宮城でいちご狩り!時期やスポット選びの完全ガイド
春の訪れとともに心ときめく、いちご狩りの季節がやってきます!宮城県は、甘くてジューシーな「仙台いちご」の一大産地。震災からの復興を遂げたいちご農園では、愛情たっぷりに育てられた自慢のいちごたちが、あなたの訪れを待っています。この記事では、宮城でいちご狩りを楽しむための時期やスポット選びのポイントを徹底解説。家族や友人、カップルで、甘酸っぱい思い出を作りませんか?

仙台いちごとは?地域ブランドとしての歴史と現状

宮城県は、東北地方におけるいちご生産の主要地であり、国内でも有数の産地として知られています。そこで栽培されている「仙台いちご」は、2012年に地域団体商標として登録されました。この登録は、仙台いちごの認知度向上、ブランド化による品質管理の徹底、そして消費者に安全で高品質な商品を提供することを目的としています。さらに、宮城県の気候や土壌に適した品種を選定・育成することも視野に入れています。この取り組みによって、宮城県全体で統一された基準のもとで仙台いちごが生産され、ブランド価値が確立されています。
しかし、仙台いちごの産地は、東日本大震災によって大きな被害を受けました。特に沿岸部の亘理町と山元町では、大津波によっていちご栽培施設の大部分が破壊され、一時的に生産が困難になりました。それでも、地域の生産者たちは諦めず、行政や関係機関と協力して、新たな「いちご団地」を建設し、復興に向けて努力しました。その結果、震災から年月を経て、現在では震災前の生産量に近い水準まで回復し、いちご産業は地域の復興の象徴となっています。この復興の過程では、単に生産量を回復するだけでなく、より効率的で災害に強い栽培システムの導入や、新しい技術の活用も進められています。
仙台いちごの品質と安全性を支えているのは、全農みやぎが毎年更新している「仙台いちご出荷指導規格」です。この規格では、いちごのサイズ、色、糖度、鮮度、そして病害虫の有無など、様々な項目について厳格な基準が設けられています。宮城県内の各JA(農業協同組合)は、この指導規格に基づいて仙台いちごを出荷しており、生産者もこの基準を満たすために日々の栽培管理に努めています。この徹底した品質管理と統一された出荷基準があるからこそ、消費者は市場で安全で新鮮、そして美味しい仙台いちごを手に取ることができ、高い評価と信頼を得ています。規格化された品質は、仙台いちごのブランドをさらに強化しています。

宮城県オリジナル品種「もういっこ」の魅力

「もういっこ」は、宮城県が独自に育成し、2008年に品種登録された、宮城県を代表するいちごです。その特徴は、大きく整った円錐形で、果皮は鮮やかな紅色をしています。果肉は淡い赤色で、見た目も食欲をそそります。味は、甘味と酸味のバランスが良く、後味はすっきりとした上品な甘さが広がります。また、果肉がしっかりとしていて日持ちが良いのも特徴です。そのため、贈答品としても人気があり、遠方への発送にも適しています。近年、その美味しさと優れた特性から人気が高まっており、特に東日本大震災以降は作付面積が増加傾向にあります。宮城県のいちご産業を牽引する主力品種としての地位を確立しており、その魅力は、一度食べたら「もう一個」と手が伸びるほどだと言われています。

国民的定番品種「とちおとめ」の確立と宮城での展開

「とちおとめ」は、栃木県で育成され、1996年に品種登録されて以来、日本全国で親しまれている国民的な定番品種です。宮城県の主力品種である「もういっこ」と比べると、一般的にはやや小粒のものが多いですが、大きく育ったとちおとめは特に存在感があります。とちおとめの魅力は、その強い甘味です。一口食べると濃厚な甘さが広がり、多くのいちご愛好家を魅了してきました。また、果実は整った円錘形をしており、見た目の美しさも特徴の一つです。品種名の「とちおとめ」は、いちごが生まれた「栃木」と、女性らしい可憐な印象を持つ「乙女」という言葉を組み合わせて名付けられました。この名前には、育成者のいちごに対する愛情が込められています。宮城県においても、その人気と栽培のしやすさから、多くの生産者が栽培を手掛けており、仙台いちごブランドの一翼を担っています。

宮城の未来を担う新品種「にこにこベリー」

「にこにこベリー」は、数多くの種子の中から選び抜かれた、宮城県が2019年に発表したオリジナル新品種です。最大の特徴は、果実を半分にカットした断面まで鮮やかな赤色に染まっていることで、見た目の美しさが際立っています。果形も整った円錐形をしており、パックに詰めた際の美しさや、ケーキなどのデコレーションに使った際の華やかさも魅力です。味は、酸味と甘味のバランスが良く、どちらか一方が強すぎることなく、互いの良さを引き立て合います。そのため、生食はもちろん、スイーツの素材としても高いポテンシャルを発揮します。「にこにこベリー」という名前には、「いちごを育てる生産者、販売する売り手、そして食べる人が、このいちごを通して笑顔になってほしい」という開発者の願いが込められています。宮城県のいちご産業の未来を担う、期待の新品種として注目されています。

毎年恒例!仙台いちごキャンペーン

仙台いちごの美味しさを広く知ってもらうため、「仙台いちごを味わって、宮城の素敵なものを当てよう!」というテーマで、毎年「仙台いちごキャンペーン」が開催されています。このキャンペーンは、旬を迎えた仙台いちごを堪能しながら、宮城県自慢の様々な特産品や魅力的な商品をゲットできるチャンスを提供するものです。キャンペーン期間中に仙台いちごを購入し、応募することで抽選に参加できるため、消費者にとっても嬉しいイベントとなっています。残念ながら、2025年のキャンペーンは終了しており、たくさんのご応募ありがとうございました。次年度以降も同様のキャンペーンを企画する予定ですので、今後の情報にご期待ください。このようなキャンペーンは、仙台いちごの消費を促進するだけでなく、宮城県全体の魅力を発信する役割も担っています。

宮城のいちご狩り:旬の味覚を堪能できる人気農園ガイド

宮城県では、冬から春にかけていちごが旬を迎える時期に、県内各地でいちご狩りを楽しむことができます。特に仙台市周辺や、いちごの主要な産地である亘理町・山元町には、多くの農園が完熟したいちごの食べ放題を提供しており、家族連れや友人グループで賑わっています。高設栽培システムを導入している農園も多く、楽な姿勢でいちごを摘み取ることができるため、小さなお子様からご年配の方まで、誰もが気軽に楽しめるのが魅力です。ここでは、当社独自の基準に基づいて厳選した、おすすめのいちご狩り施設をランキング形式でご紹介します。

1位: 仙台エリアのいちご狩りスポット

【仙台/いちご狩り】当初、梨狩りを予定していた日が雨予報だったため、キャンセルして別の日に予約を取り直しました。オンラインで簡単に予約でき、3900人以上が体験している人気の施設です。ネット予約に対応しており、オンラインカード決済で2%のポイントが付与されます。あんさんの口コミでは、「オンラインで...」と、その利便性の高さが評価されています。

2位: 杜のいちご(仙台)

【仙台/いちご狩り】「杜のいちご」は、パティシエに愛されるいちごを、家庭でも気軽に楽しめるようにという想いから生まれた農園です。夏いちごも栽培しており、kuniさんの口コミによると、「夏いちごという事で小ぶりでしたが、パフェを作ったりスイーツに合わせて食べるにはちょうど良かったです。とにかく...」と、スイーツに合う品種が好評です。2万人以上が体験しており、ネット予約やオンラインカード決済(2%ポイント付与)も利用可能です。

3位: あそら農園(松島・塩竈)

【松島・塩竈/いちご狩り】「あそら農園」は、景勝地松島のほど近く、車で約15分の場所にあります。観光の合間に気軽に立ち寄れるのが魅力です。宮城県内でも珍しい多種類のいちごを栽培しており、それぞれの完熟したおいしさを堪能できます。体験者キャベさんの口コミには「初めて訪れましたが、農園内には色々な種類のいちごがあり、とても満足できました」と、品種の豊富さに感動した声が寄せられています。これまでに4200人以上が訪れており、インターネット予約やオンラインでのカード決済(ポイント還元あり)が利用可能です。

4位: 石巻・気仙沼エリアのいちご農園

【石巻・気仙沼/いちご狩り】「おいしさと安心を届けたい」という想いのもと、自然の恵みを活かした、いちごづくりに取り組んでいます。人気の食べ比べプランでは、様々な品種を一度に楽しめます。体験者のあさんからは「丁寧な対応に大満足!食べ比べプランはお腹いっぱいになりました」という口コミが寄せられ、その満足度の高さがうかがえます。3700人以上が体験しており、オンライン予約やクレジットカード決済(ポイント付与)が可能です。

5位: 山元いちご農園(白石・蔵王)

【白石・蔵王/いちご狩り】「山元いちご農園」は、東北屈指のいちご産地である山元町に位置する、東北最大規模のいちご農園です。太陽の光をたっぷりと浴びて育った、真っ赤な完熟いちごを、丁寧に栽培し提供しています。時間制限内で思う存分いちごを味わえる食べ放題が人気です。とべりわさんの口コミには「土曜日の夕方の時間帯に予約しましたが、混雑もなく、ゆっくりといちご狩りを楽しめました」と、混雑時でも快適に楽しめる様子が書かれています。これまでに2万人以上が訪れています。

6位: 白石・蔵王エリアの人気いちご狩りスポット

【白石・蔵王/いちご狩り】リピーターが多い、人気のいちご農園です。蓮さんの口コミには「いつもこちらでいちご狩りをさせてもらっています。元々は付き添いがメインでしたが…」とあり、体験の質の高さがうかがえます。これまでに4万人以上が訪れています。

7位: 東北屈指のいちごどころ、山元町でいちご狩り

【白石・蔵王エリア】太陽の恵みをたっぷり浴びた、東北有数のいちご産地である宮城県山元町。こちらの農園では、都内の一流百貨店でも認められる高品質ないちごを栽培しており、その自慢のハウスを開放して、いちご狩りを提供しています。利用客からは「今までいくつかのいちご狩りに行ったことがありますが、ここのいちごは飛び抜けて大きくて、本当に満足しました!」といった声が寄せられており、その品質とサイズに感動する人が続出。9万人以上が訪れる、大人気のスポットです。

8位: 名取市のいちご狩り体験農園

【仙台エリア】名取市に位置するこちらのいちご狩りハウスは、練乳が好きなだけかけられるサービスと、ゆったりと休憩できるスペースが人気の秘密です。収穫したいちごをその場で味わえるのはもちろんのこと、「自宅から近くて便利なので、何度も来ています。旬の時期を過ぎていましたが、それでも十分に美味しいいちごを堪能できました」といった口コミも見られ、アクセスの良さと味の良さがリピーターを生んでいます。これまでに2万人以上が体験しています。

9位: 石巻市で完熟いちごを心ゆくまで

【石巻・気仙沼エリア】石巻市のこちらの農園では、「紅ほっぺ」と「あきひめ」という2種類のいちごを、60分間食べ放題で楽しむことができます。自分で摘み取った、甘くて新鮮ないちごを、リラックスできるスペースでゆっくりと味わえるのが魅力です。利用者の声としては、「インターチェンジからのアクセスも良く、駐車場も広々としています。ビニールハウスの中はもちろん、トイレも清潔で気持ちが良いです」といった意見があり、施設の充実度と清潔さが評価されています。これまでに1万人以上が訪れています。

10位: 仙台近郊で楽しむいちご狩り

【仙台エリア】3600人以上が体験している、仙台エリアで人気のいちご狩りスポットです。利用客からは「11時からの予約で行きましたが、既にあまくて大きないちごはほとんど残っていませんでした。少し残念でしたが…」という声も上がっているため、より満足度の高い体験をするためには、早めの時間帯に訪れることをおすすめします。

11位:宮城県オリジナル品種「もういっこ」を堪能できるいちご狩り農園(白石・蔵王)

【白石・蔵王/いちご狩り】宮城県が誇るオリジナルブランドいちご「もういっこ」を心ゆくまで味わえる農園です。その特徴は何と言っても大粒であること。鮮やかな赤色に輝く大きな「もういっこ」を、自分の手で摘み取り、その場で頬張る贅沢を体験できます。まこさんの口コミには「どうしてもいちご狩りをしたくて色々探して、こちらに決めました。大人も子供も大満足!」と、家族みんなで楽しんだ様子が綴られています。採れたての新鮮ないちごは直売所で購入することも可能です。これまでに3000人を超える人々が訪れています。

12位:当日予約も可能なオハナファーム(白石・蔵王)

【白石・蔵王/いちご狩り】急にいちご狩りに行きたくなった時でも、当日予約を受け付けてくれるのが嬉しい「オハナファーム」。ふじさんの口コミでは「他の農園と比べて...」と、独自の魅力があることが示唆されています。これまでに9100人以上が体験しており、その人気の高さが伺えます。

13位:仙台市内からのアクセスが抜群ないちご狩りスポット

【仙台/いちご狩り】これまで亘理町や山元町まで、わざわざ1時間以上かけていちご狩りに出かけていた人も、自宅からわずか10分程度の場所で気軽に楽しめるようになったと、くまさんの口コミで高評価を得ています。「自宅からこんなに近い場所で...」というコメントからも、そのアクセスの良さが際立つ新しいいちご狩り施設です。すでに5600人以上が訪れています。

14位:仙台に新たに誕生したばかりのいちご狩り施設

【仙台/いちご狩り】toshiさんの口コミには「初めてのいちご狩りでしたが、自宅から車で30分もかからない場所に新しくできたと聞いて予約しました...」とあり、初めてのいちご狩り体験にもおすすめの新しい施設であることがわかります。手軽に行ける距離感も魅力で、オープン以来4000人以上が体験しています。

15位: 松島・塩竈エリアで品種ごとの味を満喫!いちご狩り体験

松島・塩竈エリアで、複数のいちご品種を味わえるいちご狩り農園をご紹介。にこにこベリーや紅ほっぺなど、様々な品種の食べ比べが可能です。体験者からは「家族や友人と訪れ、にこにこベリーと紅ほっぺの味比べをしました。最終的には3種類の品種を楽しめて大満足」といった口コミが寄せられています。4400人以上がその味を体験済みです。

16位: バリアフリー対応!誰もが楽しめるいちご狩り農園(石巻・気仙沼)

石巻・気仙沼エリアにある、バリアフリーに配慮した設計のいちご狩り農園です。足が不自由な方でも安心して楽しめるように工夫されています。利用客からは「足に障害があり歩くのが大変な私に、スタッフの方が『ハウスの近くまで車で行きましょうか』と声をかけてくださり、とても助かりました」といった感謝の声が寄せられています。1700人以上が利用しています。

17位: いちご屋燦燦園(白石・蔵王)- プロも認める高品質いちご

白石・蔵王にある「いちご屋燦燦園」は、有名パティシエや百貨店のバイヤーからも認められる、高品質ないちごを栽培しています。自然の恵みを最大限に活かし、土、水、栽培環境に徹底的にこだわり、美味しさを追求。利用客からは「大きなイチゴがたくさんあり、とても甘くて美味しいです。予約時間よりも少し早く着きましたが、スムーズに入園できました」という口コミが寄せられています。

18位: 山元町の農水産物直売所に併設!いちご狩り施設

山元町にある農水産物直売所に併設されたいちご狩り施設です。施設内にはTSUNAMIハーレー展示館もあり、いちご狩りと合わせて地域の情報や歴史に触れることができます。利用客からは「2025年4月に三春滝桜を見に行く旅行の際、仙台空港から立ち寄りました」という声もあり、観光の途中に立ち寄るのもおすすめです。

19位:高設栽培で楽々!白石・蔵王のいちご農園

【白石・蔵王エリア/体験型観光、いちご狩り】もぎたての新鮮ないちごを心ゆくまで堪能できる農園です。立ったまま収穫できる「高設ベンチ式栽培」を採用しているので、腰をかがめることなく、快適にいちご狩りを楽しめます。特にお子様連れのご家族におすすめです。お客様の口コミでは「甘くて大きなイチゴがとても美味しかった!人気があるので、週末は早めに終了してしまうことが多いようです。早めの時間に行くのがおすすめです。」という声が寄せられています。新鮮なイチゴを求めるなら、早めの来園がおすすめです。

20位:白石・蔵王エリアの穴場いちご狩りスポット

【白石・蔵王エリア/いちご狩り】体験に関する情報のみ提供されており、詳しい施設情報や体験談は掲載されていませんが、白石・蔵王エリアでいちご狩りを検討する際の選択肢の一つとなるでしょう。

21位:栗原・登米エリアでいちご狩り!

【栗原・登米エリア/いちご狩り】栗原・登米エリアにある、いちご狩りができる農園です。詳細情報は限られていますが、この地域ならではの旬のいちごを味わえるスポットです。

まとめ

宮城県は、地域団体商標である「仙台いちご」で知られる高品質ないちごの主要な産地であり、東日本大震災から力強く立ち直ってきました。「もういっこ」「とちおとめ」「にこにこベリー」など、さまざまな品種が栽培されており、それぞれが独自の美味しさで人々を魅了しています。冬から春にかけては、県内各地でいちご狩りが盛んに行われ、採れたての完熟いちごをその場で味わえる体験は、家族連れやカップルに大人気です。仙台市近郊や亘理町・山元町の農園では、高設栽培などの工夫を凝らした設備で、年齢を問わず誰もが楽しめるように配慮されています。いちご狩り以外にも、宮城には松島観光、牛タンをはじめとするグルメ、秋保大滝や鳴子峡の紅葉、SENDAI光のページェントなどのイベント、そして豊かな温泉地、歴史と文化を感じさせるスポットなど、魅力的な観光資源が豊富にあります。いちごを通して宮城県の豊かな自然や文化に触れ、忘れられない旅の思い出を作ってみませんか。

仙台いちごとは?

仙台いちごは、東北地方でトップクラスのいちご生産量を誇る宮城県で栽培されているいちごの地域団体商標です。2012年(平成24年)に商標登録され、知名度の向上やブランド化による品質向上、宮城の気候風土に適した品種の選定などを目的としています。宮城県全域で栽培されており、全農みやぎが定める出荷基準を遵守し、安全で新鮮、そして美味しいいちごとして消費者に届けられています。

東日本大震災後、仙台のイチゴ栽培はどのように変化しましたか?

東日本大震災による大津波は、特に沿岸部の亘理町や山元町において、イチゴ栽培施設に甚大な被害をもたらし、その9割以上が失われるという深刻な状況でした。しかし、生産者の方々は、新たな「イチゴ団地」を建設するなど、不屈の精神で復興に尽力されました。その結果、現在では震災前の生産量をほぼ回復するまでに至り、イチゴ産業は地域の復興を象徴する存在となっています。

仙台で栽培されている主なイチゴの品種は何ですか?

仙台で主に栽培されているイチゴの品種としては、宮城県で開発されたオリジナル品種である「もういっこ」に加え、全国的に広く知られている「とちおとめ」、そして2019年にデビューした宮城県オリジナルの新品種「にこにこベリー」の3つが挙げられます。

宮城県オリジナル品種「もういっこ」にはどのような特徴がありますか?

「もういっこ」は、2008年に品種登録された宮城県生まれのイチゴです。その形状は大きく円錐形で、目を引く鮮やかな紅色をしています。果肉は淡い赤色で、甘味と酸味の絶妙なバランスが特徴。後味がすっきりとした甘さで、果肉がしっかりしているため日持ちが良いという利点もあります。震災以降、作付面積が拡大し、多くの人々に愛されています。

新品種「にこにこベリー」はどのような点が魅力ですか?

「にこにこベリー」は、およそ3万粒もの種子の中から選び抜かれ、2019年に市場に登場した宮城県オリジナルの新品種です。果実の特徴は、断面まで美しい鮮やかな赤色であることと、整った円錐形の果形です。甘味と酸味のバランスが取れており、そのまま食べても、スイーツに使用しても美味しく味わえます。この名前には、生産者、販売者、そして食べる人、全ての人が笑顔になるように、という願いが込められています。

宮城でいちご狩りに最適な時期はいつ頃でしょうか?

宮城県でいちご狩りを楽しむのに一番良い時期は、おおむね冬から春にかけて、具体的には12月頃から5月頃までです。この時期は多くの農園で、旬を迎えた完熟いちごの食べ放題が提供されており、最もおいしいいちごを堪能できます。一部の農園では夏いちごを育てているため、夏場でもいちご狩りが楽しめる場合があります。

いちご狩りは予約なしでもできますか?

多くのいちご狩り農園では、事前の予約をおすすめしています。特に土日祝日やゴールデンウィークなどの連休中は非常に混雑するため、事前にインターネットや電話などで予約をしておくことで、スムーズに入園できます。当日予約が可能な農園もありますが、いちごがなくなり次第終了となることもあるので、早めに予約することをおすすめします。

高設栽培のいちご狩り農園を選ぶ利点は何ですか?

高設栽培とは、いちごの苗を地面よりも高い場所に設置して栽培する方法です。この栽培方法のメリットは、かがむ必要がなく、楽な姿勢でいちごを摘み取れることです。そのため、小さなお子様からベビーカーを利用する方、車椅子の方、ご年配の方まで、幅広い年齢層の方が快適にいちご狩りを楽しめます。また、地面からの泥はねがないため、衛生的であることも特徴です。

宮城県のいちご狩り農園で味わえる主な品種は何ですか?

宮城県のいちご狩り農園では、「もういっこ」や「とちおとめ」、「にこにこベリー」といった宮城県を代表する品種に加えて、「紅ほっぺ」や「あきひめ」など、全国的に人気のある品種を栽培している農園もたくさんあります。農園によっては、複数の品種を一度に食べ比べできるプランを用意しているところもありますので、事前に確認してみることをおすすめします。

いちご狩り以外に宮城で満喫できる観光名所はありますか?

もちろん、宮城県ではいちご狩りの他にも、心惹かれる観光スポットが数多く点在しています。例えば、日本三景として名高い「松島」では、遊覧船でのクルージングや息をのむような絶景を堪能できます。また、仙台名物の「牛タン」を筆頭に、その土地ならではのグルメを味わうのも醍醐味の一つです。秋には「秋保大滝」や「鳴子峡」が鮮やかに色づき、冬には「SENDAI光のページェント」といったイベントが街を彩ります。さらに、「秋保温泉」や「鳴子温泉郷」といった歴史深い温泉地で、旅の疲れをゆっくりと癒すのも良いでしょう。


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