エネルギー源となる炭水化物、お腹の調子を整える食物繊維、皮膚や粘膜を健康に保つビタミンCなど、赤ちゃんの成長をサポートする栄養素がたっぷり。自然な甘みで食べやすく、ペースト状からスティック状、おやき、サンドイッチ、クリーム煮など、様々な形や調理法で赤ちゃんに提供できます。厚生労働省のガイドラインに沿った信頼性の高い情報と、専門家による相談を通じて、保護者の皆様が安心して離乳食を進められるよう、様々な角度からサポートいたします。この記事が、皆様の離乳食作りと赤ちゃんの健やかな成長のお役に立てば幸いです。
質問:完了期の離乳食にさつまいもはどんな良い影響を与えますか?
回答:さつまいもは、離乳食完了期に最適の食材と言えます。豊富な食物繊維は便秘対策に効果的ですし、様々なビタミンやミネラルが赤ちゃんの成長を後押しします。また、加熱によって甘みが増し、柔らかく調理できるため、赤ちゃんにも食べやすいのが魅力です。手づかみ食べしやすい形状にすることも簡単で、赤ちゃんが自分で食べる力を育むのに役立ちます。
質問:さつまいもを赤ちゃんに与える際の注意点は?
回答:さつまいもは食物繊維が豊富なため、与え方には注意が必要です。離乳食に使う際は、繊維が多い部分を避けるようにしましょう。特に皮の近くは繊維が多いため、皮は厚めに剥くのがおすすめです。また、調理する前に15分ほど水に浸してアク抜きをすることで、えぐみが取れてより美味しくなります。
質問:さつまいもの下準備、どうすれば良い?
回答:赤ちゃんの離乳食にさつまいもを使う際、下ごしらえが大切です。まず、皮は少し厚めに剥き、繊維の多い両端は避けて使いましょう。こうすることで、赤ちゃんが消化しやすくなります。切ったさつまいもは、15分ほど水に浸してアクを取り除くのがポイントです。加熱方法ですが、電子レンジを使う場合は、1cmくらいの輪切りにして、少し水をかけ、ふんわりとラップをして、弱めのワット数(500W程度)で5分ほど加熱すると良いでしょう。鍋で茹でる場合は、同じように輪切りにしたさつまいもを鍋に入れ、ひたひたになるまで水を加えて、柔らかくなるまで煮ます。どちらの方法でも、十分に柔らかくなるまで加熱した後、赤ちゃんの成長段階に合わせて食べやすい大きさに切ってください。完了期なら、指で軽く潰せるくらいの固さの、小さめの角切りやスティック状が良いでしょう。













